三木笙子

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(みき しょうこ、1975年 -)は、日本小説家推理作家秋田県生まれ。

経歴・人物[編集]

2005年、神酒高子名義の投稿作「点灯人」が東京創元社主催の第2回ミステリーズ!新人賞最終候補作となる(その際の受賞者は高井忍であった)。同作を改稿の上、連作長篇化した短編小説集『人魚は空に還る』で2008年に作家デビューした。

作品リスト[編集]

単行本・文庫本[編集]

帝都探偵絵図シリーズ
  • 人魚は空に還る(2008年8月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉 / 2011年10月 創元推理文庫
    • 収録作:点灯人 / 真珠生成 / 人魚は空に還る / 怪盗ロータス
  • 世界記憶コンクール(2009年12月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉 / 2012年5月 創元推理文庫)
    • 収録作:世界記憶コンクール / 氷のような女 / 黄金の日々 / 生人形の涙
  • 人形遣いの影盗み(2011年2月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉 / 2013年9月 創元推理文庫)
    • 収録作:びいどろ池の月 / 恐怖の下宿屋 / 永遠の休暇 / 妙なる調べ奏でよ / 人形遣いの影盗み
  • 怪盗の伴走者(2015年4月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉/ 2017年9月 創元推理文庫)
    • 収録作:伴走者 / 反魂蝶 / 怪盗の伴走者
  • 怪盗ロータス綺譚 グランドホテルの黄金消失(2022年11月、東京創元社)
    • 帝都探偵絵図のスピンオフ作品
    • 収録作:グランドホテルの黄金消失 / 特等席 / 埋める者 暴く者 / すべて当たり籤 / 光と影のおむすびころりん
クラーク巴里探偵録シリーズ
  • (サブタイトルなし)(2014年2月 幻冬舎文庫
    • 収録作:幽霊屋敷 / 凱旋門と松と鯉 / オペラ座の怪人 / 東方の護符
  • 露西亜の時間旅行者(2017年1月 幻冬舎文庫)
    • 収録作:光と影 / オスマンルビーの呪い / 露西亜の時間旅行者 / 遙かなる姫君
シリーズ外作品
  • 金木犀二十四区(2012年8月 角川書店
  • 竜の雨降る探偵社(2013年2月 PHP研究所
  • 百年の記憶 決壊石奇譚(2013年5月 講談社
    • 【改題】百年の記憶 哀しみを刻む石(2015年9月 講談社文庫
  • 水の都 黄金の国(2016年7月 講談社)
  • 月世界紳士録(2017年6月 集英社オレンジ文庫
  • 帝都一の下宿屋(2018年8月 東京創元社)
  • 月の王子 砂漠の少年(2018年11月 小学館ジュニア文庫)
  • 赤レンガの御庭番文庫(2019年2月 講談社タイガ
  • 帝都千一夜 美男のシェヘラザード(2021年7月 小学館文庫キャラブン!)
  • 招かれざる客 ~黒の大正花暦~(2021年12月、ウィングス文庫)

雑誌掲載作品[編集]

小説[編集]

  • 「永遠の休暇 帝都探偵絵図」 - 『ミステリーズ!』vol.44 DECEMBER 2010(東京創元社、2010年12月)掲載
  • 「何故、何故」 - 『ミステリーズ!』vol.48 AUGUST 2011(東京創元社、2011年8月)掲載
  • 「月と竹の物語」 - 『ミステリーズ!』vol.51 AUGUST 2012(東京創元社、2012年8月)掲載
  • 「伴走者」 - 『ミステリーズ!』vol.68 DECEMBER 2014(東京創元社、2014年12月)掲載
  • 「永遠の市」 - 『ミステリーズ!』vol.88 APRIL 2018(東京創元社、2018年4月)掲載
  • エッセイ&ショートノベル - 『小説WINGS』2018年夏号(NO.100)(新書館、2018年9月)掲載
  • 「招かれざる客 ~黒の大正花暦~」 - 『小説WINGS』2020年冬号(NO.106)- 2020年秋(No.109)(新書館、2020年2月 - 11月)掲載

エッセイ[編集]

  • 「ミステリーズ・バー 絵に描いた酒」 - 『ミステリーズ!』vol.38 DECEMBER 2009(東京創元社、2009年12月)掲載

インタビュー[編集]

外部リンク[編集]