「ツインテール」の版間の差分

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==語源・用例発祥時期==
==語源・用例発祥時期==
語源は、『[[帰ってきたウルトラマン]]』(1971年)に登場した[[ツインテール (ウルトラ怪獣)|同名の怪獣]]の名に引っ掛けた冗談である。もともと英語圏での {{lang|en|twin tail}} は、[[B-25 (航空機)|B-25]]のように、垂直尾翼を2枚持った飛行機を表す。1992年放送開始のアニメ『[[美少女戦士セーラームーン (テレビアニメ)|美少女戦士セーラームーン]]』の[[月野うさぎ]]の髪型は、「スタイルも大人と変わらない成長した女の子がツインテールに髪をまとめていた」ことで注目された<ref name="history" />。ただし、作品中ではこの髪型は「お団子頭」と言及されていた。1995年4月4日放映開始の『[[あずきちゃん]]』において、関西の同人作家がツインテールと呼び始め、1997年3月可動開始のアーケードゲーム[[鉄拳3]]の凌曉雨(リン・シャオユウ)で定着した。
語源は、『[[帰ってきたウルトラマン]]』(1971年)に登場した[[ツインテール (ウルトラ怪獣)|同名の怪獣]]の名に引っ掛けた冗談である。もともと英語圏での {{lang|en|twin tail}} は、[[B-25 (航空機)|B-25]]のように、垂直尾翼を2枚持った飛行機を表す。1992年放送開始のアニメ『[[美少女戦士セーラームーン (テレビアニメ)|美少女戦士セーラームーン]]』の[[月野うさぎ]]の髪型は、「スタイルも大人と変わらない成長した女の子がツインテールに髪をまとめていた」ことで注目された<ref name="history" />。ただし、作品中ではこの髪型は「お団子頭」と言及されていた。1995年4月4日放映開始の『[[あずきちゃん]]』において、関西の同人作家がツインテールと呼び始め、1997年3月可動開始のアーケードゲーム[[鉄拳3]]の凌曉雨(リン・シャオユウ)で定着した。

==主なツインテールキャラクター==
: [[月野うさぎ]]([[美少女戦士セーラームーン]])
: ミント([[魔法のエンジェルスイートミント]])
: 星野ルリ([[機動戦艦ナデシコ]])
: 田中ようこ([[アイドル天使ようこそようこ]])
: 野山あずさ([[あずきちゃん]])
: [[江藤蘭世]]([[ときめきトゥナイト]])


==関連項目==
==関連項目==

2015年6月1日 (月) 16:51時点における版

ウィキペたん - ツインテールの一例

ツインテール和製英語[要検証]: bunches, angel wings, two ponytails, dog ears, or pigtails, : 雙馬尾)、またはツーテール(和製英語)は、長い頭髪を左右の中央あるいはそれより高い位置でまとめ、両に掛かる長さまで垂らした髪型の俗称。「ツインテ」という略称で呼ばれることもある。 前者は主に物語作品のキャラクターの分野で[1]、後者はドール(人形)の分野で用いられることが多い。

本稿ではツインテールの他にも関連する髪型としてツーサイドアップ及びポニーアップについても解説する。

古くはこの髪型の一般名称は、幼い娘の髪をととのえる母親たちによって習慣的にふたつゆい(二つ結ひ)と呼ばれ[1]、歳が一桁程度の幼い少女がこめかみよりも高い位置に結ぶものを指し、耳より低い位置に結ぶおさげ髪とは呼び分けられていた[2]。現在では古きものの記憶が薄れ、別の新しいものとして10代以上の少女モデルなどが多く結ぶアップスタイルの一部として認識されている。英語では bunches(複数の(たば)(ふさ))と呼ばれ、またの名を天使を意味する「angel wings」と呼び、正式な名称が与えられている(中には日本に影響され、twin- tail と呼ぶ人もいる)。しかし、これらは左右に分けた髪型の総称であり、ツインテールとは一致しない。

作品における表現

キャラクターを形而下で分類する上での属性の一つとして認識されており、注目されるための要素の一つとして根強い人気を持つ。かつてこの髪型は作品において、キャラクターの特性を強調する「記号」という認識で使われていたが、近年ではその認識が変わりつつ有り、現在では様々なキャラに用いられている。

また、アホ毛(頭から触角のように跳ねている髪)と共通するものとして、キャラクターの行動や感情によってツインテールが逆立ったりするものも見受けられる。ツインテールに似た髪型も好まれる傾向があり、中には腰まである長いツインテールのキャラクターも多く見られる。

ツインテールに含まれる、ないしは、類似する種類の髪型

ほかの名称に、おさげアップ二つ結び[1]ツーサイドアップなどの呼称もあるが、垂らした髪の毛の長さが肩まで届かない短い場合は、既にピッグテールという呼称があり、ツインテールには含まない場合もある。他にも、以下のようなものがある。

ツーサイドアップ

頭髪の全てをまとめず、両側の少しの髪の量だけを耳の上部でまとめ、残りの後ろ髪は全て垂らす髪型がある(サイドをアップにする)。しかし、外見的にツインテールとは全く別の髪型になってしまうため、ツインテールではなく「ツーサイドアップ」という別の髪型として扱われる傾向がある。ドール系カルチャーから派生した語で、2つに結んでいるという点以外ではほとんど共通していないため、ツインテールよりもむしろ普通のロングヘアに見えることが多い。「うさぎ結び」(シルエットがウサギのように見えるため)、「ハーフツインテール」などと呼ばれることもある。ただ、長い髪を2つに分けてまとめる点は共通しているため、ツーサイドアップもツインテールと呼ばれることもあるが、その境界線は曖昧である。

ポニーアップ

少数だが、後ろ髪の少しの量だけをポニーテールのようにまとめ、ほかの後ろ髪はすべて垂らす髪型を「ポニーアップ」や「テールアップ」と呼ぶ場合もある。単にアップとだけ呼ぶと、上の方でまとめたシニョンや通常のツインテールを指すことがある。

キャラクターによってはツインテールと併用していたり、またツインテールのキャラクターにも多くいるように、2つにまとめた髪でキャラクターの感情を表現する場合もある。

縦ロール

結った髪の部分が全体的に渦巻状になった髪型。肩よりも髪が長い場合、肩までの髪の部分がストレートあるいは軽くウェーブがかかった程度で、先が軽くカールしているのみのものはツインテールと呼ばれることが多い。また、縦ロールだと髪の長さがツインテールと呼ぶには足りない場合も多い。詳しくは項目を参照。

前髪の鬢(びん)・もみあげ部分を長く伸ばし、それを結った髪型。
シニヨンの残り髪を垂らした髪型(お団子頭)。

語源・用例発祥時期

語源は、『帰ってきたウルトラマン』(1971年)に登場した同名の怪獣の名に引っ掛けた冗談である。もともと英語圏での twin tail は、B-25のように、垂直尾翼を2枚持った飛行機を表す。1992年放送開始のアニメ『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎの髪型は、「スタイルも大人と変わらない成長した女の子がツインテールに髪をまとめていた」ことで注目された[1]。ただし、作品中ではこの髪型は「お団子頭」と言及されていた。1995年4月4日放映開始の『あずきちゃん』において、関西の同人作家がツインテールと呼び始め、1997年3月可動開始のアーケードゲーム鉄拳3の凌曉雨(リン・シャオユウ)で定着した。

関連項目

出典・脚注

  1. ^ a b c d Yuta Teramoto. “その歴史”. 日本ツインテール協会. 2013年3月15日閲覧。
  2. ^ 「おさげ髪」は「ツインテールの中で、耳より低い位置に結ぶ髪形」と説明されることがある。宮沢崇志 (2011年3月7日). “スルーできない「死語」 「おさげ髪でおめかし…」 椙山女学園大ゼミが本”. 朝日新聞・名古屋夕刊: p. 6  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧

外部リンク