コンテンツにスキップ

篝火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
源氏物語五十四帖
各帖のあらすじ
名称 名称
01桐壺 28野分
02帚木 29行幸
03空蝉 30藤袴
04夕顔 31真木柱
05若紫 32梅枝
06末摘花 33藤裏葉
07紅葉賀 34若菜
08花宴 35柏木
09 36横笛
10賢木 37鈴虫
11花散里 38夕霧
12須磨 39御法
13明石 40
14澪標 41雲隠
15蓬生 42匂宮
16関屋 43紅梅
17絵合 44竹河
18松風 45橋姫
19薄雲 46椎本
20朝顔 47総角
21少女 48早蕨
22玉鬘 49宿木
23初音 50東屋
24胡蝶 51浮舟
25 52蜻蛉
26常夏 53手習
27篝火 54夢浮橋

篝火」(かがりび)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第27帖。玉鬘十帖の第6帖。巻名は光源氏玉鬘が交わした贈答歌「篝火にたちそふ恋の煙こそ世には絶えせぬほのほなりけれ」および「行く方なき空に消ちてよ篝火のたよりにたぐふ煙とならば」に因む。

あらすじ

[編集]

光源氏36歳の7月の話。

近頃、内大臣の姫君である近江の君の悪評が世間の噂になっていた。それを耳にした玉鬘は、光源氏に引き取られた自身の幸福をしみじみと感じ、光源氏に心を開いてゆく。

七月初旬の夕月夜、玉鬘のもとを訪れた光源氏は、を枕にして彼女と寄り添う。そして己の恋情を庭前に焚かせた篝火の煙にたとえ、歌を詠む。玉鬘は返歌するものの、困惑するばかりであった。

ちょうどそのとき東の対では柏木たちが夕霧と合奏していた。光源氏は彼らを招き、演奏させる。玉鬘に密かな恋心をいだく柏木はその手を緊張させるのだった。玉鬘は、名乗り合わない兄弟の姿に感慨もひとしおであった。

外部リンク

[編集]