尾原和啓
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尾原 和啓(おばら かずひろ、Kazuhiro Obara、1970年 - )は、日本の執筆家・IT批評家。インドネシア・バリ島に在住する傍ら、Fringe81執行役員や経産省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーも務める[1][2]。グロービス経営大学院「テクノベートMBA」特別講座講師[3]、BBT大学「ITビジネスの戦い方」講師[2]。
来歴
1970年、大阪府生まれ[4]。灘高等学校、京都大学工学部数理工学科を経て、京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修士課程を修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社しNTTドコモの「iモード」立ち上げを支援。その後、リクルートに転じ、ネットベンチャーのケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、サイバード、オプト、Google、楽天の執行役員を経て現職。楽天が11回目、 Fringe81(フリンジ81)が12回目の転職になる[5]。人と企業が信頼関係を築きながら仕事に応じて雇用関係を結ぶ新しい働き方を実践[1]。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」にも従事[6]。
人物
- 親子三代、医者という家庭で育つ。人が価値だと思ってないことを見つけることに関心があった。小学生の頃は、周りの子供たちを集め、見つけて来た空き瓶の数を競わせ、一番の子に安いお菓子をあげるというゲームを作って、空き瓶を売った金額との差額をもらっていた。大学生時には、中古車販売や家庭教師の斡旋を行うなどしていた[7]。
- 阪神・淡路大震災時は避難所でボランティア活動でボランティアの人々や支援物資のマッチングを行う。この出来事がきっかけで「プラットフォーム」に興味を持つ[8]。
著書
単著
- 『ITビジネスの原理』(NHK出版、2014年1月28日)
- 『ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか?』(NHK出版、2015年6月9日)
- 『稼ぐために働きたくない世代の解体書-モチベーション革命』(News picks×幻冬舎、2017年9月30日)
- 『どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール』(ダイヤモンド社、2018年4月18日)
- 『アルゴリズム フェアネス もっと自由に生きるために、ぼくたちが知るべきこと』(KADOKAWA、2020年1月31日)
共著
- 『静かなる革命へのブループリント』この国の未来をつくる7つの対話(河出書房新社、2014年)
- 『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』(日経BP、2019年3月23日)
- 『ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』(日経BP、2019年9月20日)
出演
テレビ
- ニッポンのジレンマ『ビッグデータのジレンマ大研究@秋葉原』(2015年7月25日)
- フジテレビ『ホウドウキョク〜ビジネスのキモ』(2016年4月7日)
- TOKYO MX モーニングCROSS」にゲスト出演(2016年11月14日)
新聞
- 公明新聞(2014年5月5日)
- 朝日新聞 夕刊別冊「be」(2014年5月19日)
- クーリエ・ジャポン(2014年5月24日)
雑誌
- 月刊PC-Webzine 3月号 Book Review(2014年2月25日)
- 週刊アスキー(2014年2月10日)
- 『ダ・ヴィンチ』4月号 この本にひとめ惚れ(2014年3月6日)
- 『潮 4月号』書評(2014年3月5日)
- 日経コンピュータ 書評(2014年3月20日)
- 日経コミュニケーション 4月号(2014年4月1日)
- 出版ニュース 4月号(2014年4月7日)
- Wired(2015年7月14日)
- 日経ビジネス 特集「社畜卒業宣言」掲載(2015年8月3日)
- 週刊文春(2015年12月24日号)「FAILING FAST」書評掲載
- 日経ビジネス(2016年3月7日)
- スタジオジブリ出版「『熱風』小冊子 4月号 〜日本に定着するラインと、世界に広がるメッセージアプリ〜」(2016年4月8日)
- スタジオジブリ出版「『熱風』小冊子 8月号に掲載(2016年8月10日)
ラジオ
- 宇野常寛のオールナイトニッポン0 (ZERO)(2014年1月31日)
- 文化放送「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB」に出演(2015年8月3日)
- TOKYO FM「未来授業」に出演(2015年9月28日)
- NHK 「マイあさラジオ」
- 『社会の見方・私の視点』にレギュラー出演(2016年4月27日)
- 『どこでも働けるリモートワーク、新しくてじきに普通になる生き方』にレギュラー出演(2016年8月30日)
- 渋谷のラジオ「出会いの渋谷」に出演(2016年7月13日)
- J-WAVE「THE HANGOUT」に出演(2016年9月12日、2016年5月9日)
Webメディア
- 東京IT新聞(2014年2月23日)[13]
- Career Hack
- 情報は独占するな、ギブし続けろ。ITプラットフォーム野郎・尾原和啓の生き方[前編](2015年7月15日)
- バリ島移住→六本木にロボット出勤。ITプラットフォーム野郎・尾原和啓の生き方[後編](2015年7月15日)
- 東洋経済ONLINE
- フェイスブックは「人間関係のOS」になった(2015年7月27日)
- 日経ビジネスオンライン
- 「バリ島より愛を込めて 超サラが先取りする「社畜消滅」後の働き方」(2015年8月7日)
- 日経ビジネスDIGITAL
- 「ネット時代の生き方革命 アマゾンは あなたの敵なのか?」(2016年3月7日)
- DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 対談:尾原和啓(Fringe81執行役員)×篠田真貴子(東京糸井事務所CFO)
- 転職11回。会社から得たいのはお金でなく、自分の成長2015年7月27日
- 会社を辞めた後もgiveし続ける2015年07月31日
- 日刊ゲンダイ「ザ・プラットフォームIT企業はなぜ世界を変えるのか?」
- ニコニコ超会議2016
- 「人工知能は空気を読めるのか?A.Iの限界から考える未来」に落合陽一と共に登壇
- ピースオブケイク「note」に掲載(2016年7月27日)
脚注
- ^ a b 転職11回。会社から得たいのはお金でなく、自分の成長 対談:尾原和啓(Fringe81執行役員)×篠田真貴子(東京糸井事務所CFO)【前編】|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
- ^ a b ITビジネスの戦い方 | Breakthrough Training
- ^ グロービス、2016年度「テクノベートMBA」の全容を発表くまモン水野学氏の「ブランディングデザインと経営」など全7科目
- ^ “転職13回、45歳で拠点を海外にシフト。 「GIVE」を続けることで成長してきた (尾原和啓さん/ライフシフト年齢45歳) | ライフシフトジャパン” (2020年6月24日). 2022年3月19日閲覧。
- ^ バリ島より愛を込めて 超サラが先取りする「社畜消滅」後の働き方 | 日経ビジネスオンライン
- ^ “尾原和啓”. QREATORS. 2019年5月6日閲覧。
- ^ 10回転職した私が、「ゾクゾク」し続ける理由
- ^ 情報は独占するな、ギブし続けろ。ITプラットフォーム野郎・尾原和啓の生き方[前編]
- ^ 糸井重里Twitterコメント
- ^ ITビジネスの原理
- ^ 孫泰蔵氏Facebookポスト
- ^ ザ・プラットフォーム―IT企業はなぜ世界を変えるのか? (NHK出版新書 463)
- ^ <書籍>ネットビジネスの根本が分かる教養書『ITビジネスの原理』
外部リンク
- 尾原@プロセスエコノミー15日間Amazon電子総合1位、6刷!DX進化論も好調 (@kazobara) - X(旧Twitter)
- 尾原 和啓 (kazuhiro.obara) - Facebook