モヘヤ
モヘヤ・モヘア(英語: mohair)は、アンゴラヤギ(Angora goat)の毛、およびそれらから作った織物。
アンゴラウサギ(Angora rabbit)の毛「アンゴラ」を含める説もある。
特徴
生糸のような光沢をもち、毛足が長く通気性がよく、繊維のコシが強い利点がある。逆に欠点は抜けやすく、静電気が起きやすい。
用途
阪急電鉄では、一部を除き車両の座席にアンゴラヤギの毛織物を用いている。神戸電鉄でも採用例がある(6000系以降の各系列)。
産地
トルコでは年に1回しか毛刈りをしないため長い繊維を産出している。
使用中止の動き
2018年、自然保護団体が南アフリカの牧場にて、モヘヤを採取するヤギに虐待が行われていることを公表。H&Mとザラは、モヘヤ素材を使用した製品の販売を中止する方針を打ち出した[1]。
また、ユニクロも2020年までにモヘヤの使用を中止することを表明した。[2]
脚注
- ^ “H&Mやザラ、モヘアの使用中止を表明 ヤギ虐待の訴え受け”. CNN (2018年5月7日). 2018年5月7日閲覧。
- ^ “ユニクロも「モヘア」使用中止 世界のアパレル動く”. 日本経済新聞(2018年6月6日). 2020年7月16日閲覧。