金紅石

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ルチル(金紅石)
ルチル
分類 酸化鉱物
化学式 TiO2
結晶系 正方晶系
へき開 2方向に明瞭
モース硬度 6 - 6.5
光沢 金剛光沢
赤褐色、金黄色
条痕 褐色
比重 4.2
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ルチル(rutile)とは、二酸化チタン(TiO2)の結晶の1つで、正方晶系鉱物である。名はラテン語の「rutilus」(金紅色)に由来しており、金紅石(きんこうせき)とも呼ばれる。火成岩変成岩などに広く産するチタンの重要な鉱石鉱物で、チタンの単体を取り出すためにも使用される。

なお、ルチルと同様の組成式で表される鉱物に、鋭錐石(アナテース)、板チタン石(ブルカイト)が有る。

宝石としてのルチル[編集]

ルチルを含む水晶のペンダント。針状の内包物がルチルで、これは「針入り水晶」などと呼ばれる。

屈折率は2.62-2.90とダイアモンドを上回るが、天然に産するルチル自体は透明でないため、宝石としてはほとんど用いられない。

ただ、石英の中にルチルの針状結晶が入る場合も有り、これは「針入り水晶」などと呼ばれ、装飾品として利用される場合が有る。また、ルビーサファイアに含まれるルチルは、スター効果を起こす。これは、ルチルが双晶になり易いためである。

人工宝石としてのルチルは、1948年より生産が開始された。1950年代中頃までは無色透明な物が「Titania」(ティタニア)、レインボーダイヤモンドといった名でダイヤモンドの代用品として盛んに生産された。しかし、モース硬度が低い上に、別種のダイヤモンドのイミテーション、チタン酸ストロンチウムの製法が発見されると、すぐに廃れた。

ルチルグループ[編集]

結晶構造[編集]

ルチルの単位格子。チタン原子は灰色、酸素原子は赤色。

ルチルは、ルチル型と呼ばれる正方晶系の結晶で、各パラメーターはa=4.584 Å、c=2.953 Åである[1]。したがって、その密度は4240 (kg/m3)である。

脚注[編集]

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  1. ^ Diebold, Ulrike "The surface science of titanium dioxide" Surface Science Reports 48 pp. 53-229 doi:10.1016/S0167-5729(02)00100-0

参考文献[編集]

  • 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5
  • 国立天文台編『理科年表 平成20年』丸善、2007年。ISBN 978-4-621-07902-7
  • 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2

関連項目[編集]

外部リンク[編集]