水素水

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水素水(すいそすい)は、水素分子のガスを溶解させた水であり、無味、無臭、無色である。水素は水にごくわずかに溶ける。

工業用の水素水は半導体や液晶の洗浄に用いられる[1]。農業では作物成長や食品保存での研究が行われている[2][3]。また飲用のアルカリ性電解水の生成に伴い水素水が生成される(水素水ではなくアルカリイオン水生成装置には「胃腸症状の改善」の効能表示が認められている)[4][5]。ほかに市販の飲料水も販売されているが、水素が含まれない商品も少数あり、また効能表示に関して、国民生活センターによる表示できないことの注意警告と、効果がないと誤解されているという業者の意見とで食い違いが生じている[6]。研究結果の共通性から水素と水素水の抗酸化作用には疑う余地はないが、作用機所はまだ明確には特定されていない[7]

特に2007年以降に水素に関する医学的な研究が日本、アメリカ、中国にて増加し、2015年6月までに水素水の臨床試験は14研究[8]報告され有意な効果がみられている[9]。電解水素水では、パーキンソン病患者での二重盲検法試験[10]、人工透析の際の透析液としての利用研究がある[4][11]。2016年5月には、国立健康・栄養研究所は、6つのランダム化比較試験を元に、ほとんどが病気の患者での予備的研究であるため、健康な人への有効性について「信頼できる十分なデータが見当たらない」としている[12]。なお健康者を対象とした試験は実施されている[13][14]。2016年3月に、国民生活センターは水を電気分解して水素を発生する2製品で実験し(センターの実験は臨床試験ではない)、ヒドロキシルラジカルを抑制するが飲用による効果を表していないと広告される製品でそのとおりの結果が得られたことを発表した(虚偽の記載の発見等ではない)[15]

生成[編集]

水素水の生成は、水素ガスの溶解や、水の電気分解によって容易に調整できる[16]。また、マグネシウムと水の化学反応でも生成できる[7]

洗浄用水素水の製造法のひとつとして、水は通過しないがガスは通り抜ける高性能の中空糸状の気体透過膜を内蔵したモジュールによる方法がある。これは、高純度の水素水を安全かつクリーンに経済的に製造することを目的としたものである[17]

アルカリ電解水を生成する過程で水中に水素が過飽和に溶解しており、一部はコロイド状の微小の水素気泡となって存在し、微小の水素気泡は1日放置後にも安定して存在する[18]。アルカリ電解水に溶存する水素濃度が増加するにつれて、酸化還元電位は低くなる[18]。パナソニックでは、飲用アルカリ性電解水は安定したpHの生成が主眼に置かれていたが、後に溶存水素量にも着目され研究開発が進んできた[19]

保存[編集]

水素は、ガラスやプラスチックを短時間で通過してしまうため、長時間の保存にはアルミニウム製の容器が向いている[20]

洗浄[編集]

半導体や液晶の洗浄に用いられる[1]超純水に水素ガスを溶解させて作られ、洗剤を使うよりもコストと環境負荷が低い洗浄液となる[1]。水素が微小気泡として存在すれば、これを核としてキャビテーションが発生するため、洗浄効果が高まる[18]。超音波やアルカリと組み合わせて使用される事が多い[17]。同様な洗浄水として炭酸水やオゾン水が存在する。

農業[編集]

高等植物では、水素(水素水ではない)によって早くには1964年にライ麦の発芽が早まることが中国で発表された[2]

水素水では、緑豆植物の成長促進、米の塩分や水不足時のストレス耐性の向上や、バラでは開花を遅らせ、キウイフルーツでは熟成と老化を遅らせることが示された[2]。植物ホルモンのタンパク質遺伝子の発現を調節することが発見されたため、病害や害虫への抵抗性の向上につながる可能性がある[2]

また水素の抗酸化の特性は、農産物の保存に寄与する[2]。 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科の研究者は、野菜や果物を水素水に10分間浸すことで酸化や水分減少が抑制されることを確認し、食品物流につなげたいとした[3]

毒性・安全性[編集]

日本では水素は食品添加物として、製造用剤の用途で承認されている[21]。製造用剤としての「油脂の硬化等の水素添加」では[22]、最終製品には水素は残らない。アメリカでは、水素ガスは、従来の油脂の硬化等の水素添加以外の目的では、2014年に、酸化防止のために飲料への食品添加物としてGRAS(概して安全とみなせる)に認められた[23]

国立健康・栄養研究所は、安全性の検討は病気の人での予備的研究が多く「ヒトに対する安全性については信頼できる十分なデータが見当たらない」としている[12]

なお、水素水ではないが、水素50パーセントを含む飽和潜水用のガスに毒性や安全性の問題はみられていない[24]

生体研究[編集]

1671年にはロバート・ボイルによって、水素ガス(水ではない)が生成され、水素はガスであると認識され、生理的に不活性なガスだと考えられ、1975年に水素ガスによる研究が報告されたが注目されなかった[25]

1997年に、白畑實隆らは電気分解した水(電解還元水)を使った実験を行い、活性酸素種によるDNA損傷を抑制することを報告し、その作用は活性水素[26]と呼ばれる水素原子によってもたらされていることを示唆しているとの仮説を、Biochemical and Biophysical Research Communicationsにて報告した[27][9]。2000年にも白畑は、そうした作用を起こす原因が「活性水素であろうと推定」し、その検出法の開発に取り組んでいることを記している[28]。とはいえ、水素原子は長い時間体内に存在することはできず、電解水に存在するのは水素分子(つまり水素)であるため[9]、2002年には白畑は、水素原子が水中に長時間存在するとは考え難いが、電解還元水の活性酸素消去能力が1か月以上安定してみられることから、水の電解時に、電解のための白金の電極棒の金属と結合し吸蔵されているものと考えた[29]。後の研究者は水素分子の作用だとみなしている[9][4]。白畑自身を含めた研究者らによる最近の研究では、作用の原因として水素分子に言及している論文もある[30]。しかし2017年の研究では、電解水素水は単に水素を溶存させたよりも活性酸素消去能力が高く、白金ナノ粒子などほかの要因が仮定できるとされる[31]

2007年には太田成男が、動物実験において脳虚血などによって生成されるヒドロキシルラジカル(・OHと表記される)に対して、水素がもつ抗酸化、抗アポトーシス作用によって選択的に保護できることを『ネイチャー メディシン』にて報告し[32]、これ以降、水素の研究が進展している[25][9]。当初の大田らの報告は気体として水素を吸入するものであったが、後に水素分子を飽和させた水素水によっても同様の効果が得られることが確認された[33]。当初は、水素ガスの吸引に比べて水素水の摂取は効果が低いのではないかと考えられていたが、水素水でも様々な報告がなされてきた[16]。水素ガスの吸引に比較して、安全で実用的である[20]。また希釈した水素水でもマウスの肥満を改善したことから、当初の想定よりも低濃度で作用すると考えられるようになっている[20]

ビブリオメトリックスという手法を用いて、水素医学に関する2007年から2014年までの文献を探索した二次資料によれば、この間に357の論文が出版されており、2007年には3論文、2009年には25論文、2013年には71論文と経時的に増加し、地域では中国で190論文、日本で112論文、アメリカで58論文、投与方法としては注射が多く、水素水として経口から、またガスとして吸入する手法がそれぞれ25%前後を占めており、対象としては動物を用いた生体(in vivo)研究がもっとも多く、研究への出資は日本の文部科学省、アメリカ国立衛生研究所(NIH)、中国国家自然科学基金(NSFC)からが上位3つである[25]

別の研究は、2007年から2015年6月までで、321の水素の論文があり、年々臨床試験が増加していることを報告している[9]。これらの発見された研究数の違いは、検索した言葉や含めた文献といった研究条件による。

医療研究[編集]

2007年から2015年6月までに、ヒトでの研究は年々増加してきている[9]。その半分は日本で実施されている[9]。その時点では19の水素によるヒトでの臨床試験があり、14研究が水素水によるものでこのうち9研究が二重盲検法を採用している[9][8]。 これらの研究の存在を調査した著者らは、通常、(マウスなど)齧歯類モデルで観察されたものほど顕著な効果ではないが、統計的に有意な効果がみられていることと、さらに大規模かつ長期の臨床試験が望まれると述べている[9]

日本で登録されていた研究中の臨床試験もあり[34]順天堂大学でのパーキンソン病における大規模臨床試験などがある[9]

また2016年5月には、国立健康・栄養研究所は、6つのランダム化比較試験を元に、病気の患者での予備的研究であるため、健康な人への有効性について「信頼できる十分なデータが見当たらない」としている[12]

以下に、結果をいくつかを示す。

順天堂大学医学部では、パーキンソン病治療薬のL-ドパ服用中のパーキンソン病の患者18名に対してランダム化した二重盲検法にて、機器により生成した電解高濃度水素水、あるいはただの水を飲用させ、パーキンソン病の評価基準にて水素水に優位な結果を得たことから、さらなる証明のために、薬を服用していない患者も含めた(被験者を増やす)多施設での同様の試験が2013年に開始されている[10]。他の論文で、予備的なこの結果は有望だと言及されている[24]。178人(大規模)のパーキンソン病患者での二重盲検試験の実施が2016年5月に承認されている[35]

東北大学病院中山昌明と整水器メーカー日本トリムは、血液透析用水に水素水を使用することで透析患者の慢性炎症、酸化ストレスを抑制することを見出した[36][37]。電解アルカリ水の臨床(医療)への応用は、2004年に台湾で始まっているが、水素分子のデータはとられておらず、福島県立医科大学の研究者らは水素分子を中心的な役割にあるとみなして、データ化のための指標とし、電解水を人工透析の際の透析液として利用し、2015年時点で多施設での観察研究が実施されていることを報告している[4]。2016年の報告では、酸化ストレスや炎症、血圧の抑制、降圧薬の使用量の減少などが見られている[11]

梶山靜夫らは、ランダム化した二重盲検法で、高LDL血症または耐糖能異常の患者30人に1日900mLの水素水を飲ませたところ、LDL値の顕著な減少がみられ、脂質代謝異常の改善や耐糖能異常の予防に有益であった[38]。中国の山東大学の研究では、水素水を10週間にわたり、メタボリック症候群の予備軍を摂取してもらい、総コレステロールやLDLコレステロールレベルの低下が示された[20]

山梨大学教育人間科学部とパナソニック電工の共同研究では、二重盲検法によるランダム化比較試験において、水素を溶存させたとされる水素高溶存電解アルカリ水は、単に浄水を飲んだ場合と比較して活性酸素による生体内酸化ストレス値を40%と有意に低下させた[39][40]

岡山大学病院における臨床試験では歯周病治療に加えて、7人に水素水を、比較対象として6人にただの水を飲んでもらったところ、8週間後には、歯周ポケットの深さと体内の活性酸素の量は、水素水を投与したグループのほうが低かった[41]

健康な人を対象としても試験は行われており、大阪市立大学と理化学研究所の研究は、生活疲労に対する抗疲労効果を報告している[13]。サッカー選手を対象とした予備研究でも筋疲労の軽減が観察されている[14]

基礎研究[編集]

ある研究は2015年6月までに水素による321の研究を数えており、これによりほぼすべての疾患モデルが仮定されている[9]。そのため、ヒトにおける研究やメカニズムの解明という次のステップを追求すべきだと結論している[9]

日本医科大学太田成男らは、ストレスを与えたラットの脳細胞の増殖がストレスによって抑制された状態を改善した[42]九州大学パナソニック電工の研究グループは水素入りの水がマウスの脳細胞の破壊を抑え、細胞を壊す原因とされる活性酸素も減ったことを確認し、パーキンソン病などの予防の治療につながるのではないかとコメントした[43]

水素水の飲用によって胃からグレリンが分泌され、脳の神経を保護していることが発見され、大学のサイトでは、腸内細菌由来の水素の産生を増やしても効果がないという知見にも矛盾しない発見であると言及されている[44]。ラットでは、腸内細菌による水素の産生量を増加させるラクチュロース(食物繊維)の摂取や継続的な水素への暴露ではなく、水素水の飲用や断続的な暴露による水素濃度の変化が神経保護の要因であると発見されている[45]。腸内細菌の産生する水素を欠乏したマウスとの比較では、腸内細菌による水素は炎症を抑制したが、水素を摂取したほうがその効果は高かった[46]

電気分解された電解還元水では、同じ濃度の水素を含む水素水と比較して活性酸素消去能力が高く、また水素を除去した後もその能力が残っていることから、金属の白金ナノ粒子など他の要因が仮定される[31]

動態[編集]

水素は分子が小さいために迅速に生体膜を通過し、細胞の核とミトコンドリアまで達し、また血液脳関門も通過する[20]。水素水を摂取したマウスの血液からは水素が検出され、ヒトでは呼気中の水素が摂取後10分で最高濃度に達し、60分以内に元に戻る[20]。うち40パーセントが体内で消費されているために、その一部が体内で捕捉されたことを示していると考えられている[20]

機序[編集]

どのように作用しているかについては未だ十分に明らかとはなっていないが、マウスでの遺伝子発現量が変化するという実験観察を通して、生体への作用の差が現れる可能性が考えられている[47]。2015年時点では、水素分子がヒドロキシルラジカル(·OH)を直接還元するため、遺伝子発現を制御するためなどの理由が提唱されている[20]。水素の標的となっている分子は不明であるが、研究結果をまとめると酸化ストレスの減少という結果は共通しており、その抗酸化作用には疑う余地はない[7]

販売[編集]

企業によって種々の名称で販売されている。ペットボトルやプラスチック容器によって販売されている商品もある。ニュースサイトの「ねとらぼ」によれば、伊藤園は2015年7月に、2008年から販売していた高濃度水素水を封入した商品をリニューアルし、物議をかもした[48]

一方で、水道水から電気分解を経て、直接水素水を生成する装置も商品展開されている。アルカリ性電解水を生成できる家庭用電解水生成器は、後に水素が生成される特徴が注目されてきた[49][4]。このような装置ではアルカリ性電解水の効能として「胃腸症状の改善」の表示が認められている。(パナソニックの)松下電工はアルカリ性電解水における各種条件での水素溶存濃度の変化の研究を重ねてきている[19]。パナソニックの「還元水素水生成器」やSHARPの「電解水素水」など、メーカーからも販売されている[5]

健康を謳う水素水を扱った商品は、小売の他、「ネットワークビジネス」と呼ばれるマルチ商法を中心にした訪問販売業によっても流通している。

商品テスト結果[編集]

2016年3月10日、国民生活センターは「活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置-飲用による効果を表したものではありません」と題する報告を発表した。これは、非常に紛らわしいが、同センターが虚偽の記載を実験により暴いたということではなく、もともとそのように主張されていた商品について、その主張を実験により追認したものである。

水を電気分解して水素を発生させる2製品において、広告の中で、水の中のヒドロキシルラジカルを抑制する水であり、人体での効果ではないと記載されていた[15]。同センターは実験し、その通り再現し、その通り発表したということである[15]。なお、国民生活センターの実験は人を用いた臨床試験ではない。もとから「データは人体に対するものではない」と記載されていた商品に対して、この商品テスト結果を通して同センターは「人体への効果と関連付けて考えないようにしましょう」とのアドバイスを公表した[15]

同時に、活性酸素の量を抑制するとどうなるのか明確化するよう事業者に要望した[15]。なお、法律においては、特定保健用食品(トクホ)や(事業者の責任において効能表示ができる)機能性表示食品治験を行った医薬品にしか、効能表示は認められていないが、現在、表示が認められた製品は存在しない。

企業への影響[編集]

2016年12月15日、国民生活センターは19社の製品のテストを実施して「容器入り及び生成器で作る、飲む水素水-水素水には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です」という表題のウェブページを公開し[6]、溶存水素が検出されない製品も存在した。またそこでは「業界の意見」として19社のうち8社からの質問回答が公開されている。国民生活センターに対する「業界の意見」では、商品の表示の改善を目的とした報道が効果がないと受け取られており報道側にどのように説明したのか、苦情なのか相談なのか割合の明確化、公式の水素濃度の測定方法がない状態ではないか、薬事法では検査の事前通達による企業側のデータの用意や表示の改善を行うが、同センターからは通達がないといった反論も寄せられた。同ページによれば、うち2社は商品のページやパッケージの商品説明を訂正した事を発表した。

法律違反[編集]

2016年3月上旬、消費者庁から特定商取引法違反(不実告知)で、一部業務停止命令が出されている[50]。会員に対して「病気が治る」といった虚偽の説明が行われたり、強引な勧誘が行われた[50]

2017年3月、消費者庁は効能を謳う同商品について効果を裏付ける明確な根拠がなく、景品表示法に違反するとして(優良誤認)、再発防止を命じる行政処分を行った[51]

2017年6月27日、警視庁生活環境課は、食品スーパーの男性社員3人と法人を医薬品医療機器法違反(承認前の医薬品の広告の禁止など)の疑いで書類送検した。[52]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『よくわかる水素技術』 日本工業出版、2008年、173頁。ISBN 978-4819020015
  2. ^ a b c d e Zeng, Jiqing; Ye, Zhouheng; Sun, Xuejun (2014). “Progress in the study of biological effects of hydrogen on higher plants and its promising application in agriculture”. Medical Gas Research 4 (1): 15. doi:10.1186/2045-9912-4-15. PMC 4177722. http://medicalgasresearch.biomedcentral.com/articles/10.1186/2045-9912-4-15. 
  3. ^ a b “野菜・果物、水素水漬けで劣化抑制−大阪府大が効果確認”. 日刊工業新聞. (2017年6月14日). https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00431875 2017年6月14日閲覧。 
  4. ^ a b c d e 中山昌明「電解アルカリ水 (水素水) を用いた透析液 (基礎・臨床)」、『日本透析医学会雑誌』第48巻第2号、日本透析医学会、2015年2月、 94-98頁、 doi:10.4009/jsdt.48.94NAID 130004880139
  5. ^ a b パナソニックの還元水素水のページでは水素を含むアルカリ性電解水と同一の水だとし、SHARPの電解水素水のページでは、JIS規格上のアルカリ性電解水に相当するとしている。
  6. ^ a b 容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」-「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です(国民生活センター)
  7. ^ a b c 中尾篤典「水素水は怪しい水でしょうか?」、『岡山医学会雑誌』第129巻第1号、2017年、 9-15頁、 doi:10.4044/joma.129.9NAID 130005632038
  8. ^ a b 既出の文献 PMID 26483953表4の臨床試験一覧には、19の臨床試験が既に論文となっている。水素水14研究(うち9研究が二重盲検法)、静脈内注入が2研究、透析(電解水)1、ガス1、錠剤1
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m Ichihara M, Sobue S, Ito M, Ito M, Hirayama M, Ohno K (2015). “Beneficial biological effects and the underlying mechanisms of molecular hydrogen - comprehensive review of 321 original articles”. Med Gas Res 5: 12. doi:10.1186/s13618-015-0035-1. PMC 4610055. PMID 26483953. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4610055/.  二次資料
  10. ^ a b 頼高朝子、高梨雅史、平山正昭、中原登志樹、太田成男、服部信孝「パーキンソン病患者における水素水の無作為化二重盲検試験」、『運動障害』第24巻第1号、2014年、 19-23頁。
  11. ^ a b Nakayama, Masaaki; Kabayama, Shigeru; Ito, Sadayoshi (2016). “The hydrogen molecule as antioxidant therapy: clinical application in hemodialysis and perspectives”. Renal Replacement Therapy 2 (1). doi:10.1186/s41100-016-0036-0. https://rrtjournal.biomedcentral.com/articles/10.1186/s41100-016-0036-0. 
  12. ^ a b c 水素水 -「健康食品」の素材情報データベース (国立健康・栄養研究所 ) 2016年6月30日閲覧
  13. ^ a b 高濃度水素水が日常生活疲労に対する 抗疲労効果を有することを立証(大阪市立大学、2015年5月22日)
  14. ^ a b Aoki K, Nakao A, Adachi T, Matsui Y, Miyakawa S (2012). “Pilot study: Effects of drinking hydrogen-rich water on muscle fatigue caused by acute exercise in elite athletes”. Med Gas Res 2: 12. doi:10.1186/2045-9912-2-12. PMC 3395574. PMID 22520831. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3395574/. 
  15. ^ a b c d e 活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置-飲用による効果を表したものではありません-(国民生活センター)
  16. ^ a b 大澤郁朗「水素分子の疾患予防・治療効果」、『日本透析医学会雑誌』第28巻第2号、2013年、 261-267頁。
  17. ^ a b 平成17年度 標準技術集』「2-2-3 機能性洗浄水 2-3-3-3 水素水
  18. ^ a b c 峠有利子「アルカリ電解水の特性とその製法」、『防錆管理』第53巻第12号、2009年12月、 468-475頁。
  19. ^ a b 田中喜典ほか「飲用アルカリ性電解水のpH・水素溶解特性と効率」、『松下電工技報』第56巻第11号、2008年3月、 72-77頁。
  20. ^ a b c d e f g h 太田成男「水素医学の創始、展開、今後の可能性 : 広範な疾患に対する分子状水素の予防ならびに治療の臨床応用へ向かって」、『生化学』第87巻第1号、日本生化学会、2015年、 82-90頁、 NAID 40020383640 二次資料
  21. ^ 既存添加物名簿収載品目リスト(日本食品化学研究振興財団、平成26年2月6日更新)2016年6月30日閲覧。
  22. ^ 総合食品安全事典編集委員会 『食品添加物事典 (食品安全のための物質・事典シリーズ)』 産業調査会、1999年ISBN 978-4882822004
  23. ^ Agency Response Letter GRAS Notice No. 520 FDA, November 28, 2014.
  24. ^ a b Nicolson, Garth L.; de Mattos, Gonzalo Ferreira; Settineri, Robert; Costa, Carlos; Ellithorpe, Rita; Rosenblatt, Steven; La Valle, James; Jimenez, Antonio et al. (2016). “Clinical Effects of Hydrogen Administration: From Animal and Human Diseases to Exercise Medicine”. International Journal of Clinical Medicine 07 (01): 32–76. doi:10.4236/ijcm.2016.71005. ISSN 2158-284X. http://file.scirp.org/Html/5-2101253_62945.htm.  二次資料
  25. ^ a b c 李強、田中良晴、田中博司、三羽信比古「水素医学研究概況及び関連文献のビブリオメトリックス解析」、『大阪物療大学紀要』第3巻、2015年3月、 31-40頁、 NAID 110009914847 二次資料
  26. ^ 『岩波理化学辞典』第5版の371ページの「活性水素」の項目によれば、活性水素とは、酸素や窒素などと結びついた反応性の強い水素原子のことであり、電気分解で発生する水素も反応性が激しく一種の活性水素である。教科書的な理解では、電気分解時に電極表面の白金原子Prは水素原子Hと結合し、水素原子と白金原子が結合しているPr-Hとなる。これは水素原子と水素原子が結合しやすい環境である(大堺利行、加納健司、桑畑進 『ベーシック電気化学』 化学同人、2000年、150-152頁。ISBN 9784759808612)。また、「活性水素水」の呼び方では別のものをさしている。1990年代後半に電解還元水は活性水素水であるとして、活性水素水の呼称を一時使っていた林秀光は、2000年代にはマグネシウムによる生成を主として水素豊富水と呼び方を変えている。論文の「活性水素水の臨床実験による生活習慣病の改善効果に関する研究」(2006年)と「大学長距離ランナーの酸化ストレスに及ぼす活性水素水摂取の影響」(2010年)では、マグネシウムのスティックにより、水中に水素を生成している。水素の豊富な水の健康効果について一般書にて提唱してきた林秀光は、1993年の『水を無視してあなたの病気は治らない』など初期の著作ではほかの研究者にも共通する「電解還元水」と呼んでいたが、その作用は水素によるものではと提唱した1995年の『抗酸化水が健康長寿を実現する-活性酸素を消す水の効用』ではその通り「抗酸化水」と呼んでおり、翌年1996年の『患者よ、ガンで死ぬには及ばない』では「電解還元水は活性水素水」であると提唱し、1999年の『糖尿病は「活性水素水」で治せる』あたりまで「電解還元水」は「活性水素水」のひとつとして紹介された。すぐ2000年の『ガンは「水素豊富水」で克服できる』のようにほかの研究者にも共通する「水素豊富水」と呼んでおり、この呼び方は2008年『これが正真正銘の水素豊富水だ』、2011年『「水素豊富水」が世界を救う』のように続いた。『「水素豊富水」が世界を救う』ではマグネシウムによって水素を発生させる手法を紹介しており、体内で水素分子が水素原子に分解されるという仮説を展開している。臨床試験を経て証明された医学研究や、医学雑誌に掲載された論文ではなく、あくまでも林による一般書での臨床経験と仮説の報告であるため脚注に記した。
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外部リンク[編集]