何厚カ

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本来の表記は「何厚」です。この記事に付けられた題名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。
何厚鏵
Edmund Ho
Edmond Ho 1968.jpg
生年月日 (1955-03-13) 1955年3月13日(65歳)
出生地 Flag of Portuguese Macau (proposal).svgポルトガルマカオ
出身校 ヨーク大学
配偶者 劉渭楨
子女 息子、娘それぞれ一人
親族 何賢(父)

中華人民共和国の旗 中国人民政治協商会議
全国委員会副主席
在任期間 2010年3月14日 - 現職

内閣 朱鎔基内閣
温家宝内閣
在任期間 1999年12月20日 - 2009年12月19日
国家主席 江沢民
胡錦濤
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何厚(か こうか、Ho Hau-wah, 拼音: Hé Hòuhuá, 1955年3月13日 - )は、初代マカオ特別行政区行政長官である。2010年、第11期中国人民政治協商会議にて副主席に選出された。本籍は広東省広州市番禺区エドムンド・ホーポルトガル語: Edmund Ho)とも。

経歴[編集]

「マカオの王」「マカオの影の総督」[1]と呼ばれた親中派実業家の何賢中国語版の七男。1969年にカナダへ留学し、1978年ヨーク大学(経営管理学専攻)を卒業した。1981年にはカナダの公認会計士資格を取得し、インドアメリカ合衆国で実務経験を積んだ後、マカオに戻った。

その後、父の何賢が創設した大豊銀行取締役兼社長、新福利バス初代会長、連豊亨保険会長などに就任した。また、マカオ銀行公会やマカオ中華総商会の主席、中華全国工商業連合会副主席も務めた。

1986年に中華人民共和国の第6期全国政治協商会議委員に補欠選出された。1988年には第7期全国人民代表大会のマカオ代表の一人に選出され、さらに第8期、第9期全人代では常務委員にもなっている。また、同年、間接選挙によりマカオ立法会議員に当選し、1999年の返還まで副主席を務めた。さらに1988年は、マカオ基本法起草委員会副主任委員、同諮詢委員会副主任委員、マカオ特別行政区準備委員会副主任委員にも就任している。

初代行政長官に就任[編集]

1999年5月15日にマカオ特別行政区行政長官に当選、同12月の同特区成立と同時に就任した。

2004年、無投票で再選となった。外資誘致などで2004年から2桁の経済成長に成功してマカオを世界で最も1人当たりの国内総生産(GDP)が高い地域の1つにさせ[2]、医療費などを無料化する高福祉政策を行って先進国水準の公共サービスや社会保障制度も充実させた[3][4]

2008年インフレ対策や富の再分配を名目とするマカオ市民への9000パタカ(約12万円)の定額給付金を開始した[5][6]

2009年には同じ一国二制度を行う香港で撤回に追い込まれた国家安全条例案と同様に国家分裂行為など反政府活動を禁じる国家安全維持法の制定に成功した[7]

2009年12月19日に行政長官を退任した。後任はマカオ前社会文化官の崔世安。退任後の2010年3月13日、第11期中国人民政治協商会議副主席に選出された。

脚注[編集]

  1. ^ 何贤:公认的“影子澳督”和“澳门王””. 环球网 (2009年12月11日). 2017年12月22日閲覧。
  2. ^ Li, Sheng (2016). "The transformation of island city politics: The case of Macau" (PDF). Island Studies Journal. 11 (2): 522.
  3. ^ Ferrao, Silvia O. S.; Gaspar, Elisa Lei (2013). "Public healthcare system in Macao". 2013 IEEE 2nd International Conference on Serious Games and Applications for Health (SeGAH). pp. 1–8. doi:10.1109/SeGAH.2013.6665312. ISBN 978-1-4673-6165-1.
  4. ^ Scott, Ian (2011). "Social Stability and Economic Growth". Gaming, Governance and Public Policy in Macao: 1–16.
  5. ^ マカオ、市民へ現金給付継続 カジノ税収潤沢で”. 日本経済新聞 (2013年11月14日). 2019年7月26日閲覧。
  6. ^ マカオ政府、12年連続で市民へ現金配布…7月から順次=支給額は前年から11%アップの約13.6万円、カジノ税収潤沢で富の還元”. マカオ新聞 (2019年5月10日). 2019年7月26日閲覧。
  7. ^ “澳門特區政府頒布《維護國家安全法》 3日生效”. 中國新聞網. (2009年3月2日). http://www.chinanews.com.cn/ga/gaynd/news/2009/03-02/1584878.shtml 2019年8月11日閲覧。 
公職
先代:
ヴァスコ・ローシャ・ヴィエイラ
(マカオ総督)
マカオの旗マカオ特別行政区行政長官
1999年 - 2009年
次代:
崔世安