尾坂力

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尾坂 力(おざか つとむ、1909年5月27日[1] - 1992年10月11日[2])は、日本翻訳家

経歴[編集]

栃木県宇都宮市出身[1]青山学院大学英文科卒。映画字幕作成を経て、英米の推理小説を主として翻訳した。

翻訳[編集]

  • 『モーション・ピクチュア・ライブラリー アメリカ交響楽』(ソニア・レヴイーン原作、ハワード・コッホ, エリオット・ポール脚色、新生活社) 1946?
  • 『六番目の男』(フランク・グルーバー、早川書房、Hayakawa pocket books) 1956
  • 『黄金の煉瓦』(A・A・フェア、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1960、のち文庫
  • 『ノーラとの一夜』(ブレッド・ハリディ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1962
  • 『ナイトスポット作戦 』(リチャード・テルフェア、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1966
  • 電撃フリント』(ジャック・パール、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1966
  • 『続・電撃フリント』(ブラッドフォード・ストリート、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
  • 『ドクター・セックス』(カーター・ブラウン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
  • 『パーフェクト殺人』(H・R・F・キーティング、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
  • 『罪なき者を捜せ』(ロイ・ヴィカーズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
  • 『コリン・ワイズの犯罪』(マイクル・アンダーウッド、早川書房) 1968
  • 『顔』(エラリー・クイーン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1968
  • 『殺人は競売で』(カーター・ブラウン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1969
  • 『小麦で殺人』(エマ・レイサン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1970
  • 『イマベルへの愛』(チェスター・ハイムズ、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1971
  • 『悪魔の報酬』(エラリー・クイーン、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1973
  • 『暗い道の終り』(ドロシイ・S・デイヴィス、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1973
  • 『刑事フリービーとビーン』(ポール・ロス、立風書房) 1974
  • 『ドラブル』(クライヴ・イグルトン、早川書房) 1975
  • 『ハンター・キラー』(ジェフリイ・ジェンキンズ、ハヤカワ文庫) 1975
  • 『ムーンレーカー号の反乱』(アントニイ・トルー、早川書房) 1976
  • 『強盗心理学』(ロス・トーマス, オリバー・ブリーク、立風書房) 1976
  • 『第五帝国』(ロビン・ムーア、早川書房) 1977.8
  • 『ゲリラ海戦』(ブライアン・キャリスン、ハヤカワ文庫) 1978.1
  • シナトラ 20世紀のエンターテイナー』(アーノルド・ショー、早川書房) 1978.6
  • 『ジャラナスの顔』(ロナルド・ハーディ、早川書房) 1978.8
  • 『けむりの島』(アントニー・トルー、パシフィカ、海洋冒険シリーズ) 1978.10
  • 『破滅のプログラム』(デズモンド・ラウデン、早川書房) 1979.3
  • 『南極海の死闘』(W・R・D・マクロクリン、パシフィカ、海洋冒険小説シリーズ) 1979.12
  • 『9人目のスパイ』(ジョン・リー、早川書房) 1979.11
  • 『ドーヴァー 2』(ジョイス・ポーター、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1979
  • 『街はおれのもの』(エド・マクベイン、早川書房) 1980.5
  • 『スーパータンカーの死』(アントニイ・トルー、早川書房) 1981.3
  • 『犯行現場へ急げ』(ジョン・ボール、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1982.8
  • 『スパイシップ』(トム・キーン, ブライアン・ヘインズ、伏見威蕃共訳、早川書房) 1986.9
  • 『熱砂のシャドウゲーム』(ジェフリイ・ジェンキンズ、坂本憲一共訳、ハヤカワ文庫) 1990.4

E・S・ガードナー[編集]

  • 『緑色の眼の女』(E・S・ガードナー早川書房、世界探偵小説全集) 1955、のち文庫
  • 『色っぽい幽霊』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1955
  • 『片眼の証人』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1956、のち文庫
  • 『消えた看護婦』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1956
  • 『弱った蚊』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1957
  • 『寝ぼけた妻』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1957
  • 『メッキした百合』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1958
  • 『とりすました被告』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1958
  • 『おとなしい共同経営者』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1958、のち文庫
  • 『傾いたローソク』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1959、のち文庫
  • 『黒い金魚』(E・S・ガードナー、早川書房、世界探偵小説全集) 1959、のち文庫
  • 『落着かぬ赤毛』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1960、のち文庫
  • 『怒りっぽい女』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1961、のち文庫
  • 『おせっかいな潮』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1961
  • 『美人コンテストの女王』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1967
  • 『うかつなキューピッド』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1969
  • 『囲いのなかの女』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1973
  • 『叫ぶ燕』(E・S・ガードナー、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1976
  • 『不安な遺産相続人』(E・S・ガードナー、早川書房、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1978.5

参考[編集]

  • 訳書の紹介欄 

脚注[編集]

  1. ^ a b 日外アソシエーツ 1985, 133頁.
  2. ^ 著作権台帳 第26版、1747ページ

参考文献[編集]

  • 日外アソシエーツ 編『現代翻訳者事典』日外アソシエーツ、1985年。ISBN 4816905294