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花のサンフランシスコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「花のサンフランシスコ」
スコット・マッケンジーシングル
初出アルバム『The Voice of Scott McKenzie』
B面 ホワッツ・ザ・ディファレンス
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1967年
ジャンル フォークロック
時間
レーベル オード・レコード
作詞・作曲 ジョン・フィリップス
プロデュース ルー・アドラー、ジョン・フィリップス
チャート最高順位
スコット・マッケンジー シングル 年表
No, No, No, No, No
(1966年)
花のサンフランシスコ
(1967年)
Look in Your Eyes
(1967年)
テンプレートを表示

花のサンフランシスコ」(San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair))は、スコット・マッケンジー1967年に発表した楽曲。同年6月16日から3日間、カリフォルニア州モントレーで開かれた野外コンサート「モントレー・ポップ・フェスティバル」のプロモーションのために、ママス&パパスジョン・フィリップスが書いた。

概要

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アメリカ合衆国では1965年頃より花が若者たちの反戦の象徴に用いられ[注釈 1]、フラワー・パワー(Flower powerと呼ばれるスローガンが生まれた。フィリップスはプロデューサーのルー・アドラーと共にモントレー・ポップ・フェスティバルの開催の中心的役割を担っており、彼はフラワー・パワーを踏まえ本曲を書き上げた。

フィリップスとマッケンジーは旧知の仲だった[注釈 2]。レコーディングではフィリップスがギターを弾き、ジョー・オズボーン(ベース)、ハル・ブレイン(ドラムズ)、ゲイリー・L・コールマンら(グロッケンシュピールチューブラーベル)らが参加した。プロデューサーはアドラーとフィリップスが務めた[2]

1967年5月4日、シングルA面曲として発売[1]。B面はマッケンジーが書いた「ホワッツ・ザ・ディファレンス(What's the Difference)」。同年6月に同フェスティバルのテーマ・ソングに用いられた後、7月1日付のビルボード・Hot 100で4位を記録した[3]全英シングルチャートで1位を記録し、ビルボードの1967年の年間チャート48位を記録した。

D・A・ペネベイカーが監督した同フェスティバルの記録映画『Monterey Pop』(1968年12月公開)の冒頭で流れる。

カバー・バージョン

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脚注

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注釈

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  1. ^ 若者たちは花で着飾ったり、髪の間に差し挟んだりした。
  2. ^ かつて共にニューヨークでドゥーワップ・グループのアブストラクツ、その後フォーク・トリオのザ・ジャーニーメンを結成した。

出典

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関連項目

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先代
ビートルズ
愛こそはすべて
全英シングルチャート 1位
1967年8月9日 - 8月30日(4週)
次代
エンゲルベルト・フンパーディンク
ラスト・ワルツ