上野岑雄

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上野岑雄
時代 平安時代前期 - 平安時代中期
生誕 不詳
死没 不詳
別名 峰雄
氏族 上野氏
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上野 岑雄(かみつけの の みねお)は、平安時代前期の歌人

墨染の桜[編集]

古今和歌集』によると、寛平3年1月13日(891年2月24日)に時の太政大臣であった藤原基経が亡くなり、深草の山に埋葬した際に、以下の和歌を詠んだとされる。

深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け (『古今和歌集』哀傷832)

この歌は後世の文学者に広く知られ、『源氏物語』の源氏のセリフや、和泉式部惟宗光吉など様々な歌人の歌に引用されている。また、世阿弥も「墨染桜」という演目を作成している。

脚注[編集]


関連項目[編集]