山川徹

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山川 徹(やまかわとおる、1977年[1] - )は、日本のルポライターノンフィクション作家である。

概要[編集]

山形県上山市出身。東北学院大学法学部[1]國學院大學文学部2部卒業[1]。在学中より『別冊東北学』(作品社)の編集に携わり[1]、大学卒業後にフリーライターとなる。2007年から2008年には北西太平洋調査捕鯨に同行。捕鯨に携わる若者たちや、ラグビーなどの取材を続け、各誌に様々なルポルタージュを発表している。

2006年山形新聞の夕刊文化欄にて1年間、「離れて思う故郷」を連載。首都圏で生きる山形県出身者60人の歩みを描いた。2008年、大幅改稿のうえ、同名の単行本として荒蝦夷より刊行された。

『国境を越えたスクラム──ラグビー日本代表になった外国人選手たち』で第30回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞[2]

作品リスト[編集]

  • 『離れて思う故郷』荒蝦夷、2008年
  • 『捕るか護るか?クジラの問題 -いまなお続く捕鯨の現場へ-』技術評論社、2010年 ISBN 978-4774141978
  • 『東北魂 ぼくの震災救援取材日記』東海教育研究所、2012年 ISBN 978-4486037422
  • 『それでも彼女は生きていく 3.11をきっかけにAV女優となった7人の女の子』双葉社、2013年 ISBN 978-4575305081
  • 『カルピスをつくった男 三島海雲』小学館、2018年6月
    • 小学館文庫、2022年1月
  • 『国境を越えたスクラム──ラグビー日本代表になった外国人選手たち』中央公論新社、2019年8月
  • 『最期の声 ドキュメント災害関連死』角川学芸出版、2022年2月

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 山川 徹 プロフィール”. 文春オンライン. 2022年8月26日閲覧。
  2. ^ 「山川 徹」の記事一覧”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2022年8月26日閲覧。