悪しき世よ、われは汝に頼まじ
悪しき世よ、われは汝に頼まじ(あしきよよ、われはなんじにたのまじ、Falsche Welt, dir trau ich nicht)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの教会カンタータBWV52。
構成[編集]
三位一体節後第23主日 初演1726年11月25日。聖句はマタイ22:15-22「皇帝の税金についての質問」。第六曲ロイスナー。第一節ズンダーライター。ソプラノ独唱。
1.シンフォニア[編集]
ヘ長調 4/4 ホルン2 オーボエ3 ファゴット 弦
2.レチタチーヴォ[編集]
悪しき偽りの世で、さそりや蛇の中に住んでいる。世は堕落し、正直は追いやられ、偽善がはびこり、友も裏切る
3.アリア[編集]
ニ短調 4/4 弦 ファゴット 偽りの世は敵。神が友となられ、配慮してくださる。
4.レチタティーボ[編集]
ファゴット 主こそ真実であり、世の狂った怒りから、助け出してくださる。この神を信頼する。
5.アリア[編集]
変ロ長調 3/4 愛なる神のともにいませば、世から離れ、神と私、私と神、偽りの舌を退ける。
6.コラール[編集]
ヘ長調 4/4 私は主に望みをおきます。助け出してください。真実の主なる神。