稲畑廣太郎
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稲畑 廣太郎(いなはた こうたろう、1957年5月20日[1] - )は、俳人。稲畑汀子の息子で、高濱虚子および稲畑勝太郎の曾孫にあたる人物。
略歴[編集]
兵庫県芦屋市生まれ。1982年甲南大学経済学部を卒業。幼少時より母汀子について俳句に親しんでいたが、大学卒業後、合資会社ホトトギス社入社により本格的に俳句を志す。1988年「ホトトギス」同人、同誌編集長。2000年虚子記念文学館理事、2001年日本伝統俳句協会常務理事。2005年「ホトトギス」雑詠選者及び副主宰。2013年10月、汀子より引継ぎ「ホトトギス」主宰に就任。クラシック音楽の愛好家で俳句にも音楽を詠み込んだ句がある。句集に『玉箒』『半分』『八文の六』、著書に『曽祖父虚子の一句』。
2017年、『玉箒』で第2回加藤郁乎記念賞を受賞。
著書[編集]
- 『廣太郎句集』(花神俊英叢書)花神社 2001
- 『半分 句集』日本伝統俳句作家叢書 朝日新聞社 2002
- 『曽祖父虚子の一句』俳句入門シリーズ ふらんす堂 2002
- 『八分の六 句集』(角川21世紀俳句叢書)角川書店 2009
- 『玉箒 稲畑廣太郎句集』ふらんす堂 2016
編著[編集]
脚注[編集]
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.443
参考文献[編集]
- 坂口昌弘著『平成俳句の好敵手』文學の森
- 稲畑汀子 編 『ホトトギスの俳人101』 新書館、2010年、204-205頁