呉ソフトウェア工房
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒337-0033 埼玉県さいたま市見沼区大字御蔵1536番地1 北緯35度54分36.3秒 東経139度39分56.7秒 / 北緯35.910083度 東経139.665750度座標: 北緯35度54分36.3秒 東経139度39分56.7秒 / 北緯35.910083度 東経139.665750度 |
設立 | 1985年 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 6030001002441 |
事業内容 | コンピュータソフトウェアの企画、開発および販売 |
代表者 | 代表取締役 石原 彰生 |
資本金 | 10,000,000円 |
外部リンク | http://www.kuresoft.net/ |
株式会社呉ソフトウェア工房(くれソフトウェアこうぼう)は、埼玉県さいたま市に本社を置くコンピュータソフトウェアの企画、開発および販売を事業内容とする日本の企業。
会社概要
社長の呉英二こと石原彰生(1952年 - )はもともと中学校で理科の教師をしていたが、1978年に発売されたシャープのパソコン「MZ-80K」に触れたのをきっかけにマイコンに熱中するようになる。
教師を辞め、フリーのゲームデザイナーとして電波新聞社から何作かの作品を発表したのち、1985年に有限会社呉ソフトウェア工房を設立。1992年、株式会社に改組。
一画面に大量のキャラを登場させる「ゴチャキャラシステム」によるゲーム作りを得意としている。日本ファルコム『英雄伝説 空の軌跡SC』ではシナリオ・スクリプトとして参加[注 1]。
自ら「業界最年長プログラマー」とうたっており[2]、未だなお新しい技術に積極的に取り組んでいく姿勢が有名。2010年10月現在は『ファーストクイーン』のWEB動作化を進めている。
手がけた作品中には社長自身のメタファーである「クレイじいさん」というキャラがよく登場する。
主なソフト
タイトルと発売機種/発売年を記載。
呉ソフトウェア工房設立前
- ポンコツ船サバイバル (PC-88/1983年) - 「マイコン」誌に掲載された後、電波新聞社より製品化。
- ゴールドラッシュ (PC-88/1983年) - 「マイコン」誌に掲載された後、電波新聞社より製品化。
- 空間浮遊都市ゼノン (PC-88/1983年、PC-88SR/1986年、X1/1986年) - 電波新聞社より販売された、縦スクロールシューティング。 PC-88SR専用版は動作速度が向上し、BGM・効果音が追加されている。
- 超次元戦士エプシロン3 (PC-88/1985年) - BPSより販売された、3Dリアルタイムロールプレイング。
呉ソフトウェア工房設立後
- スーパーゼノン ガンマー5 (PC-88/1986年、PC-88SR/1986年、FM-7/1986年、X1/1986年) - 電波新聞社より販売された、縦スクロールアクションシューティング。
- アルゴー (PC-88SR/1986年、PC-98/1987年、FM-7/1988年、X1/1988年) - 初の自社販売ソフト。 3Dリアルタイムロールプレイング。
- シルバーゴースト (PC-88SR/1988年、X1/1988年)
- ファーストクイーンシリーズ
- デュエル (PC-88SR/1989年、PC-98/1990年)
- 川中島異聞録 (PC-98/1992年)
- ダークセラフィム (PC-98/1995年、DOS/1995年)
- デュエルサクセション (PC-98/1996年、DOS/1996年)
- だれでもテニス (Win/2004年)
- ゴルフ始めました! (Win/2005年)
脚注
出典
- ^ 日本ファルコム株式会社 第12期有価証券報告書
- ^ 呉ソフトウェア工房公式サイト内 クレイじいさんの言(2012年1月15日閲覧)
関連項目
- 日本コンピュータゲーム協会
- 石田和久 - 高校時代に同社でアルバイトをしていた。呉英二の教師時代の教え子でもある。PC-8801mkIISR版『スペースハリアー』の移植で知られる。高校卒業後はNEC関連の半導体設計会社、本田技研を経て、イシダR&Dを設立し、自動車向けアプリケーションの開発に携わる。
- 込山健二 - 石田氏の高校での同級生。やはり同社でアルバイトをしており、X1版の『スペースハリアー』の移植で知られる。高校卒業後はシャープでPC商品企画、AQUOSの開発に携わった後、医療機器メーカーで開発業務を行っている。