日系ブラジル人姉妹殺害事件

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日系ブラジル人姉妹殺害事件
場所 日本の旗 日本愛知県半田市
標的 日系ブラジル人姉妹
日付 2015年平成27年)12月30日
攻撃側人数 1人
武器 素手
死亡者 2人
被害者 日系ブラジル人姉妹
犯人 元内縁の夫のペルー人
動機 不明
対処 犯人を愛知県警半田警察署逮捕
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日系ブラジル人姉妹殺害事件(にっけいブラジルじんしまいさつがいじけん)とは、2015年平成27年)12月30日の14時頃、ブラジル国籍の姉妹がペルー人の男に首を絞められて殺害された事件である。

概要[編集]

2015年平成27年)12月30日の14時頃、愛知県半田市の県営住宅で妹の元内縁の夫・ペルー人が姉妹の首を絞めて殺害しその後室内を放火した、殺人・放火事件である。

遺体の周辺が激しく焼け、姉妹の首には圧迫痕があり、室内には5リットルのガソリン缶が空の状態で見つかった。

県警は、半田警察署に捜査本部を設置。防犯カメラや近所の住民に聞き込みをした結果、元内縁の夫が火災直前に車で事件現場から逃走するのが確認された。

県警は、名古屋市内で運転していた内縁の夫を道路交通法で同日に逮捕。車には、殺害された妹の子ども2人が乗っていた。

2020年令和2年)12月8日県警は、現住建造物等放火の疑いで再逮捕[1]。同月28日には、殺人の容疑で再々逮捕された[2]

加害者[編集]

近所に住む60代の女性の話によると、加害者の夫が姉妹と子どもたちと一緒に仲が良さそうに外出するのをよく見たという。日本語で挨拶するなど、ごく普通な夫婦に見えたので、逮捕されて驚いたと話した[3]

起訴・裁判[編集]

2021年1月18日名古屋地方検察庁は元内縁の夫を、殺人現住建造物等放火死体損壊の罪で名古屋地方裁判所に起訴した[4]

脚注[編集]