アルヴァレスサウルス科
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アルヴァレスサウルス科 Alvarezsauridae | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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地質時代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前期白亜紀 - 後期白亜紀 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Alvarezsauridae Bonaparte, 1991 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
亜科 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本文参照
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アルヴァレスサウルス科 (学名: Alvarezsauridae) は、小型のマニラプトル類に属し、前期白亜紀から後期白亜紀まで生息した恐竜の一群である[1]。かつては鳥類の分類群と考えられていたが、鳥類との類似性は収斂進化に起因するものとされている[2]。
特徴
[編集]管状の吻部を持ち、内部には細かい歯が多数並んでいる[1]。眼窩の後縁を形成する骨の梁は不完全であり、これは鳥類と共通する[1]。頸部は細長い[1]。前肢は太く短いが、強力な筋肉が付着しており、また太い鉤爪を持つ1本の機能指が存在する[1]。機能指以外の指は進化の過程を経るにつれて徐々に減少したとされる[3]。この前肢は、シロアリのような動物の巣を破壊し、そうした獲物を捕食することに長けていたとする見解がある[4]。
恥骨は後側に向き、また下端は広がらない[1]。後肢と足は細長く、素早い逃走によって捕食者から逃れたと推測される[1]。他の恐竜にはなく真鳥類しか持たない竜骨突起を胸骨に持つことで知られ、これはアルヴァレスサウルス科が鳥類と誤認された理由でもある[2]。
分類
[編集]アルヴァレスサウルス科は南アメリカ大陸を起源とし、北アメリカ大陸を介してアジアへ分布を拡大したと推測されている[4]。南アメリカの属にはアルヴァレスサウルスやパタゴニクス[2]、北アメリカの属にはアルバートニクス[2]、アジアの属にはシュヴウイア[2]やヤキュリニクスが知られる[3]。
- アルヴァレスサウルス科 Alvarezsauridae
- アキレサウルス Achillesaurus
- アルバートニクス Albertonykus
- アルヴァレスサウルス Alvarezsaurus
- ハプロケイルス Haplocheirus
- バンニクス Bannykus
- シユニクス Xiyunykus
- パタゴニクス亜科
- モノニクス亜科
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モノニクス骨格
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g グレゴリー・ポール 著、東洋一、今井拓哉、河部壮一郎、柴田正輝、関谷透、服部創紀 訳『グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版』東洋一、今井拓哉 監訳、共立出版、2020年8月31日、146-147頁。ISBN 978-4-320-04738-9。
- ^ a b c d e 小林快次、久保田克博『モンゴル大恐竜 ゴビ砂漠の大型恐竜と鳥類の進化』北海道大学出版会、2006年7月25日、38頁。ISBN 4-8329-0352-7。
- ^ a b 『鳥のように眠る新種の恐竜をモンゴルで発見~恐竜の生態から明らかになる、鳥類への休眠行動の進化~(総合博物館 教授 小林快次)』(プレスリリース)北海道大学、2023年11月16日 。2023年12月1日閲覧。
- ^ a b 松田眞由美『語源が分かる恐竜学名辞典』小林快次、藤原慎一 監修、北隆館、2017年1月20日、148頁。ISBN 978-4-8326-0734-7。
- ^ 小林快次『恐竜』講談社〈講談社文庫〉、2023年6月28日