三つのワルツ (1938年の宝塚歌劇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三つのワルツ』(みっつのワルツ)は宝塚歌劇団ミュージカル作品。

概要[編集]

1938年初演では踊り子のファンニ・グランプレと騎兵中尉のオクターヴ・ド・シャランセ侯爵の身分違いの恋、歌姫のイヴェット・グランプレとフィリップ・ド・シャランセ侯爵の行き違いの恋、そして、女優のイレーヌ・グランプレとジェラル・ド・シャランセの運命の恋…。親子三代の恋愛物語[1]

1958年宝塚公演では一話から三話までの全ての主役を淀かほる寿美花代のコンビが演じ分けた[2]。このとき、脇役には神代錦大路三千緒がいた[2]

1958年花組・東京公演の新人公演の主な配役はオクターヴ役が松乃美登里(本役:寿美花代)、ファンニ役が加茂さくら(本役:淀かほる)であった[3]

公演データ[編集]

公演期間 公演場所 公演 併演作品 備考 脚注
1938年8月1日から8月31日まで 宝塚大劇場 花組 金平巡國記 [1]
1938年10月1日から10月31日まで 東京宝塚劇場 花組 ハロー伯林
娘妙成寺
[4]
1938年11月2日から11月10日まで 名古屋宝塚劇場 花組 『ハロー伯林』
『娘道成寺』
[5]
1938年12月3日から12月25日まで 大阪・北野劇場 花・ 宝塚振袖音頭
宝塚フェスティバル
1939年1月4日から1月10日まで 京都宝塚劇場 花組 二人の戦友
『娘道成寺』
1958年7月2日から7月30日まで[2] 宝塚大劇場[2] 花組[2] 舞踊一代[2][6]
1958年10月1日から10月27日まで[6] 東京宝塚劇場[6] 花組[6] 新人公演:10月12日[3]
1958年10月31日から11月28日まで[6] 星組[6] 光明皇后[6]
1959年3月29日から4月5日まで 名古屋・名鉄ホール 花組 になひ文 [7]

宝塚大劇場公演のデータ[編集]

1938年[編集]

形式名は「グランド・ロマンス[1]」。3部26場[1]

スタッフ(1938年・宝塚)[編集]

配役(1938年・宝塚)[編集]

1958年[編集]

形式名は「グランド・ロマンス[2]」。3部24場[2]

スタッフ(1958年・宝塚)[編集]

北野劇場公演のデータ[編集]

1938年[編集]

配役(1938年・北野劇場)[編集]

東京宝塚劇場公演のデータ[編集]

1958年[編集]

配役(1958年・東京星組)[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0