岡藤正広

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おかふじ まさひろ
岡藤 正広
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生誕 (1949-12-12) 1949年12月12日(69歳)
日本の旗 日本大阪府大阪市
出身校 東京大学経済学部 卒業
職業 経営者
団体 伊藤忠商事株式会社
肩書き 代表取締役会長CEO

岡藤 正広(おかふじ まさひろ、1949年12月12日 - )は、日本実業家伊藤忠商事株式会社代表取締役会長CEO[1]

略歴[編集]

1974年昭和49年)、東京大学経済学部を卒業し、伊藤忠商事株式会社に入社。1989年平成元年)4月、輸入繊維部第一課長代行に就任。1992年4月、アパレル第三部輸入繊維第一課長代行。1993年10月、アパレル第三部輸入繊維第一課長。1996年、アパレル第三部長代行。1997年、アパレル第三部長。1998年輸入繊維部長。1999年、輸入繊維事業部長。2000年(平成12年)11月、経営企画SIプロジェクト推進室長。2001年、ブランドマーケティング事業部長。同年6月、執行役員に就任。同年7月、繊維カンパニープレジデント補佐とブランドマーケティング事業部長兼任。2004年4月、常務執行役員、繊維カンパニープレジデント。同年6月、常務取締役。2006年、専務取締役。2009年4月、副社長。2010年(平成22年)4月1日、代表取締役社長(11代目)[2]2018年(平成30年)4月1日、代表取締役会長CEO[3]

人物[編集]

  • 大阪府立高津高等学校3年生の時に結核を患うと同時に父親を亡くし、2年遅れて入学した東京大学の学費や生活費をすべて自分で賄った[4]。家庭教師のアルバイトと、自動販売機を女子大学に置いてもらうよう飲料メーカーに掛け合い、売上の一部をもらった。
  • 伊藤忠では、繊維部門が長く、イタリアのファッションブランドアルマーニの日本での独占輸入販売権獲得などに貢献した[5]
  • 大手商社の会長が、最高経営責任者(CEO)を務める体制は異例。岡藤の注力した中国最大の国有複合企業「中国中信集団」(CITIC)との提携が、効果の面で課題が残っているためで、当面は「二頭体制」としている[6]
  • 伊藤忠とCITICの中核企業「中信集団」と戦略的業務・資本提携は2015年1月、タイ最大財閥Charoen Pokphand(チャロン・ポカパン)グループと折半で、日本企業として過去最大6000億円の対中投資としてスタート。岡藤は当初「(最終利益で三菱商事三井物産に次ぐ総合商社3位の伊藤忠が)CITIC提携で年700億円の収益貢献効果などで、業界トップを視野に入れられる」と強調したが[7]、同年の末には一転し「中国は経済状況が厳しいので、今後の大型案件への投資は慎重にしたい」と説明[8]。2017年1月、「今年は中国共産党大会の年で、CITICの大型投資は様子見となるかもしれない」[9]、翌2018年2月、「政権が盤石になったこれからがチャンス。共産党の立場が危うくなるときだけ政治的な規制がかかる」[10]としている。
  • 2016年3月期決算で、伊藤忠が初の業界首位となったが、三菱商事と三井物産が創業以来初の最終赤字となったことも大きく、岡藤は「不戦勝で土俵にあがったようなもの」と述べている[11]
  • 2016年からRIZAPに行き始めた。

著書[編集]

  • 企業価値とは株主価値だけではない(2016年、ダイヤモンド社)

脚注[編集]

  1. ^ 産経新聞朝刊2018年1月19日「伊藤忠社長に鈴木氏 二頭体制 岡藤氏が会長CEO」
  2. ^ 産経新聞朝刊2010年2月16日「伊藤忠社長に岡藤氏昇格」
  3. ^ 産経新聞朝刊2018年1月19日「伊藤忠社長に鈴木氏 二頭体制 岡藤氏が会長CEO」
  4. ^ 文藝春秋2016年3月10日発売4月号「同級生交歓」
  5. ^ 産経新聞朝刊2010年2月16日「伊藤忠社長に岡藤氏 「向こう傷恐れぬ」復活へ」
  6. ^ 産経新聞朝刊2018年1月19日「伊藤忠社長に鈴木氏 二頭体制 岡藤氏が会長CEO」
  7. ^ 産経新聞朝刊2015年1月21日「中国政府系に1.2兆円 伊藤忠、タイ財閥と出資」
  8. ^ 産経新聞朝刊2015年12月22日「【直球緩球】伊藤忠商事社長・岡藤正広氏 中国への大型投資 慎重に」
  9. ^ 産経新聞朝刊2015年12月22日「【直球緩球】伊藤忠商事社長・岡藤正広氏 中国への大型投資 慎重に」
  10. ^ 産経新聞朝刊2018年2月8日「【直球緩球】伊藤忠商事 岡藤正広社長 「中国企業との連携に商機あり」
  11. ^ 産経新聞朝刊2016年5月11日「3月期決算 伊藤忠 初の首位 大手商社7社に明暗 三菱商事・三井物産 初の最終赤字」
先代:
小林栄三
伊藤忠商事社長
2010年 - 2018年
次代:
鈴木善久