「大地讃頌」の版間の差分
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:「大地'''賛'''頌」と書かれることもあるが、この表記は誤り。この曲のみ独立して演奏される機会が多く、現在では[[中学校]]の[[合唱コンクール]]や[[卒業式]]などでも歌われている。1980年代はじめに出版された『新しい私たちの合唱曲集』(教育芸術社)にてすでに単独収録が行われており、その後もさまざまな出版社の楽譜に収められている。中学校や高等学校などで歌われる場合は、バスの音が一部1オクターブ高くなっている(テノールとともにF{{sharp}}2を歌う箇所を除き、F{{sharp}}2とG{{sharp}}2が1オクターブ高い音で歌ってもよくなっている)教育用の楽譜が使われることがある。 |
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: 作曲者自らの手による[[吹奏楽]]伴奏版、[[女声合唱]]とピアノ版、[[男声合唱]]とピアノ版(平野淳一版よりあとに作られた。音楽之友社『新版 男子音楽』に載っている1989年版と、カワイ出版『リーダーシャッツ21 男声合唱版』発行にあたって再編曲された2005年版、カワイ出版『男声合唱のためのカンタータ「土の歌」』に載っている2009年版の3種類が存在し<ref>主な違いとして、2005年版・2009年版ではテノール1・2にハミングが加わること、また、低音域での密集配置を抑制していることが挙げられる(たとえば、1989年版の7小節目では「F{{sharp}}2, A{{sharp}}2, C{{sharp}}3」で構成される長三和音が登場するが、2005年版・2009年版ではその箇所が「C{{sharp}}3, A{{sharp}}3, C{{sharp}}4」になっている)。更に、2009年版ではテノール1が主旋律より高い対旋律を歌いテノール2が主旋律を歌う箇所が出て来る。</ref>、『リーダーシャッツ21 男声合唱版』には「今後男声合唱とピアノによる演奏では、この編曲版のみを使用していただきたい」という断り書きがある<ref>『リーダーシャッツ21 男声合唱版』には当初2005年版が載っていたが、のちの増刷で2009年版に差し替えられた。</ref>)。なお、作曲者本人は「自分が承認していない編曲版は使わないでほしい」と明言している。 |
2013年8月1日 (木) 14:09時点における版
「大地讃頌」 | ||||
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PE'Z の シングル | ||||
初出アルバム『極月 -KIWAMARI ZUKI-(廃盤)(#1)』 『極月 -KIWAMARI ZUKI-(現行盤)(#2)』 『PE'Z BEST 1ST STAGE「藍」(#3)』 | ||||
B面 |
A Night in Tunisia 〜チュニジアの夜〜 Please come here 大地讃頌 (Radio Edit) | |||
リリース | ||||
規格 | 12cmCD(CD EXTRA) | |||
録音 | st Sound Valley, Sunrise st | |||
ジャンル | ジャズ/J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | 東芝EMI | |||
作詞・作曲 |
佐藤眞(#1,#4) JOHN GILLESPIE・FRANK PAPARELLI(#2) ヒイズミマサユ機(#3) (全曲インスト楽曲のため作詞者はなく作曲者のみの意) | |||
プロデュース | PE'Z & S-KEN | |||
チャート最高順位 | ||||
PE'Z シングル 年表 | ||||
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「大地讃頌」(だいちさんしょう)は、PE'Zの3枚目のシングル。2003年11月19日、東芝EMIより発売された。
解説
PE'Zのシングルとしては初めて、カヴァー曲を冠した作品であった。合唱曲として歌われる「混声合唱と管弦楽のためのカンタータ『土の歌』」の第7楽章である「大地讃頌」をPE'Zのアレンジを施しカヴァーしたものである。
カヴァーの際、日本音楽著作権協会の許諾を得て発売している。しかし、作曲者の佐藤眞によって編曲権及び同一性保持権を侵害しているとCDの販売停止を求めて裁判沙汰になった(そもそも日本音楽著作権協会は、編曲権や同一性保持権について管理する立場にない[1])。
東芝EMI・ワールドアパートは「別の曲に改変したのではない」と主張したものの、アーティスト本人であるPE'Zの意思により、シングル『大地讃頌』と曲「大地讃頌」を収録したアルバム『極月-KIWAMARI ZUKI-』の2枚のCDを出荷停止にし、レンタルCDについても回収した(この措置により、裁判は和解[2])。のちにアルバムは「大地讃頌」を「A Night in Tunisia 〜チュニジアの夜〜」(本来はアルバム未収録の楽曲)に差し替え2004年に再発売された。
東芝EMIでも当時導入され始めていたコピーコントロールCDでの発売ではなく、CD EXTRA仕様での発売となっており、「ヴァーチャル Realive 2003 〜武士はおどらナイトそんそん〜」という映像が収録されている。出荷停止となっているが、他に収録されないままであるためこのCDでしか見ることができない。
PE'Z公式サイトのDiscographyではこのシングルについて触れられていない[3]。
収録曲
全曲ヴォーカル無しのインスト楽曲であるが、歌詞カードに「大地讃頌」の歌詞(作詞:大木惇夫)が書かれている。
- 大地讃頌(作曲:佐藤眞 / 編曲:PE'Z)
- PVも制作された(丹修一監督作品)。しかしどのPV集にも収録されないまま現在も商品化されていない。
- A Night in Tunisia 〜チュニジアの夜〜(作曲:JOHN GILLESPIE・FRANK PAPARELLI / 編曲:PE'Z)
- Please come here(作曲:ヒイズミマサユ機 / 編曲:PE'Z)
- 東レ「エクセーヌ」CMソング
- しばらくアルバム未収録の状態が続いたが、2006年のベストアルバム『PE'Z BEST 1ST STAGE「藍」』に収録された。
- 大地讃頌 (Radio Edit)(作曲:佐藤眞 / 編曲:PE'Z)
脚注
- ^ PE’Z「大地讃頌」CD出荷停止の報道について(日本音楽著作権協会)
- ^ INFORMATION - PE'Z『大地讃頌』に関するお知らせ
- ^ PE'Z Official HomePage - Single
- ロ長調。本作品を締めくくる大地への限りない讃歌。
- 「大地賛頌」と書かれることもあるが、この表記は誤り。この曲のみ独立して演奏される機会が多く、現在では中学校の合唱コンクールや卒業式などでも歌われている。1980年代はじめに出版された『新しい私たちの合唱曲集』(教育芸術社)にてすでに単独収録が行われており、その後もさまざまな出版社の楽譜に収められている。中学校や高等学校などで歌われる場合は、バスの音が一部1オクターブ高くなっている(テノールとともにF♯2を歌う箇所を除き、F♯2とG♯2が1オクターブ高い音で歌ってもよくなっている)教育用の楽譜が使われることがある。
- 作曲者自らの手による吹奏楽伴奏版、女声合唱とピアノ版、男声合唱とピアノ版(平野淳一版よりあとに作られた。音楽之友社『新版 男子音楽』に載っている1989年版と、カワイ出版『リーダーシャッツ21 男声合唱版』発行にあたって再編曲された2005年版、カワイ出版『男声合唱のためのカンタータ「土の歌」』に載っている2009年版の3種類が存在し[1]、『リーダーシャッツ21 男声合唱版』には「今後男声合唱とピアノによる演奏では、この編曲版のみを使用していただきたい」という断り書きがある[2])。なお、作曲者本人は「自分が承認していない編曲版は使わないでほしい」と明言している。