アレチハナガサ
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アレチハナガサ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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Verbena brasiliensis
(2010年6月5日) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Verbena brasiliensis Vell.[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
Verbena bonariensis auct. non L. | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Brazilian vervain |
アレチハナガサ(荒地花笠、学名: Verbena brasiliensis)は、クマツヅラ科クマツヅラ属に分類される、草丈1-2mほどの多年草の一種。河川敷や道端に生育する。
形態・生態
淡紫色の花を咲かせる。花期は一般には8-9月頃とされるが、環境条件によって4月から12月までばらつきがある[2]。近縁のヤナギハナガサに似るが、アレチハナガサは花筒部が短いため萼からあまりつき出ず花色が淡い[3]。
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分布・生育地
日本では、1957年頃から定着が確認されており、現在では本州(東北地方北部を除く)・四国・九州に帰化している[4]。日本の広い地域で分布が拡大しており、1996年以降の調査では全国の123河川のうち74河川で生育が確認されている[2]。セイタカアワダチソウやシナダレスズメガヤといった他の外来植物とともに、河川の在来種の植物の生育を妨げるなど植物相に大きな悪影響を与える恐れがあり、問題視されている[2]。一方で、外来生物法による特定外来生物もしくは要注意外来生物の指定はされていない。
脚注
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Verbena brasiliensis”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年8月13日閲覧。
- ^ a b c 江口佳澄、佐々木晶子、中坪孝之「河川氾濫原における外来草本アレチハナガサの繁殖とその生態学的影響」『保全生態学研究』第10巻第2号、日本生態学会、2005年12月25日、119-128頁、ISSN 1342-4327、NAID 110004741107。
- ^ 岩槻秀明『最新版 街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2014年、484頁。ISBN 978-4-7980-4136-0。
- ^ a b 国立環境研究所. “アレチハナガサ”. 侵入生物データベース ―外来種/移入種/帰化動植物情報のポータルサイト―. 2012年8月13日閲覧。
参考文献
- 岩瀬徹・川名興・飯島和子『校庭の雑草』(4版)全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、2009年、95頁。ISBN 978-4-88137-146-6。
- 亀田龍吉、有沢重雄『花と葉で見わける野草』近田文弘監修、小学館、2010年、79頁。ISBN 978-4-09-208303-5。
関連項目
外部リンク
- "Verbena brasiliensis Vell" (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2012年8月13日閲覧。
- "Verbena brasiliensis". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Verbena brasiliensis" - Encyclopedia of Life
- 波田善夫. “アレチハナガサ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2012年8月13日閲覧。
- いがりまさし. “アレチハナガサ”. 植物図鑑・撮れたてドットコム. 2012年8月13日閲覧。
- 福原達人. “クマツヅラ科”. 植物形態学. 福岡教育大学教育学部. 2012年8月13日閲覧。