銀河高原ビール

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株式会社銀河高原ビール
GINGA KOGEN BEER CO. LTD.,
本社所在地 029-5703
岩手県和賀郡西和賀町沢内字貝沢3地割647番地1[1]
設立 1994年11月14日[1]
業種 食料品
法人番号 9400001005932
事業内容 酒類の製造・販売、ホテルの経営等[1]
代表者 小谷昇義(代表取締役社長
資本金 5,000万円
発行済株式総数 70,940株[1]
売上高 9億3,000万円 (2016年10月期)[1]
営業利益 2,600万円 (2016年10月期)[1]
経常利益 4,000万円 (2016年10月期)[1]
純利益 1,000万円 (2016年10月期)[1]
純資産 ▲1億5,800万円 (2016年10月期)[1]
総資産 7億8,800万円 (2016年10月期)[1]
主要株主 ヤッホーブルーイング 100%
外部リンク http://www.gingakogenbeer.com
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株式会社銀河高原ビール(ぎんがこうげんビール)は、岩手県和賀郡西和賀町にあるビールメーカーである。

ビールの概要[編集]

製造している銀河高原ビールのスタイルは、ヴァイツェンを元に独自にアレンジしたもの。

ドイツ産の大麦麦芽と小麦麦芽、ドイツ産のホップを100%使用し、和賀岳伏流水を汲み上げて使用している。熱殺菌濾過を行わないため、生きているビール酵母の味が特徴[2]

製品ラインアップ[編集]

(2017年3月現在)

経営母体の推移[編集]

1996年7月、岩手県沢内村(現・西和賀町)の村興し事業として、岩手県の住宅メーカー東日本ハウス株式会社(現・株式会社日本ハウスホールディングス)の創業者の中村功が東日本ハウスの子会社として銀河高原ビール株式会社を設立[3]。当初は、沢内村のリゾート施設で地ビールの製造・販売を行っていた。

創業後、地ビールブームにのり順調な滑り出しを見せたが、2001年(平成13年)にはブームの沈静化を受け、高山、阿蘇の2工場を閉鎖。那須工場とOEMの生産体制とした。

2001年12月に会社分割を実施して、新たに銀河高原ビール株式会社を設立すると共に旧銀河高原ビール株式会社を高原販売株式会社と会社名を変更して特別清算。その後も黒字化には至らず2005年(平成17年)、再び会社の清算を決定[4]、2006年3月に東京地方裁判所より特別清算の開始決定を受けた。負債総額は126億円[5][6]ブランドや製造販売などはOEM生産元でもあった関連会社の東日本沢内総合開発株式会社(岩手県和賀郡西和賀町)が承継し、那須工場および併設する那須ビール園は閉鎖となった。

2010年(平成22年)2月1日付で、商号を東日本沢内総合開発株式会社から「株式会社銀河高原ビール」に変更した[7]。さらに2011年12月21日には株式交換により東日本ハウス株式会社の完全子会社となった[8]

2017年9月28日、日本ハウスホールディングスは保有する全株式をクラフトビール最大手のヤッホーブルーイングに同年10月31日に譲渡することを取締役会で決議した[1][9]

関連施設[編集]

ホテル森の風 沢内銀河高原(休館)[編集]

旧称「沢内銀河高原ホテル」[10]。沢内高原温泉に建つ宿泊施設。ここが創業の地であり、現在も銀河高原ビールの本社所在地かつ唯一残った醸造所の所在地となっている。日本ハウスホールディングスグループの株式会社東日本ホテルが経営していた[11]。ビール工場が併設され、ここで製造されたビールを施設内のレストランで飲むことができる[12]。かつてトナカイ[13]が実際に飼育され、ソリを牽かせるアトラクション[14]も行われた。

前記した2017年の銀河高原ビールの経営主体変更に際しては、当初譲受先のヤッホーブルーイングは運営を継続する意向を示していたが、実際の譲受直前に方針を一転させ、10月31日をもって休館することとなった[15]。従業員の雇用は継続する見通しであるが再開は未定である[15]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k 連結子会社の異動を伴う株式等譲渡に関するお知らせ (PDF) 日本ハウスホールディングス (2017年9月28日) 2017年9月28日閲覧
  2. ^ 『小麦のビール』をはじめ、製品によってはフラッシュパストライザーによる熱処理が施されている。よくある質問 銀河高原ビール
  3. ^ 銀河高原ビールの歴史”. 銀河高原ビール. 2016年9月21日閲覧。
  4. ^ 子会社の清算に関するお知らせ (PDF)”. 東日本ハウス株式会社 (2005年8月25日). 2016年9月21日閲覧。
  5. ^ 子会社の清算に関するお知らせ (PDF)”. 東日本ハウス株式会社 (2009年2月23日). 2016年9月21日閲覧。
  6. ^ “銀河高原ビール(株)”. 東京商工リサーチ. (2006年3月22日). http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1197948_1588.html 2017年10月8日閲覧。 
  7. ^ 四半期報告書(第42期第1四半期) (PDF)”. 東日本ハウス株式会社. 2016年9月21日閲覧。
  8. ^ 東日本ハウス株式会社による株式会社銀河高原ビールの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ (PDF)”. 東日本ハウス株式会社 (2011年12月21日). 2016年9月21日閲覧。
  9. ^ “ヤッホー、銀河高原ビール買収へ シェア拡大へ立て直し”. 朝日新聞. (2017年9月28日). http://www.asahi.com/articles/ASK9X5T0XK9XULFA02D.html 2017年9月28日閲覧。 
  10. ^ 沢内高原温泉”. 株式会社ゆこゆこ. 2016年9月21日閲覧。
  11. ^ グループ会社紹介”. 株式会社日本ハウスホールディングス. 2016年9月21日閲覧。
  12. ^ 銀河高原めぐり(館内施設のご案内)”. 森の風 沢内銀河高原. 2016年9月21日閲覧。
  13. ^ 現在でも銀河高原ビールの缶に印刷されているように、一種シンボル的な扱いを受けている。
  14. ^ 沢内銀河高原ホテル”. 株式会社ミモエージェント. 2016年9月21日閲覧。
  15. ^ a b “継続一転、31日から休館 西和賀・銀河高原ホテル”. 岩手日報. (2017年10月31日). http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20171031_1 2017年11月19日閲覧。 

外部リンク[編集]