高梁市郷土資料館

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高梁市郷土資料館
地図
施設情報
事業主体 高梁市
所在地 岡山県高梁市向町21
位置 北緯34度47分40.8秒 東経133度37分4.1秒 / 北緯34.794667度 東経133.617806度 / 34.794667; 133.617806座標: 北緯34度47分40.8秒 東経133度37分4.1秒 / 北緯34.794667度 東経133.617806度 / 34.794667; 133.617806
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高梁市郷土資料館(たかはししきょうどしりょうかん)は、岡山県高梁市向町にある市立郷土資料館1978年に郷土資料館として開館した。1904年竣工の建物は「旧高梁尋常高等小学校本館」の名称で高梁市の有形文化財に指定されている[1]

歴史[編集]

日露戦争中の1904年(明治37年)に高梁尋常高等小学校本館として建設された洋風木造建築である。地元の臥牛山国有林から採れた、柾目で節がない良質な材を用いて建てられた[1][2]。工事監督主任は大工の妹尾友太郎であるが、妹尾は建築の近代教育を受けていない人物とされている。1階は職員室や生徒控室などであり、2階は講堂である。講堂には桃山風の二重折上格天井が用いられている[1][2]。なお、一般教室は南側(後に高梁市立高梁中央図書館が建った)や北側に接続していた。

1972年昭和47年)まで現役の校舎として使用されたが、同年に高梁小学校が移転すると、1978年(昭和53年)に高梁市郷土資料館となった。江戸時代から昭和初期にかけての生活用具など約3,000点を展示している[2]

周辺[編集]

JR西日本伯備線備中高梁駅から徒歩10分。

南隣には2019年2月24日に開館した山田方谷記念館がある。この建物は2016年まで旧高梁市立高梁中央図書館として使われていた(備中高梁駅隣へ移転後の2017年2月4日高梁市図書館として開館)。また、北側には高梁市総合福祉センターがある。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 旧高梁尋常高等小学校本館 - 高梁市、2017年6月1日閲覧。
  2. ^ a b c 郷土資料館 - 高梁市、2017年6月1日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「旧高梁尋常高等小学校校舎の建築調査」『奈良文化財研究所紀要』奈良文化財研究所、2013年

外部リンク[編集]