印鑰神社 (八代市)
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印鑰神社 | |
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印鑰神社 (八代市) | |
所在地 | 熊本県八代市鏡町鏡村1 |
位置 | 北緯32度34分2.38秒 東経130度39分40.47秒 / 北緯32.5673278度 東経130.6612417度座標: 北緯32度34分2.38秒 東経130度39分40.47秒 / 北緯32.5673278度 東経130.6612417度 |
主祭神 | 蘇我石川宿禰 |
社格等 | 村社 |
創建 | 1198年(建久9年) |
別名 | いんにゃくさん |
例祭 |
春季大祭 秋季大祭 |
主な神事 | 鮒取り神事 |
印鑰神社(いんにゃくじんじゃ)は、熊本県八代市鏡町鏡村にある神社である。旧社格は村社。
由緒
1198年(建久9年)、球磨地頭相良長頼が、弟の為頼に命じて、鏡ヶ池の近くに社殿を建立し、武内宿禰の第3子である石川宿禰の分霊を勧請し創祀した[1]。
神社名の「印鑰」は、律令制において令制国の国庁が朝廷から預かった「公印」(印)と、正倉の「鍵」(鑰)を意味している。これらの印と鍵は大変重要であり、天皇の名代とも考えられたので、平時は別殿に厳重に保管され大切に祀られていたという。このことが、印鑰神社のはじまりと言われている[2]。
印鑰神社の御祭神は蘇我石川宿禰であるが、これは蘇我氏が朝廷の財政管理官であった事に由来するのではないか、と考えられている[3]。春季大祭の「鮒取り神事」は「いんにゃく祭り」として知られ、国内でも珍しい神事の一つとして多くの参加者や観光客で賑わう。
御祭神
- 石川宿禰(いしかわのすくね) - 武内宿禰の第3子
例祭日
境内社
出典
参考文献
- 熊本県教育会・石川愛郷編纂 『八代郡誌』 1927年、(1973年再刊行、臨川書店)、459-462頁
- 熊本日日新聞編纂・発行 『熊本県大百科事典』、1982年、67頁
- 永松豊蔵編著 『鏡町史』 鏡町役場、1982、上巻、292-334頁、下巻1042-1054頁
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、174頁