津市民歌

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津市民歌

市民歌の対象
津市

作詞 米山正夫
作曲 米山正夫
採用時期 1964年[1]
採用終了 2005年12月31日(新設合併に伴う失効)
言語 日本語
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津市民歌」(つしみんか)は、かつて三重県津市が制定していた市民歌である。作詞・作曲は米山正夫

本項では、市民歌と同時に制定された市民音頭「津音頭」(つおんど)についても説明する。

解説[編集]

津市民歌 / 津音頭
(A面) 平野忠彦 / (B面) 北島三郎
五月みどり
シングル
A面 津市民歌
B面 津音頭
リリース
規格 シングル盤
ジャンル 市民歌音頭
レーベル クラウンレコード(PRS-108)
作詞・作曲 作詞・作曲:米山正夫(#A, B)
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1964年(昭和39年)の津市制75周年を記念し、市民歌・市民音頭いずれも前年に設立されたばかりの新興レコード会社であったクラウンレコード専属の米山正夫への依頼により作成された。同年8月13日よりシングル盤規格品番:PRS-108)が市販されており[1]A面/B面平野忠彦が歌唱する「津市民歌」と北島三郎および五月みどりが歌唱する「津音頭」がそれぞれ吹き込まれている。

(旧)津市は1984年(昭和59年)に中華人民共和国江蘇省鎮江市友好都市関係を締結したが、この際に両市の交流事業の一環として中国語の公式訳(訳詞:孫正和)が作成されており、日本の自治体歌としては珍しいバイリンガルの楽曲であった。1989年(平成元年)にはお城西公園歌碑が設置されており、2006年(平成18年)の新設合併による市民歌としての失効・廃止後も撤去されずそのまま残されている。

現在の(新)津市民歌は、2009年(平成21年)2月1日に制定された「このまちが好きさ」である。

津音頭[編集]

「津音頭」は、市民歌と同時に制定された津市の市民音頭である。作詞・作曲は市民歌と同じく米山正夫で、毎年10月に開催される津まつりでは「津音頭保存会」による演舞が披露されており、これは新設合併後も続いている[2]

参考文献[編集]

  • 伊勢新聞社 編『伊勢年鑑』1965年版 NCID BN04330487

出典[編集]

  1. ^ a b c 伊勢年鑑(1965), p14
  2. ^ 津音頭保存会”. 津まつり実行委員会. 2023年5月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]