コンテンツにスキップ

ハネナガイナゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Dušan Kreheľ (bot) (会話 | 投稿記録) による 2022年6月8日 (水) 00:19個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (More used with only one reference definition: 1 new reference and 1 new reference call.)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ハネナガイナゴ
交尾するハネナガイナゴ
交尾するハネナガイナゴ(2008年10月)
ハネナガイナゴの3D・VRモデル
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: バッタ目(直翅目) Orthoptera
亜目 : バッタ亜目 Caelifera
下目 : バッタ下目 Acrididea
上科 : バッタ上科 Acridoidea
: バッタ科 Acrididae
亜科 : イナゴ亜科 Oxyinae
: Oxyini
: イナゴ属 Oxya
: ハネナガイナゴ O. japonica
学名
Oxya japonica
(Thunberg1824)
和名
ハネナガイナゴ
英名
Japanese grasshopper
亜種
  • O. j. japonica
  • O. j. vitticollis

ハネナガイナゴ(翅長稲子、学名: Oxya japonica japonica[1])は、バッタ目バッタ科昆虫。いわゆるイナゴの仲間。

特徴

コバネイナゴによく似るが、翅の先端が腹端、および後肢腿節端を大きく超える。しかしコバネイナゴの長翅型にも同様の翅長を持つものがあり、同定にはオス交尾器の形状確認を要する[2]。メスにおいては生殖下板に2本の隆起線が見られ[2]、コバネイナゴとの区別が可能である。また、メスの生殖下板後縁、および腹部第3背板の下部後縁には棘状の突起が見られる。

分布

日本本州四国九州種子島屋久島奄美大島沖縄本島久米島南大東島宮古島石垣島西表島与那国島)、中国台湾東南アジアインドスリランカ[1]

近縁種

脚注

  1. ^ a b 日本産昆虫学名和名辞書(DJI)”. 昆虫学データベース KONCHU. 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室. 2011年11月2日閲覧。
  2. ^ a b 大町 文衞 種としてのコバネイナゴとハネナガイナゴ 遺伝學雑誌 21(5-6), 79-79, 1946

参考文献

  • 宮武頼夫・加納康嗣編著『検索入門セミ・バッタ』保育社、1992年、51頁。ISBN 4-586-31038-3 
  • 市川顕彦 著「日本の鳴く虫一覧:直翅目」、大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター編著 編『鳴く虫セレクション : 音に聴く虫の世界』東海大学出版会〈大阪市立自然史博物館叢書〉、2008年、246-321頁。ISBN 978-4-486-01815-5 
  • 福田晴夫ほか『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方 : 野山の宝石たち』(増補改訂版)南方新社、2009年、132頁。ISBN 978-4-86124-168-0 
  • 村井貴史、伊藤ふくお『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』日本直翅類学会監修、北海道大学出版会、2011年、389頁。ISBN 978-4-8329-1394-3 

関連項目

外部リンク