日本海フィッシャーマンズケープ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
外観(2022年4月)
地図
地図

日本海フィッシャーマンズケープ(にほんかいフィッシャーマンズケープ)は、新潟県柏崎市にある観光施設。1980年代から開発が行われ、株式会社ニッカイ米山が運営している。

2024年1月末までに日本海フィッシャーマンズケープは閉店し、道の駅風の丘米山の再整備と合わせて、2027年春に新しい商業施設としてリニューアルすることになっている[1]

概要[編集]

ザ・ホテルシーポート

アメリカサンフランシスコフィッシャーマンズワーフのコンセプトをもとに、鮮魚センター、シーフードレストラン、ファストフード店、マリングッズコーナーなど十数棟を並べた施設として開業[2]。中心となるのは1982年(昭和57年)にオープンした「日本海鮮魚センター」で、1988年(昭和63年)には1000人規模を収容できるレストラン「キーウエスト」もオープンした[2]1992年平成4年)には木彫りのサーカス人形を収蔵した「アニーズサーカス コレクション」「ミュージシャン人形館」、1994年(平成6年)には「ザ・ホテル シーポート」がオープンするなど拡大が続けられ[3]国道8号を挟んで反対側には市の主導により「コレクションビレッジ」の開発も行われた[4]

恋人岬

自然景勝地・鴎ケ鼻に立地しており、恋人岬の付け根に施設がある。

開発を行ったのは、国道8号沿いで1960年代からドライブインを運営していた米山観光[2](現・ニッカイ米山)とその関連会社。同じ県内の寺泊ではSOWA美術館を含むマリンハウス・モントレーの開発に携わったほか[5][6]妙高市新井ハイウェイオアシスでは2000年(平成12年)に日本海鮮魚センター新井店をオープンさせている[7]

サバサンドが名物グルメとなっている[8]

2023年にかけて隣接する道の駅風の丘米山との一体的なリニューアルに向けて、道の駅機能の整備検討が進められた[9]。その結果、2024年1月末までに閉店し、道の駅風の丘米山の再整備と合わせて2027年春に新しい商業施設としてリニューアルすることになった[1]

交通アクセス[編集]

国道8号沿いに立地する。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b “新潟柏崎市の「日本海フィッシャーマンズケープ」、2024年1月末までに閉店 道の駅「風の丘米山」再整備と合わせリニューアル、27年春の営業再開目指す”. (2023年9月25日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/286856 2023年9月25日閲覧。 
  2. ^ a b c “米山観光―北陸道全通を機に団体客の需要開拓”. 日本経済新聞. (1988年9月14日). p. 22 地方経済面 新潟 
  3. ^ “漁業の町生かすレジャー施設、今度はユニークホテル、土田新吾氏”. 日経流通新聞. (1994年6月4日). p. 10 
  4. ^ “日本海フィッシャーマンズケープ―人形の大サーカス団”. 日本経済新聞. (1992年9月10日). p. 12 夕刊 
  5. ^ “米山観光とニッカイ水産、海のリゾート基地建設―柏崎に続き寺泊町でも”. 日本経済新聞. (1987年5月16日). p. 22 地方経済面 新潟 
  6. ^ “米山観光とニッカイ水産、だまし絵、トリックアート美術館―剣重氏作品集める”. 日本経済新聞. (1993年4月27日). p. 22 地方経済面 新潟 
  7. ^ “米山観光、新井市に観光鮮魚2号店”. 日経流通新聞. (2000年8月3日). p. 20 
  8. ^ a b “連載 味自慢 異国情緒編<5>トルコ「サバサンド」(日本海フィッシャーマンズケープ・新潟柏崎市) サバのうま味じゅわ、コッペパンふんわり/レモン果汁で後味さっぱり”. 新潟日報. (2023年5月24日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/218791 
  9. ^ “新潟柏崎市、休止中の道の駅「風の丘米山」再整備へ・2027年度完成目指す”. 新潟日報. (2023年5月22日). https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/220547 

外部リンク[編集]

座標: 北緯37度20分59秒 東経138度29分30秒 / 北緯37.34972度 東経138.49167度 / 37.34972; 138.49167