確証バイアス

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確証バイアス(かくしょうバイアス、: Confirmation bias)とは、認知心理学社会心理学における用語で、仮説信念検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと[1]認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている[2]

ウェイソン選択課題[編集]

「偶数が表に書かれたカードの裏は赤色である」という仮説を検証するにはどのカードをひっくり返すべきか?

右図のような4枚のカードが示され、「偶数が表に書かれたカードの裏は赤色である」という仮説検証するにはどのカードをひっくり返すべきかと尋ねられたとする。この回答として多いのは「8と赤色」あるいは「8」のカードをひっくり返すというものであるが、これらは誤りである。仮説の反例になり得るのは偶数が表に書かれていて、かつ裏が赤色でないカードだけである。その他の組合せは仮説の検証にまったく役に立たない。したがって「8と茶色」のカードをひっくり返すのが正しい。多くの人がこのような問題に誤答することは確証バイアスの結果として説明される。

確証バイアスの例[編集]

グレゴール・ヨハン・メンデルが論文で報告した実験データの一部が、メンデルの法則の理論値に合いすぎていることが発見されており、確証バイアスによってデータの作為的な選別が行われたとの推測がある。

脚注[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]