(4953) 1990 MU

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
(4953) 1990 MU
(4953) 1990 MUと地球の軌道の交差。最短距離はたった407万kmしかない。
(4953) 1990 MUと地球の軌道の交差。
最短距離はたった407万kmしかない。
仮符号・別名 1990 MU
分類 小惑星
軌道の種類 アポロ群
地球近傍天体(PHA)
金星横断小惑星
地球横断小惑星
火星横断小惑星
軌道要素と性質
元期:TDB 2456200.5 (2012年9月30.0日)
軌道長半径 (a) 1.62112891 AU
近日点距離 (q) 0.5554884 AU
遠日点距離 (Q) 2.68676947 AU
EMoid 407万3000 km
離心率 (e) 0.6573447
公転周期 (P) 753.919114 日
(2.06 年)
平均軌道速度 0.47750481 度/日
軌道傾斜角 (i) 024.39522 度
近日点引数 (ω) 077.71811 度
昇交点黄経 (Ω) 077.76254 度
平均近点角 (M) 344.26564 度
前回近日点通過 JED 2456233.4512
(2012年11月1日)
次回近日点通過 JED 2456987.3703
(2014年11月25日)
物理的性質
直径 2.80 km
自転周期 14.218 時間
(0.59242 日)
絶対等級 (H) 14.1
アルベド(反射能) 0.52
発見
発見日 1990年6月23日
初撮影年 1974年
発見者 ロバート・マックノート
Template (ノート 解説) ■Project

(4953) 1990 MUとは、アポロ群に属する地球近傍天体の1つである。

発見[編集]

1990 MUは、1990年6月23日ロバート・マックノートが発見した。しかし、観測されたのはそれから3晩のことであり、このときには十分に軌道を確定することができなかった。しかしその後、1974年に撮影された6枚の甲板写真に1990 MUが撮影されている事がわかり、軌道が確定し小惑星番号が付与された。

軌道[編集]

(4953) 1990 MUの軌道

1990 MUの軌道は、近日点距離が金星軌道の内側、遠日点距離が火星軌道の外側にある、離心率0.657のかなりゆがんだ楕円軌道である。軌道傾斜角は24.40度あり、1990 MUはこの軌道をほぼ2年かけて公転している。特に地球軌道とはほぼ交差といえるほど近く、最も短いところでは407万3000kmしか離れていない。このため、地球近傍小惑星の中でも、潜在的に危険な小惑星(PHA)である。2058年6月5日には地球から345万km(0.0231AU)と、までの距離の10倍以内の距離まで接近する。ちなみに金星にも衝突可能性があり、1948年10月10日には金星から641万km(0.0428AU)まで接近した。

物理的性質[編集]

1990 MUの絶対等級は14.1等級、直径は2.8kmであると推定されている。これは潜在的に危険な小惑星(PHA)の中で最も大きい可能性がある。また、14時間13分で自転している。

その他[編集]

欧州宇宙機関ガイア計画では、ヤルコフスキー効果を測定する有望な小惑星の1つに1990 MUを選んでいる。

関連項目[編集]

出典[編集]


前の小惑星:
木辺成麿 (小惑星)
小惑星
(4953) 1990 MU
次の小惑星:
エリック (小惑星)