皿倉山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
皿倉山
Sarakurayama03.jpg
標高 622.2 m
所在地 福岡県北九州市八幡東区
位置 北緯33度50分47秒
東経130度47分47秒
山系 帆柱山系
皿倉山の位置(赤点)
Project.svg プロジェクト 山
テンプレートを表示

皿倉山(さらくらさん)は、福岡県北九州市八幡東区にある標高622.2mである。

概要[編集]

北九州国定公園皿倉支部の一部を構成しており、帆柱山花尾山などと合わせて「帆柱連山」と呼ばれる。帆柱連山の直下には山陽新幹線北九州トンネルが貫通している。

神功皇后の伝説が多く残る山としても知られ、山の名前も神功皇后の言葉に由来すると伝えられている。この山に登った神功皇后が下山するときには日が暮れていて「更に暮れたり」と言ったことから、この一帯が更暮山または更暗山と呼ばれ、それが更倉山に転じたと言われている[1]

複数の登山ルートが整備されており、八幡東区の皿倉登山鉄道山麓駅近くの帆柱登山口や河内貯水池近くの河内登山口、同区末広町の住宅街から登る大蔵登山口、八幡西区市瀬の市瀬峠から登る登山口などがある。あるいは、近隣の権現山や花尾山、北九州市南部の尺岳や福智山から、北九州自然歩道を経由するルートもある。

山頂まで自動車が通行可能な道路も整備されているが、一般車両が進入できるのは8合目付近のビジターセンターまでであり、それより上は送信所の設備維持や、国定公園の管理を行うための車両などに利用が限定されている。

北側山麓からは皿倉山ケーブルカーが敷設されており、ケーブルカースロープカーを乗り継いで山頂に到達することができる。

山頂のパノラマ展望台からは北九州市夜景を見渡すことができ、市は「100億ドルの夜景」と銘打っている。視野角200度に広がる夜景は、夜景愛好家らのインターネットコミュニティにおいて「新日本三大夜景」の一つに選定されている[2]

名所・レジャー施設[編集]

パラグライダーの離陸場としても知られ、3月と9月には皿倉山パラグライダーフェスタが開かれている。かつては冬期に小規模なスノーボード場が営業していた。ケーブル山麓駅の近くでは北九州ユースホステルが営業している。

皿倉平
皿倉山の8合目付近、帆柱山との鞍部にある高原で、帆柱自然公園や森の音楽堂、帆柱ケーブル山頂駅、フィールドアーチェリー施設などがこの近辺にあり、夏期にはキャンプ場がオープンする。帆柱自然公園内には一周1.8kmに及ぶ植物園があり桜の名所として知られるほか、ツツジカエデなど多くの植物が植えられている。帆柱自然公園の施設のひとつである「皿倉山ビジターセンター」は、かつて国民宿舎「山の上ホテル」であった。国民宿舎は利用客の減少に伴って2006年3月閉鎖されたが、その後に改装されて現在に至っている。
国見岩
神功皇后が皿倉山に登って国を見たという伝説から名付けられた岩で、野口雨情が神功皇后の皿倉山に残る伝説を謡った歌碑も存在する。この岩近辺はロッククライミングの練習場所としても利用されている。
皇后杉
神功皇后の帆柱伝説が残る杉林であるが、杉自体は江戸時代黒田藩による植樹政策の一環で植えられたもので、最も古い杉は樹齢400年になる。

放送局の送信所・基地局[編集]

放送局などの送信塔群(権現山より撮影)。

皿倉山には地元放送局のテレビFM送信所や、新聞社、電力会社、警察庁等の無線基地局があり、北九州市や筑豊方面に電波を送信している。このうち、デジタルテレビ空中線電力(出力)は1kW、FMラジオが250Wである。かつて放送されていたアナログテレビのうち、VHFは1kW、UHFは10kWであった。

総務省の定めたデジタルテレビ放送の受信可能エリアは以下の通り。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 山頂にある説明文より
  2. ^ 新日本三大夜景・夜景100選”. 夜景倶楽部. 2013年8月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ http://jra.jp/datafile/tokubetsu/2015/0110.pdf 特別レース名解説 (PDF) - 日本中央競馬会(JRA)