取手国際ゴルフ倶楽部

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取手国際ゴルフ倶楽部
Toride Kokusai Golf Club
取手国際ゴルフ倶楽部
取手国際ゴルフ倶楽部の空中写真。
2008年9月9日撮影。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 地図
所在地 日本の旗 日本
茨城県つくばみらい市板橋2994番地
座標: 北緯35度58分50秒 東経140度3分47秒 / 北緯35.98056度 東経140.06306度 / 35.98056; 140.06306
概要
開業 1958年昭和33年)8月23日
運営 メンバーシップコース
設計 佐々木 真太郎、青木 功(東コース改造監修)
運営者 東日本振興 株式会社
コース
西コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 575 1 5 611
2 4 405 2 3 137
3 4 309 3 4 367
4 3 192 4 4 416
5 4 455 5 5 500
6 4 367 6 4 358
7 3 172 7 4 467
8 4 415 8 3 229
9 5 530 9 4 479
36 3420 36 3564
東コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 505 10 5 519
2 3 172 11 4 435
3 4 383 12 4 390
4 4 415 13 4 381
5 4 428 14 3 209
6 3 185 15 5 533
7 4 366 16 3 168
8 4 395 17 4 373
9 5 548 18 4 475
36 3397 36 3483

その他
公式サイト 取手国際ゴルフ倶楽部
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取手国際ゴルフ倶楽部(とりでこくさいゴルフくらぶ)は、茨城県つくばみらい市にあるゴルフ場である。

概要[編集]

昭和20年(1945年)代初期、静岡県の照明器具製造業の佐々木真太郎は、全国各地にゴルフ場を建設していた[1]。昭和初期に電燈が一般家庭に復旧し始めた頃、照明器具の製造と照明進化運動を行い、海外にも工場を建設していた[1]。佐々木は同郷の友人からこれからは植林事業と説かれ、全国の山林を買収していた[1]

佐々木真太郎は、昭和30年(1955年)代初期、茨城県筑波郡伊奈村(伊奈町を経て、現在はつくばみらい市)に新たなゴルフ場の建設を計画し、赤松林の起伏の少ない建設用地を確保した[1]。建設予定地の隣接の3コース、「筑波カントリークラブ」(1959年(昭和34年)開場、設計・佐藤昌)、「常陽カントリー倶楽部」(1961年(昭和36年)開場、設計・和泉一介)、「茨城ゴルフ倶楽部」(1962年(昭和37年)開場、設計・上田治)に提案して道路負担金を来場者から徴収した[1]。その費用で取手駅から4ゴルフ場まで舗装し、さらに循環バスを運行させた[1]

コース設計は丸毛信勝に依頼し、1958年(昭和33年)8月23日、「取手国際ゴルフ場・国際コース」18ホールのゴルフ場が開場された[1]。その後、隣接地に別の業者がゴルフ場の建設を行っていたが、工事途中で頓挫した[1]。そこで佐々木は、頓挫した工事途中の用地を購入し、伊奈コース18ホールのゴルフ場を開場させた[1]。そして、国際コースを西コースに、伊奈コースを東コースとして計36ホール規模のゴルフ場が完成した[1]

2005年(平成17年)1月1日、クラブの名称を取手国際ゴルフ場から「取手国際ゴルフ倶楽部」に変更した[2]

2015年(平成27年)11月、東コースの1グリーンのベントへの改修工事を、青木功の設計・監修により実施し完成した。同時に、東コースの電磁誘導乗用カートの導入のための工事を行った[3]

所在地[編集]

〒300-2307 茨城県つくばみらい市板橋2994番地

コース情報[編集]

  • 開場日 - 1958年8月23日
  • 設計者 - 佐々木 真太郎、青木 功(東コース改造監修)
  • 面積 - 1,320,000m2(約39.9万坪)
  • コースタイプ - 林間コース
  • コース - 36ホールズ、パー144、13,864ヤード、コースレート、西コース71.0、東コース72.3
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 1グリーン、ベント(ペンクロス)
  • ハザード - バンカー164、池が絡むホール9
  • ラウンドスタイル - 西コース : キャディー付歩いてのラウンド、」東コース:乗用カートセルフプレー、1組4人が原則、状況によりツーサム可、乗用カート(5人乗り)歩き(電動カート)リモコン式 
  • 練習場 - 12打席250ヤード
  • 休場日 - 毎月第1、3月曜日、1月1日[4][5]

ギャラリー[編集]

交通アクセス[編集]

鉄道

道路

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j [『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「佐々木真太郎は頭の中の図面と実測を照合してコースを建設していった」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年10月2日閲覧]
  2. ^ 「2005年1月1日 コース名変更のお知らせ」、ゴルフホットライン、2021年10月日閲覧
  3. ^ 「2014年5月8日 東コース改修工事と乗用カート導入について」、ゴルフホットライン、2021年10月2日閲覧
  4. ^ 「取手国際ゴルフ倶楽部」、ゴルフダイジェスト、2021年10月1日閲覧
  5. ^ 「取手国際ゴルフ倶楽部」、ゴルフホットライン、2021年10月1日閲覧
  6. ^ a b 「取手国際ゴルフ倶楽部」、アクセス、2021年10月1日閲覧

関連文献[編集]

  • 『ゴルフ場ガイド 東版』、2006-2007、「取手国際ゴルフ倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年10月1日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「佐々木真太郎は頭の中の図面と実測を照合してコースを建設していった」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年10月2日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]