コンテンツにスキップ

カンザス・ジェイホークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2023年1月11日 (水) 09:03; Tiyoringo (会話 | 投稿記録) による版 (フットボール: http://www.ii-web.net/test/nfl_cheer/nfl/49ers_2003.html よりデイナ・スタブルフィールド に変更。)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
カンザス・ジェイホークス
Kansas Jayhawks
Logo
大学カンザス大学
カンファレンスビッグ12カンファレンス
NCAAディビジョンI英語版 (FBS英語版)
体育局長トラヴィス・ゴフ[1]
所在地カンザス州ローレンス市
チーム数16
フットボール場ブース・メモリアル・スタジアム英語版
バスケットボール
アリーナ
ホグランド・バルパーク
野球場アレン・フィールドハウス英語版
その他競技場リムロック・ファーム英語版
マスコットジェイホーク
応援歌I'm a Jayhawk英語版
ウェブサイトkuathletics.com ウィキデータを編集
アレン・フィールドハウス
バスケットボールの考案者であるDr.ジェームズ・ネイスミスはカンザス大学でヘッドコーチを務めていた。

カンザス・ジェイホークス英語: Kansas Jayhawks, 略称 : KUまたはカンザス)は、カンザス大学を代表するスポーツ競技チームである。KUはカンザス州NCAAディビジョンI英語版に属する3校のうちの1校であり、ビッグ12カンファレンスに所属している。これまでに、NCAAディビジョンIで男子バスケットボールが3回、男子クロスカントリーが1回、男子室内・屋外の陸上競技が共に3回、女子屋外陸上競技が1回の、計11回優勝を果たしている。

競技チーム

[編集]

カンザス大学では公式に計16 (男子6種目、女子8種目) のスポーツ種目が存在する。また、ラグビーアイスホッケー、男子バレーボールなどのクラブレベルのスポーツも存在する。かつてはレスリングチームも存在したが、1960年代に廃止された[2]

男子バスケットボール

[編集]
カンザス大学出身の選手ら。

男子バスケットボールチームはカレッジ・バスケットボール界において特に名門校として知られており、最も成功したプログラムの1つである。初代ヘッドコーチはバスケットボールを考案したことで知られるジェームス・ネイスミスなど、これまでに偉大な人物 (選手ではクライド・ラブレットウィルト・チェンバレンジョ・ジョ・ホワイトポール・ピアースフランク・メイソンなど、偉大なコーチでは全米バスケットボールコーチ協会を設立したフォグ・アレン英語版やカレッジバスケにおいて歴代2番目の勝率を収めるアドルフ・ルップ英語版、他にもラルフ・ミラーダッチ・ロンバーグジョン・マクレンドンラリー・ブラウンディーン・スミスレイ・ウィリアムスビル・セルフなど) を多数輩出している。

同大学は1922年と1923年のシーズンにヘルムズ財団英語版のタイトルを獲得し、1952年、1988年、2008年にはNCAA全米選手権を制覇。また、15回のファイナル・フォーに進出しており、通算2000勝以上を記録する大学の1つである。2005年にストリート&スミス英語版が発表した、史上最も偉大なカレッジバスケットボールチームトップ100のリストで、カンザス大学は4位にランクインしている[3]

2008年にESPNが発表した「現代のカレッジバスケットボール界で最も権威あるプログラム」では同大学が2位にランクインした[4]。現在、史上最長の連続NCAAトーナメント出場記録 (31回)[5] と最長の連続勝利シーズン記録 (35回) 、ディビジョンI史上最多勝利シーズン (97回) 、無敗シーズン (1回) などを誇る。また、史上最多の勝ち越しシーズン (勝率.500以上を100回) 、ディビジョンI史上最多のカンファレンス・チャンピオン (63回) 、史上最多のレギュラーシーズン連続カンファレンス・チャンピオン (14回) 、ディビジョンI史上最多のオールアメリカン・ファーストチーム (22人) とオールアメリカン・ファーストチーム選出 (29回) を達成している。

男子バスケットボール永久欠番

[編集]
男子バスケットボール永久欠番一覧
No. 選手 Pos. 在籍期間 No. 選手 Pos. 在籍期間
0 ドリュー・グッデン F 2000–02 4 ニック・コリソン F 2000–03
シェロン・コリンズ 5 G 2006–10
5 フレッド・プラール G 1936–38 7 トゥステン・アッカーマン 2 C 1923–25
ハワード・エンガルマン F 1939–41
8 チャーリー・T・ブラック 1 2 G 1922–24 10 チャールズ・B・ブラック F 1942–43, 1946–47
カーク・ハインリック G 2000–03
11 ジャック・ヴォーン G 1994–97 12 ポール・エンダコット 1 2 G 1921–23
13 ウィルト・チェンバレン C 1957–58 14 ダーネル・ヴァレンタイン G 1978–81
ウォルト・ウェズリー C 1964–66
15 レイ・エバンス G 1942–43, 1946–47 16 クライド・ラブレット 3 C 1950–52
ジョ・ジョ・ホワイト G 1966–69
バド・ストールワース F 1970–72
マリオ・チャルマーズ 5 G 2006–08
22 マーカス・モリス F 2008–11 23 B・H・ボーン 3 C 1952–54
ウェイン・シミエン F 2002–05
25 ダニー・マニング 4 F 1985–88 26 ゲイル・ゴードン G 1925–27
ブランドン・ラッシュ 5 F 2005–08
32 ビル・ブリッジーズ F 1959–61 34 ポール・ピアース F 1995–98
36 アル・ピーターソン C 1925–27 40 デイブ・ロビッシュ F 1969–71
45 レイフ・ラフレンツ F 1994–98
コール・オルドリッチ 5 C 2007–2010
60 マックス・ファルケンシュティーン アナウンサー 1945–2006

参照:[6]

女子バスケットボール

[編集]

女子バスケットボールチームを結成したのは1968-69シーズンである。1973年から2004年までの31年間、同チームはマリアン・ワシントン英語版がヘッドコーチを務め、チームをBig Eight優勝3回、Big 12優勝1回、カンファレンス・トーナメント優勝6回、NCAAトーナメント出場11回、AIAWトーナメント出場4回という成績に導いた。ポストシーズンでの最高成績は、1998年のスウィートシックスティーン進出である。

フットボール

[編集]

KUは1890年フットボールを開始した。オールアメリカンに2回選ばれ、シカゴ・ベアーズで殿堂入りを果たしたゲイル・セイヤーズプロフットボール殿堂入りを果たし、ワシントン・レッドスキンズ第17回スーパーボウルのMVPを獲得したジョン・リギンズ英語版クリーブランド・ブラウンズでプロフットボールの殿堂入りを果たしたマイク・マコマックなどの選手が在籍していた。その他の著名な出身選手はジョン・ヘイドル英語版カーティス・マクリントン英語版デイナ・スタブルフィールド英語版ボビー・ダグラス英語版ノーラン・クロムウェル英語版、そして現NFLのコーナーバックアキブ・タリブ英語版クリス・ハリス・ジュニア英語版などが挙げられる。

同チームは1948年、1969年、2008年のオレンジボウルに3回出場、2008年に優勝している。現在は、1921年にオープンした全米で7番目に古いカレッジフットボール・スタジアムであるメモリアル・スタジアム英語版 (収容人数50,071人) で試合を行っている。2014年9月28日にチャーリー・ワイズ英語版が解雇された後、クリント・ボーエン英語版が暫定ヘッドコーチに就任。2014年12月5日、デビッド・ビーティが次期ヘッドコーチに就任することが発表された。

脚注

[編集]
  1. ^ Report: KU to Hire Travis Goff as Athletic Director”. KSNT. Nexstar Media Group. 2022年1月25日閲覧。
  2. ^ Once a Jayhawk, always a Jayhawk, Mike Elwell”. KUAthletics.com (2016年). 2022年1月25日閲覧。
  3. ^ DAResler. “DAResler's Blog”. daresler.net. February 12, 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月25日閲覧。
  4. ^ The Prestige: The Top 10” (July 28, 2008). March 17, 2017閲覧。
  5. ^ No. 1 seed Kansas earns NCAA-record 28th consecutive tournament appearance”. KUAthletics.com (March 12, 2017). March 12, 2017閲覧。
  6. ^ Jayhawks in the Rafters”. KUsports.com. March 17, 2017閲覧。

外部リンク

[編集]