木戸神社

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木戸神社
所在地 山口県山口市糸米2-9
位置 北緯34度10分40秒 東経131度27分40秒 / 北緯34.17778度 東経131.46111度 / 34.17778; 131.46111座標: 北緯34度10分40秒 東経131度27分40秒 / 北緯34.17778度 東経131.46111度 / 34.17778; 131.46111
主祭神 木戸孝允
創建 明治年間
例祭 毎年4月上中旬
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木戸神社(きどじんじゃ)は、山口県山口市糸米に所在する神社。祭神は木戸孝允山口市名所として知られる。

由緒[編集]

明治10年(1877年)、木戸孝允は死に臨んで「糸米村にある木戸家の旧宅・山林を糸米村へ寄付し、村民の学資に充当する」旨の遺言を残した。孝允の死後、長男の木戸正二郎は遺言に従って、遺産である旧宅・山林を山口県への寄託を通じて糸米村へ寄付した。糸米村は旧宅・山林を公債証書へ転換し、その利子をもって村民子弟の学費に充てた。

村民は孝允の遺徳に報いるため、孝允旧宅の地に祠を建立し、明治19年(1886年)に孝允を讃える「木戸公恩徳碑」が同地に建てられた。この祠を中心として木戸神社が創建された。

行事等[編集]

木戸孝允奉賛会と西糸米町内会の運営により、毎年4月に春季例大祭(木戸孝允公奉賛春祭・勧学祭)が行なわれている。少年剣道大会(木戸孝允公春祭奉納剣道大会)のほか、子ども神輿、献吟、子供相撲などの奉納行事が催される。

木戸神社には、額束を3つ持つ非常に珍しい形態の鳥居がある。境内には約100本の吉野桜が植えられており、山口市の桜名所となっている。また、近隣の木戸公園はもみじの名所として知られている。

境内には鴻ノ峰への登山口もある。

交通アクセス[編集]

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