石澤開
基本情報 | |
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通称 | マイクロ・タイソン[1] |
階級 | ミニマム級 |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1996年11月23日(27歳) |
出身地 | 神奈川県相模原市[2] |
スタイル | オーソドックス[3] |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 11 |
勝ち | 9 |
KO勝ち | 8 |
敗け | 2 |
石澤 開(いしざわ かい、1996年11月23日 - )は、日本のプロボクサー。神奈川県相模原市出身。初代日本ミニマム級ユース王者。第32代日本ミニマム級王者。M.Tボクシングジム所属。
人物
小中学校ではサッカーと空手をやっていて、中学1年生からボクシングを始めた[4]。なお武相高校時代はボクシング部主将を務めた[5]。
高校卒業後、体育教員・スポーツ指導者養成で伝統のある日本体育大学体育学部に進学し、スポーツ科学など学ぶ。[6]教員免許取得、学友会ボクシングに所属 関東大学リーグ戦などで活躍卒業した。
来歴
2017年6月3日に後楽園ホールでポンサポン・シットサイトーンと48.5キロ契約4回戦を戦い、2回1分3秒KO勝ちを収めてデビュー戦を白星で飾った[7]。
その後3連勝して、2018年7月24日に冨田大樹と初代日本ミニマム級ユース王座決定戦を行う予定だったが自身の怪我のため中止となった[8]。同年11月10日に後楽園ホールで行われた「DANGAN216」にて日本ミニマム級10位の井上夕雅と初代日本ミニマム級ユース王座決定戦を行い、6回46秒TKO勝ちを収めて初代日本ミニマム級ユース王者になった[9][10]。なおこの勝利でJBCの発表した最新ランキングで初めてミニマム級日本ランク入りを果たす[11]。
2019年6月1日、後楽園ホールでインドネシアライトフライ級王者のシレム・セランと対戦し、4回2分52秒TKO勝ちを収めた[12]。
2019年9月21日、後楽園ホールで日本ミニマム級2位の谷口将隆と日本ミニマム級王座挑戦者決定戦を行う。5回終了間際に右フックでダウンを奪うも終始スピードとテクニックの差を見せつけられ、8回0-3(74-77×2、74-78)で判定負けを喫し、挑戦権を獲得することは出来なかった[13]。
2020年10月13日、後楽園ホールで日本ライトフライ級9位の多打魔炸獅と対戦し、6回1分41秒TKO勝ちを収めた[14]。
2021年4月21日、後楽園ホールで高田勇仁と対戦し、8回2-0(78-74、79-73、76-76)で判定勝ちを収め、初防衛に成功した[15]。
その後、24歳となったため、ユース王座から卒業という形になった。
2021年10月8日、後楽園ホールで日本ミニマム級王座挑戦者決定戦として日本同級2位の春口直也と対戦し、4回1分21秒TKO勝ちを収め、谷口将隆への挑戦権を獲得した[16]。
そして2022年1月11日、後楽園ホールにて行われた「フェニックスバトル83」のメインイベントで日本ミニマム級王座決定戦として日本同級3位の森且貴と対戦し、8回2分50秒TKO勝ちを収め、日本王座を獲得した[17]。
2022年4月22日、後楽園ホールにて行われた「PXBフェニックスバトル87」でWBO世界ミニマム級王者谷口将隆と2年7ヶ月振りの再戦を行うが、前日計量で石澤がミニマム級のリミットである47.6 kgを2.5 kg体重超過、2時間後の再計量でも200 gしか落ちず49.9 kgと2.3 kg体重超過で計量失格となり、両陣営は協議の末に試合当日午後5時半に計量を行い石沢の体重がミニマム級のリミットより3 kg増以内のの50.6 kg以下であれば試合を実施し、谷口が勝てば防衛、石澤が勝てば空位となる変則条件で試合を行うことになり[18][19][20]、石澤は11回2分29秒TKO負けを喫した[21]。これにより、7月19日に6カ月のライセンス停止処分を科された[22]。
獲得タイトル
戦績
- アマチュアボクシング - 42戦28勝14敗
- プロボクシング - 10戦9勝1敗0分(8KO)
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2017年6月3日 | 勝利 | 2R 1:03 | KO | ポンサポン・シットサイトーン | タイ | プロデビュー戦 |
2 | 2017年8月4日 | 勝利 | 2R 0:44 | TKO | 櫛部好充(K&W) | 日本 | |
3 | 2018年1月30日 | 勝利 | 1R 2:36 | KO | ナーヨレック・シットサイトーン | タイ | |
4 | 2018年4月8日 | 勝利 | 5R 1:35 | TKO | 仲島辰郎(平仲BS) | 日本 | |
5 | 2018年11月10日 | 勝利 | 6R 0:46 | TKO | 井上夕雅(尼崎亀谷) | 日本 | 初代日本ミニマム級ユース王座決定戦 |
6 | 2019年6月1日 | 勝利 | 4R 2:52 | TKO | シレム・セラン | インドネシア | |
7 | 2019年9月21日 | 敗北 | 8R | 判定0-3 | 谷口将隆(ワタナベ) | 日本 | 日本ミニマム級王座挑戦者決定戦 |
8 | 2020年10月13日 | 勝利 | 6R 1:41 | TKO | 多打魔炸獅(TI山形) | 日本 | |
9 | 2021年4月21日 | 勝利 | 8R | 判定2-0 | 高田勇仁(ライオンズ) | 日本 | 日本ユース王座防衛1 |
10 | 2021年10月8日 | 勝利 | 4R 1:21 | TKO | 春口直也(橋本) | 日本 | 日本ミニマム級王座挑戦者決定戦 |
11 | 2022年1月11日 | 勝利 | 8R 2:50 | TKO | 森且貴(大橋) | 日本 | 日本ミニマム級王座決定戦 |
12 | 2022年4月22日 | 敗北 | 11R 2:29 | TKO | 谷口将隆(ワタナベ) | 日本 | WBO世界ミニマム級タイトルマッチ |
テンプレート |
脚注
- ^ “KO率8割超の「マイクロ・タイソン」石沢開「愛称に恥じない試合を」22日に世界王座挑戦”. 日刊スポーツ. (2022年4月14日) 2022年4月15日閲覧。
- ^ DANGAN217 Danganboxing
- ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】ミニマム級 (47.62 kg以下) BOXINGアンテナ
- ^ ボクシングの日本ユース・ミニマム級王座を獲得した 石澤 開(かい)さん タウンニュース 2018年11月29日
- ^ 武相高校ボクシング部 4階級で県王者に タウンニュース 2014年7月3日
- ^ 日体大が慶大に勝利 KO、TKOで4勝/BOX サンスポ 2016年5月14日
- ^ 2017年6月試合結果 日本ボクシングコミッション
- ^ 久我vs和氣が公開計量、同日の日本ユース戦は中止 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月24日
- ^ 船井龍一が右一撃 IBF・S・フライ級挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年11月10日
- ^ 【ボクシング】日本ユース・ミニマム級王座決定戦無敗対決を、オールKOの石澤が制す ベースボール・マガジン社 2018年11月11日
- ^ 2018年11月度ランキング 日本ボクシングコミッション
- ^ 中谷潤人が初回KO勝ち 無傷19連勝で世界アピール Boxing News(ボクシングニュース)2019年6月1日
- ^ 谷口将隆が世界戦敗退から再起 日本挑戦権獲得 オールKO勝ちの石澤はダウン奪うも及ばず Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月21日
- ^ IBFフェザー級10位の阿部麗也が再起戦勝利 天才から凡人に降格も最昇格はお預け Boxing News(ボクシングニュース)2020年10月13日
- ^ 松永宏信が日本S・ウェルター級V3 新鋭の中島玲に判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年4月21日
- ^ 石澤開が日本ミニマム級挑戦権獲得 春口直也を4回TKOで圧倒 Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月8日
- ^ 日本ミニマム級新王者は石澤開 2022年新チャンピオン第1号 森且貴に8回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2022年1月11日
- ^ “石沢は再計量失敗も試合は強行 陣営が谷口を“説得” 当日計量はリミット+3キロが上限”. スポニチ (2022年4月21日). 2022年6月16日閲覧。
- ^ “減量ダメージの大きい王者の谷口…慎重な判断を”. スポニチ (2022年4月22日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “体重超過の相手と戦う谷口将隆 計量舞台裏の叫び「怖い。負けたらどうなるんですか」”. THE ANSWER (2022年4月22日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “初防衛成功の谷口将隆、V2戦は「間隔空けたい」過酷な減量から「近い将来の転級も」渡辺会長”. 日刊スポーツ (2022年4月23日). 2022年4月23日閲覧。
- ^ “世界戦体重超過失格の石沢開6カ月ライセンス停止処分「ボクシングの権威と信用を毀損する行為」”. 日刊スポーツ (2022年7月19日). 2022年7月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 所属プロ選手A級 石澤 開
- 石澤開 (@@k55161203) - X(旧Twitter)
- 石澤開の戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 谷口将隆 |
第32代日本ミニマム級王者 2022年1月11日 - 2022年3月1日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 重岡銀次朗 |