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圧痛点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

圧痛点(あっつうてん)とは、身体を診断する際、指などで圧迫したときに強く痛みが出る点をいう。疾患によって特定の部位に痛みを感じるため、重要な診断要素の一つである。圧診点とも呼ばれる。

主な圧痛点

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マックバーネー(McBurney)点

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マックバーネーの圧痛点(1の部分)

マックバーニーとも呼ばれる。大変有名な圧痛点である[1]と右上前腸骨棘とを結ぶ線上で、右上前腸骨棘より約5センチメートルの点にあり、虫垂炎の診断には不可欠である。名前の由来はチャールズ・マックバーネー(en:Charles McBurney (surgeon))から。

ランツ(Lanz)点

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虫垂炎の圧痛点。左右の上前腸骨棘を結ぶ線上で中点より右3分の1のところにある[1]

ボアス(Boas)点

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胃潰瘍の圧痛点。第10〜12胸椎の左側約3センチメートルに位置する[1]

ボアス(Boas)胆嚢点

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胆道疾患の圧痛点。第9、第10胸椎の右側に位置する[1]

小野寺臀部点

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胃潰瘍・十二指腸潰瘍の圧痛点。上前腸骨棘と上後腸骨棘との中間で腸骨稜より約3センチメートル下方にある[1]。名前の由来は小野寺直助

モンロー(Munro)点

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虫垂炎の圧痛点。ムンロー点、マンロー点とも呼ばれる。右上前腸骨棘と臍を結ぶ線の中点に位置する[1]

レンズマン(Lenzmann)点

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虫垂炎の圧痛点。両上前腸骨棘を結ぶ線上で右上前腸骨棘より約5センチメートルに位置する[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 伊藤和憲『図解入門よくわかる痛み・鎮痛の基本としくみ』秀和システム、2011年、203頁。ISBN 9784798029467https://books.google.co.jp/books?id=0TZMHBK_AjMC&lpg=PA203&ots=YhlyAR7FqJ&dq=%22%E5%9C%A7%E8%A8%BA%E7%82%B9%22&hl=ja&pg=PA203#v=onepage&q=%22%E5%9C%A7%E8%A8%BA%E7%82%B9%22&f=false2016年1月13日閲覧 

関連項目

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