夜と霧 (文学)
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『夜と霧』(よるときり)は、1946年に出版されたヴィクトール・フランクルのナチスの強制収容所経験に基づいた書籍作品である。
タイトル[編集]
原文のタイトルは …trotzdem Ja zum Leben sagen:Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager (Kösel-Verlag, München 1977) 、日本語訳すると『それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する』となる。 日本語題「夜と霧」は夜陰に乗じ、霧に紛れて人々が連れ去られ消された歴史的暗部を比喩した。
評価[編集]
「言語を絶する感動」と評されている。(『アンネの日記』(文春文庫ほか)に並ぶロングセラーである)
発行部数は、英語版だけでも900万部に及び、1991年のアメリカ国会図書館の調査で「私の人生に最も影響を与えた本」のベスト10に入ったという[1]。また、日本語を含め17カ国語に翻訳されており、読売新聞による「読者の選ぶ21世紀に伝えるあの一冊」のアンケート調査でも、翻訳ドキュメント部門の第3位となった。
日本語訳書[編集]
- 『夜と霧』 霜山徳爾訳 (みすず書房、1985年版) ISBN 4-622-00601-4
- 『夜と霧 新版』 池田香代子訳 (みすず書房、2002年版) ISBN 4-622-03970-2