酒井忠治
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酒井 忠治(さかい ただはる、1924年(大正13年)1月10日 - 2012年(平成24年)6月9日)は、日本の書家・漢文学研究家。雅号は南山。(財)致道博物館顧問、鶴岡市文化財保護審議委員長、左衛門尉酒井家分家当主、鶴岡書道会顧問。
略歴
- 1924年(大正13年)1月10日 - 旧庄内藩主酒井家20代当主・酒井忠良の次男として山形県西田川郡鶴岡町(現・鶴岡市)に生れる。
- 書家の松平穆堂より指導を受ける。
- 1939年(昭和14年) - 山形県立鶴岡中学校(現・山形県立鶴岡南高等学校)卒業
- 1962年(昭和37年)3月 - 昭和三十六年度学芸員無試験認定 合格
- (財)致道博物館副館長
- 1995年(平成7年)11月27日 - 鶴岡市の文化賞「高山樗牛賞」を受賞。
- (財)致道博物館常務理事
- 2004年(平成16年)10月1日 - 鶴岡市「市制功労特別表彰」を受賞。
- 2010年(平成22年)1月 - NHKカルチャーセンター庄内教室・漢詩講師
- 2011年(平成24年)11月10日 - 「第33回庄内文化賞」を受賞。
- 2012年(平成24年)6月9日 - 死去。
- 6月13日 - セレモニーホール鶴岡で葬儀が行われた。
出版物
寄稿
- 1977年(昭和52年) - 『鶴岡(城下町をたずねて-27-)』 月刊文化財 (169) pp.p38~47
- 1987年(昭和62年) - 『致道博物館の運営について』 博物館研究 22(1) pp.p52~55
- 1988年(昭和63年) - 『「大書家 研堂」近代庄内書道の父 黒崎研堂』 郷土の先人・先覚 荘内日報
- 1988年(昭和63年) - 『正統な書を求める 吉田苞竹』 郷土の先人・先覚 荘内日報
- 2009年(平成21年) - 『藩校「致道館」の伝統と庄内藩の教学』 日本主義 第8号 28
著書
- 1984年(昭和59年) - 『楽只集 - 南山自選百絶句』 自費出版
- 1994年(平成6年) - 『楽只集 第2集 - 酒井南山漢詩集』 自費出版
- 1998年(平成10年) - 『舞志水一七八四四の記』 自費出版
共著
- 1978年(昭和53年) - 『鳥鳴嚶々酒井忠良を偲ぶ』 酒井忠明(共著) 自費出版
編纂
- 2004年(平成16年) - 『松平穆堂先生遺墨集』 鶴岡書道会(出版)
共編
関連書籍
- 2000年(平成12年) - 『南山酒井忠治先生御揮毫偶成十章』 高橋良吉(著)
系譜
- 父:酒井忠良 - 伯爵、旧庄内藩主酒井家16代当主
- 母:酒井萬千子 - 大給近孝(子爵。元府内藩主孫[1]) 妹
- 姉:酒井喜代子
- 兄:酒井忠明 - 旧庄内藩主酒井家17代当主
- 従兄弟:酒井忠一 - 歴史家
- 義姉:酒井慎子 - 酒井忠晄(子爵)長女、忠明 夫人
- 妻:酒井あき子
関連項目
参考資料
- 1986年(昭和61年) - 『庄内人名辞典』 編纂・出版:庄内人名辞典刊行会
- 1987年(昭和62年) - 『昭和人名辞典』 高野義夫
- 1996年(平成8年) - 『日本興信録』
- 1996年(平成8年) - 『平成新修旧華族家系大成』 編纂:霞会館華族家系大成編輯委員会 出版:霞会館
脚注
- ^ 日本弘道會評議員 子爵 大給近孝 『大分県人士録』(大分県人士録発行所, 1914)