生活道路

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緩やかに湾曲し見通しの悪い生活道路の例。
河内街道-暗越奈良街道交差点

生活道路(せいかつどうろ)とは、その地域に生活する人が、住宅などから主要な道路に出るまでに利用する道のこと。

都市部では路地(ろじ)、農村部では農道(のうどう)などとも呼ばれ、また私道(しどう)のように私設の道もこの一部である。

概要[編集]

生活道路は、その地域の住民らが自宅から大通りなど主要道路に出るまでに使う道であるが、その多くでは幅員が狭く、自動車の対面通行がやっとであるか一方通行であるなど、頻繁に自動車が通ることを前提としていない。

民家に隣接している関係で、垣根などで見通しの悪い個所も珍しくはなく、信号横断歩道などはほとんど無く、交通安全のための設備も幾らかの道路標識に混じって一時停止のほかカーブミラー防犯灯と呼ばれる薄暗い道路照明がある程度に過ぎない。

これらでは、自宅に出入りする際に利用するという性質上、通勤時間帯を除けば交通量が極端に少なく、歩行者散歩するためにも利用され、車道歩道の明確な区別が無い。またその多くは通学路にも指定される。

かつての街道も、他の道が整備された後に生活道路として利用される。
俊徳街道・十三街道

また、区画整理された新興住宅地では碁盤の線(田の字型)のように整備されているもの、スプロール化した郊外住宅地では都市化以前の曲がりくねった古い農道・生活道路がそのまま都市構造に組み込まれている場合も少なくない。

生活道路と自動車の交通[編集]

これらの多くでは歩行者や自転車等軽車両のための道として設計されており、自動車交通の便は余り考慮されてはいない訳だが、その一方で抜け道と見なして渋滞信号交差点を迂回するためにこの生活道路を通り抜けようとする者もいる。通学路に指定されている場合も多く、自動車の通行により年間多数の死傷者が出ている。

ただこれらの道は日中や夜間に歩行者や自転車が飛び出してくることも多く、これに絡む接触・衝突といった交通事故も少なからず報じられている(→抜け道)。抜け道問題に関しては、特に都市計画の芳しくない地域で、新道バイパス道路に加え旧道が飽和状態に陥り渋滞が常態化している地域で、社会問題ともなっているが、単に近道であるという動機から大型車両や重量車両が通行し、付近の広い複線道路の通行が少なくなっているところもあり、安全性や騒音・振動等に関する行政による通行規制と、本来の行政目的に応じた道路の種類ごとの適切な通行が課題となっている。

また、生活道路という狭い道においては、飛び出しにも対応できる速度での走行が義務付けられているにも関わらず、事故がおきている。つまり、自動車の安全運転義務違反走行が横行しており、問題視されており、市民らの要請により、ハンプ設置や自動車通行禁止等の施策が取られる場合もある。

関連項目[編集]

  • 生活 - 住宅 - 道路
  • 遊歩百選
    • 生活道路とはいっても、歴史あるかつての街道の名残を留め、観光の価値がある場合もみられる)
  • 遊び場
    • 日本ではモータリゼーションによる自動車普及以降、生活道路の交通量増大に伴い、そこで遊ぶことが危険な行為になってしまった。このため子供が遊んだり自転車ローラースケートの練習をするための場所として、児童公園や交通公園などの遊び場が整備される傾向も見られる。