日本アロマ環境協会

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公益社団法人日本アロマ環境協会
団体種類 公益社団法人
設立 2005年[1]
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目21番12号S-FRONT代々木7階[1]
法人番号 2010005018679 ウィキデータを編集
起源 日本アロマテラピー協会
主要人物 理事長:熊谷千津[1]
活動地域 日本の旗 日本
主眼 アロマテラピーの知識の普及、アロマ環境づくりの推進
活動内容 民間資格検定の実施と「認定スクール制度」運営
収入 資格試験、テキスト販売、個人・法人正会員入会金・年会費、セミナー等
基本財産 3,379,253,207円(2019年度資産合計)[2]
従業員数 25名(2020年4月)
会員数 個人正会員数 53,306名
法人正会員数 260社(登録会員:1,760名)
2020年3月31日現在[1]
子団体 なし
ウェブサイト https://www.aromakankyo.or.jp/
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公益社団法人日本アロマ環境協会(にほんアロマかんきょうきょうかい、Aroma Environment Association of Japan、AEAJ)は、日本アロマテラピー協会を母体とするアロマテラピー民間資格検定の運営などを行う団体である。

沿革[編集]

  • 1996年平成8年)日本アロマテラピー協会設立[1]
  • 2005年(平成17年)社団法人 日本アロマ環境協会設立[1]
  • 2012年(平成24年)公益社団法人 日本アロマ環境協会へ移行[1]

取り組み[編集]

植物に由来する精油を使った西洋民間療法アロマテラピーの普及と発展、個人・法人会員の活動支援サービスの拡充を目指し、アロマテラピー検定等の民間資格の認定や、認定スクール運営を主に行っている。また、イベント、セミナーシンポジウム、アロマテラピーに関する委託研究などを実施している[3]

アロマテラピーの健全な普及・啓発活動[編集]

安全なアロマテラピーを実践できる人材の育成、アロマテラピーの正しい知識の普及ならびに専門人材の育成のため、民間資格の認定を行っている。

  • アロマテラピー検定1級
  • アロマテラピー検定2級
  • アロマテラピーアドバイザー
  • アロマテラピーインストラクター
  • アロマセラピスト
  • アロマブレンドデザイナー
  • アロマハンドセラピスト

認定スクール制度

AEAJの定める標準カリキュラムを採用し、AEAJ独自の条件をクリアした「認定スクール」で、アロマテラピーを実践的に学ぶことができる。

認定スクール数:認定教室680教室、認定校176校、アロマテラピーアドバイザー認定校176校、アロマテラピーインストラクター校175校、アロマセラピスト認定校143校(2016年3月末現在)

アロマテラピーのさらなる発展のため、アロマサイエンス研究所を立ち上げ、学術調査研究を推進している。

  • 『アロマテラピー学雑誌』発行
  • 研究費助成制度・研究調査サポート制度
  • 施術報告サポート制度

AEAJ表示基準適合精油認定制度

安全なアロマテラピーの発展と消費者保護の観点から、精油ブランドを対象とした認定制度を設けている。

※表示基準の認定であり、精油の品質認定ではない。

認定精油ブランド数:70(54社)(2016年3月末)

アロマテラピーボランティア

アロマテラピーを通したボランティア活動の普及に取り組んでいる。

  • ボランティア勉強会の実施・活動支援
  • 復興支援プロジェクト

「アロマ環境」の保全・創出に向けた活動[編集]

環境カオリスタ検定

植物やその香りの恩恵、地球が現在抱えている諸問題、身近なエコアクションなどについて学び、実践する「環境カオリスタ」の普及を行っている。

香育

次世代を担う小・中・高校生に自然の香りの大切さを伝えるため、香りの教育=「香育」を展開している。

普及啓発イベント

アロマ環境の保全・創造・活用を目的としたイベントを開催している。

  • 「AEAJイメージフレグランスコンテスト」の開催
  • 環境省主催「みどり香るまちづくり」企画コンテストの共催

AEAJ会員の活動支援・サービス提供[編集]

  • アロマテラピー保険制度
  • AEAJ学校香育サポート制度
  • AEAJボランティア活動支援制度
  • 各種パンフレットの発行・無償提供
  • 求人情報の掲載・メール配信の実施(一般・会員ともに登録可)
  • アロマ関連情報の提供
  • 機関誌『AEAJ』の無償配布
  • AEAJ発行書籍・DVDの会員割引販売
  • AEAJ主催イベントへの参加優遇・会員限定イベント
  • 法人正会員のショップ・サロン・スクールなどでの会員優待サービス

資格取得者数(累計) (2020年3月31日現在)[編集]

  • アロマテラピー検定試験合格者数  422,342名
  • アロマテラピーアドバイザー認定者数 124,313名
  • アロマテラピーインストラクター認定者数 31,989名
  • アロマセラピスト認定者数 12,084名
  • アロマブレンドデザイナー認定者数 3,178名
  • アロマハンドセラピスト認定者数 9,026名
  • ナチュラルビューティスタイリスト検定合格者数 3,853名
  • 環境カオリスタ検定合格者数 31,488名

認定スクール数 (2020年3月31日現在)[編集]

認定教室 

  • アロマテラピーアドバイザー資格認定教室 592教室
  • アロマハンドセラピスト資格認定教室 275教室

認定校

  • アロマテラピーアドバイザー資格認定校 157校
  • アロマテラピーインストラクター資格認定校 149校
  • アロマセラピスト資格認定校 129校
  • アロマブレンドデザイナー資格認定校 119校
  • アロマハンドセラピスト資格認定校 126校

表示基準適合精油認定制度[編集]

法人正会員を対象に、次の3項目の遵守を条件に精油ブランドに所定の「認定証」を発行している。あくまで「表示」基準の認定であり、成分分析表の提出などは行われない。表示と商品の中身が一致しているか、100%天然であるかなど中身は審査されず、精油の品質を保証するものではない[4]

  1. 精油商品に、定められた「精油製品情報」が整っていること
  2. 精油商品に、定められた「使用上の注意事項」が明記されていること
  3. 協会が求める「企業モラル」を遵守する旨の「確認書」を提出すること

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g AEAJについて”. 日本アロマ環境協会. 2020年9月3日閲覧。
  2. ^ 貸借対照表令和2年3月31日現在 日本アロマ環境協会
  3. ^ 活動内容 日本アロマ環境協会
  4. ^ AEAJ表示基準適合精油認定制度について日本アロマ環境協会

参考文献[編集]

  • 『アロマテラピー検定テキスト 1級』日本アロマ環境協会 ISBN 4-931533-05-1

関連項目[編集]

外部リンク[編集]