のんた丸孝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

のんた丸 孝(のんたまる たかし)は、日本漫画家福島県南相馬市出身[1]

来歴[編集]

1984年、週刊ヤングジャンプ「明日発ちます」でデビュー。以降、1990年前後にかけて同誌系のレーベルで作品を発表。その後はパチンコ漫画誌を中心に執筆。2016年、『縁距離な夫婦』で、躁うつ病の妻との暮らしと葛藤を告白[2][3]

2017年ごろからパチンコ漫画誌の休刊、統廃合が相次ぎ仕事が激減、2018年には無職状態になっていたことが伝えられた[3][4]。そのような状況で、一度は「漫画家を続けていくのは無理」と考え妻に相談したが、「こんなに描けるのにもったいないのでやめない方がいい」という言葉をきっかけに、新たな道を模索。COMITIAに参加し、出版社の企業ブースに作品を持ち込むもニーズに合わず、紙媒体への執着を断ち、電子書籍配信サービスに活動の場を移した[3]

単行本[編集]

  • 『UPTOWN BOYS 1』(ヤングジャンプ・コミックス・ベアーズ) 集英社 1990年9月 ISBN 978-4088613352
  • 『UPTOWN BOYS 2』(ヤングジャンプ・コミックス・ベアーズ) 集英社 1990年11月 ISBN 978-4088613369
  • 『CHA・O! 1』(ヤングジャンプ・コミックス・ベアーズ) 集英社 1991年4月 ISBN 978-4088611952
  • 『CHA・O! 2』(ヤングジャンプ・コミックス・ベアーズ) 集英社 1991年10月 ISBN 978-4088611969
  • 『青葉燃ゆ 第1巻 剣道はセイシュンじゃ!』(ヤングジャンプ・コミックス・ベアーズ) 集英社 1994年8月 ISBN 978-4088618456
  • 『青葉燃ゆ 第2巻 贈られた言葉』(ヤングジャンプ・コミックス・ベアーズ) 集英社 1994年11月 ISBN 978-4088618463
  • 『一太郎ウオッ! 1』(ぶんか社コミックス ヤングテイオーシリーズ) ぶんか社 1997年1月 ISBN 978-4821195442
  • 『一太郎ウオッ! 2』(ぶんか社コミックス ヤングテイオーシリーズ) ぶんか社 1997年1月 ISBN 978-4821195459
  • 『キリモリ&ヤリクリ“CR新海物語”楽勝セレクション』(ニチブンコミックス) 日本文芸社 2004年11月 ISBN 978-4537103571
  • 『縁距離な夫婦 躁うつといわれた嫁との20年日記』(朝日コミックス) 朝日新聞出版 2016年3月 ISBN 978-4022141897

共著[編集]

連載漫画[編集]

短編漫画[編集]

電子書籍[編集]

  • 『カンケツ』 ナンバーナイン 2019年3月
  • 『でぇくのぼう』 ナンバーナイン 2019年7月
  • 『おすもん』 LINEマンガ 2020年4月 -

出典[編集]

  1. ^ のんた丸孝 (2016年5月2日). “南相馬サイン販売会〜南相馬へ”. 「縁距離な夫婦〜躁うつといわれた嫁との20年日記」. 2022年4月11日閲覧。
  2. ^ 4月11日、ご出演いただきました 上柳昌彦あさぼらけ、ニッポン放送、2019年9月16日閲覧。
  3. ^ a b c 連載終了、雑誌は休刊…漫画の仕事がなくなった危機描く漫画 「頑張ってください」とエール”. オトナンサー (2019年1月14日). 2022年2月18日閲覧。
  4. ^ 34年目のプロ漫画家が、無職状態の中気づいたことは「自分から動くこと」だった エキサイトニュース、2018年12月20日配信。[リンク切れ]

参考文献[編集]

『縁距離な夫婦 躁うつといわれた嫁との20年日記』プロフィール他

外部リンク[編集]