天気雨

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天気雨直後の様子

天気雨(てんきあめ)は、気象の1つ。晴天にもかかわらずが降っている状態を指す。

概要[編集]

雨粒が地面に到達するまでに雨雲が消滅・移動した場合に発生する。特に雲が対流雲だと、降雨後10分程度で雲が消えるため、天気雨が発生しやすい。

また遠方で降った雨が強い横風に流されることで天気雨になることもある。特に山間部では、山越えの際に雲が消えてしまうので、山越えの風に雨粒だけが乗って飛んでくることになり、その場合、天気雨を見ることができる。

必然的に日光が雨に当たりやすいため、通常の雨天よりもを観察できる可能性が高い。

名称[編集]

天気雨という名称は、天気(=晴天)なのに降る雨ということからついた。同義語としては日照雨(ひでりあめ)という呼び方もある。また、雲が消えて雨だけが降る状態から、雨を涙と喩えた呼び方もある(「涙雨」「天泣」など)。

沖縄県では比較的日常的にみられる現象で、方言ティーダアミ(太陽雨)と呼ばれている。

俗信[編集]

天気雨に関する俗信は世界各地に存在する。代表的なものは天気雨と動物の結婚を結びつけるもので、日本の「狐の嫁入り」の他、アフリカでは猿やジャッカルアラビア語圏の一部では鼠、ブルガリアの一部では熊、大韓民国では虎が結婚するとされる。イタリアカラブリア州サレント半島イギリス南西部では日本と同じく狐が結婚すると言われる。

また悪魔や魔女と結びつける俗信もあり、トルコでは天気雨のときに悪魔が結婚するとされ、ポーランドでは魔女がバターを作っているという伝承がある。

出典[編集]

関連項目[編集]