高桑純夫

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高桑 純夫(たかくわ すみお、1903年6月4日-1979年5月21日)は、日本の哲学者、思想評論家

東京女子医科大学教授、愛知大学教授を歴任。

来歴[編集]

奈良県出身。上智大学文学部哲学科卒。1940年陸軍士官学校教授。中世スコラ哲学を研究するが、戦後唯物論哲学に転じ主体性論争で活躍。

1965年原水爆禁止国民会議事務局長。

著書[編集]

  • 『提要独逸小文典』南山堂書店 1936
  • 三木哲学 哲学の本質への反省』夏目書店 1946
  • 『中世精神史序説 アウグスチヌス研究』みすず書房 1947
  • 『ヒューマニズム研究』夏目書店 1947
  • 『個性について』北隆館 1948
  • 『唯物論と主体性』国土社 1948
  • 『主体性と実存』塙書房 1948
  • 『実存主義者サルトルをめぐつて』草美社 1948 
  • 『人間の自由について』1949 岩波新書
  • 『自由の構造』塙書房(はなわ叢書) 1949
  • 『二つの世界観』毎日新聞社(毎日選書) 1950
  • 『真実に生きる 若き人々のために』改造社 1950
  • 『真実に生きる 続』改造社 1950
  • 『近代の思想』毎日新聞社(毎日ライブラリー) 1950
  • 『ある魂の病歴 人生論ノート』志摩書房 1951
  • 『如何に生くべきか』河出書房(市民文庫) 1952
  • 『今日を生きる人間』東和社 1952
  • 『哲学入門 見るものから働くものへ』光文社(考える世代とともに) 1953
  • 『現代イデオロギー』1954 (要選書)
  • 『憲法改変の情勢に抗して とくに再軍備問題を中心に』憲法擁護国民連合(平和憲法シリーズ) 1954
  • 『考えることと為すこと 現代思潮の一隅から』社会思想研究会出版部(現代教養文庫) 1956
  • 『現代に生きる思想』理論社(私の大学・社会思想講座・20世紀の思想とモラル) 1956
  • 『古典人の言葉』実業之日本社(現代に生きる言葉双書) 1956
  • 『日本のヒューマニスト』英宝社 1957
  • 『生活のなかの自由』実業之日本社(現代を生きる考え方双書) 1957
  • 『人生論ノート』1959 (青春新書)
  • 『倫理学入門』青春出版社 1961
  • 『若い人への言葉 人間形成の思想』1962 (青春新書)
  • 『人間の条理 哲学に何をまなぶか』青春出版社 1966
  • 『近代哲学思想史要』世界書院 1978

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  • 『自我と実存』白揚社 1948
  • 『哲学と文学』塙書房 1948 
  • 『人権の思想』毎日新聞社(毎日ライブラリー) 1962

翻訳[編集]

参考[編集]

  • 日本人名大辞典