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[[文法]]上でこの文字には後置の[[定冠詞]]の役割があり、主に[[開音節]]の後に付けられる(ծառա → ծառան、մարդու → մարդունなど)<ref name=":0" />。
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2022年1月12日 (水) 21:15時点における版

Նとն
Նとնの様々な書体

Ն, նアルメニア語: նու、発音はnu)は、アルメニア文字の22番目の文字である。405年ごろにメスロプ・マシュトツによって作成されたと見られる。

使用

東アルメニア語西アルメニア語では歯茎鼻音[n]を表す。記数法では400を表す。ラテン文字転写では「N」と記す[1]

文法上でこの文字には後置の定冠詞の役割があり、主に開音節の後に付けられる(ծառա → ծառան、մարդու → մարդունなど)[1]

書体

符号位置

文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Ն U+0546 - &#x546;
&#1350;
ն U+0576 - &#x576;
&#1398;

脚注

  1. ^ a b 吉村貴之『平成25年度言語研修アルメニア語(東)研修テキスト1 東アルメニア語文法Ⅰ』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年、1, 10頁。doi:10.15026/95079ISBN 9784863371385NCID BB17916845https://hdl.handle.net/10108/950792022年1月10日閲覧