手回り品切符

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
手回り品きっぷの表示
京阪電気鉄道千林駅

手回り品切符(てまわりひんきっぷ)とは、日本JRなどで採用されている切符の一種で、旅客みずからが車船(客席・客室)内に手回り品(手荷物)やチッキを持ち込む時に必要な切符である。普通手回り切符や定期手回り切符などがある。

日本国有鉄道(旧国鉄)のもとで旅客運送に付随する物品運送である手回り品等を適切にコントロールするため有料の切符として導入された[1]

JRで手回り切符が必要な手荷物(有料手回り品)[編集]

対象の手回り品[編集]

自転車を解体して専用の袋に収納した場合や、折りたたみ式自転車で折りたたんで専用の袋に収納した場合は、無料手回り品となる[2] 従来、競輪用自転車トラックレーサー)の入った袋(輪行袋)は有料手回り品であったが、2011年(平成23年)10月1日の旅客営業規則改正により無料手回り品となった。

車椅子のうち、長さ・高さが120 cm以内、幅70 cm以内のものは無料手回り品。それ以外は鉄道会社ごとに対処が分かれる。

なお、宇高連絡船ホーバー便は有料手回り品の持ち込みが禁じられていた。

持ち込みが原則禁じられているもの[編集]

手回り品は原則として、縦・横・高さの合計で250 ㎝、長さ2 m、重さ30 ㎏以内のものを最大2つまで持ち込むことができるが、次のものは原則として持ち込みが禁止されている。[3]

  1. 危険品[4]、またはほかの旅客に危害を及ぼす可能性があるもの
  2. 暖炉コンロ(ただし乗車中に使用する恐れがないと認められるものとカイロは除く)
  3. 人間死体
  4. 動物(ただし少数の小鳥・小虫類・初生ひな及び魚介類で容器に入れたもの、並びに介助犬=盲導犬聴導犬など、第309条第1項により持ち込みの許可を得た動物は除く)
  5. 不潔、ないしは臭気により他の旅客に迷惑の及ぶ恐れがあるもの
  6. 車内を破損する恐れのあるもの(刃物(銃刀法違反)やバールピッキング防止法第4条に違反する特殊開錠用具)など)

効力・値段[編集]

旅客の1回の乗車船ごと(改札から改札まで)に、1個について280円。途中下車の取扱はないので改札ごとに手回り料金が必要となる。

鉄道会社の責任[編集]

小犬・猫・ハト又はこれらに類する小動物の入った容器一つにつき2,000円以内の賠償責任。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 日本国有鉄道総裁室修史課『日本国有鉄道百年史 第13巻』1974年、163頁
  2. ^ 旅客営業規則308条、309条
  3. ^ ■第2編 旅客営業 -第10章 手回り品 第10章・手回り品(JR東日本)
  4. ^ ■別表第4号 危険品(JR東日本)
  5. ^ ガソリンなど鉄道車内への持ち込み禁止へ…『のぞみ』放火事件受け(レスポンス2016年3月31日 2017年2月25日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]