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細川温子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

細川 温子(ほそかわ よしこ、1918年6月23日[1] - 1940年8月10日[2])は、日本の華族家の女性。旧姓近衛。通称オンチ[3]あるいはオンチャン、ブタ公[4]

近衛文麿の次女。母は千代子。外祖父は毛利高範

1936年3月、女子学習院を卒業。1937年4月、木戸幸一夫妻の媒酌で、京都帝国大学大学院在学中の細川護貞と結婚[5][6]。このとき行われた仮装パーティで近衛文麿はヒトラーに扮したが、その写真が市中に出回って話題となり、木戸幸一は「つまらんものになったな」と呟いたとされる[7]

1年余りの闘病生活を経て[4]、二児を遺して結核により早世した。細川護貞は「明るく現代的な人だけに突然、結核で亡くなったときには非常なショックを受けた。温子との結婚生活はわずかに四年しかなかった」[8]と回想している。墓所は南禅寺天授庵

家族

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脚注

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  1. ^ 華族名簿. 昭和12年6月1日調”. 国立国会図書館デジタルコレクション. 国立国会図書館. 2020年1月29日閲覧。
  2. ^ 姉、野口昭子著「回想の野口晴哉」幻の蝶より
  3. ^ 犬養道子『ある歴史の娘』103ページ
  4. ^ a b 西木正明『夢顔さんによろしく』304ページ
  5. ^ 中嶋繁雄『閨閥の日本史』84ページ
  6. ^ 原秀成『日本国憲法制定の系譜』第3巻19ページ
  7. ^ 福田和也『地ひらく: 石原莞爾と昭和の夢』498ページ
  8. ^ 細川護貞『細川家十七代目: 私の履歴書』51ページ