鈴木まどか (エジプト学者)

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鈴木 まどか(すずき まどか、1945年(昭和20年)[1] - 2018年(平成30年)1月17日[2])は、昭和から平成時代のエジプト学者

経歴[編集]

愛知県に生まれる[1]1968年東京芸術大学美術学部を卒業すると同時にエコール・デュ・ルーヴルに入学し、エジプト考古学美術史を専攻する[3]1973年に日本人として初めて同校を正式に卒業した[3]。引き続き同校の研究課程に進み、1978年ディプロマを取得し、卒業した[3]1979年ソルボンヌ大学の修士号を取得[3]1991年比治山女子短期大学教授に就任[3]。1992年にソルボンヌ大学大学院博士課程を修了[1][3]。1993年には比治山大学現代文化学部教授に就任[3]2001年倉敷芸術科学大学芸術学部教授に着任し、2015年3月に定年退職した[4]1981年から1986年にかけてエジプトのアコリス遺跡の発掘隊長を務める[1]。以来、ミイラ包装に用いた銘や図入りの葬祭用亜麻布の調査、エジプト宗教やミイラ化儀式について研究を行った[1]

2015年(平成27年)に大学を定年退職後にNPO法人地域資源文化研究所を設立した[2]

2018年(平成30年)1月17日、自宅のある千葉県船橋市交通事故により死去した[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 『クレオパトラ 謎の海底宮殿 講談社プラスアルファ文庫』著者紹介
  2. ^ a b c 鈴木まどか先生を偲ぶ”. 山陽技術振興会. 2021年7月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 記念講演会 | アーカイブズ | 福岡市博物館”. museum.city.fukuoka.jp. 2023年6月18日閲覧。
  4. ^ 鈴木まどか教授退任記念講演”. 2023年6月18日閲覧。