万成石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:石材もしくは加工製品の画像提供をお願いします。2014年5月

万成石(まんなりいし)とは、岡山県岡山市北区の万成または矢坂地域[要出典]から産出される角閃石黒雲母花崗岩である[1]

日本銘石のひとつとして東日本の本小松石、西日本の庵治石と共にブランド化された万成石は、桜色の美しさから、昔も今も多くの人々に愛され、近年も需要は非常に高い国産の石材である[2]

特徴[編集]

万成石が使用されているとされる明治神宮宝物館[3](2011年9月)
外壁に万成石が使用されている銀座和光[4](2017年3月)

淡紅色のカリ長石、白色の斜長石石英、黒色の黒雲母等で構成された、完晶質中粒の花崗岩である[2]

万成石の特徴は、「桜御影」と呼ばれるだけあって、桜色がかった色をしている[2]日本で桜御影というと、第一にこの万成石の名が挙げられる[要出典]。一見、桜色という色が柔らかそうなのイメージだが、実際は国内の石材の中でもトップクラスの[要出典]硬さを持つ石である[1]

その桜色がかった優美な石目の万成石は、石原裕次郎横山やすし朝倉文夫イサム・ノグチなどの著名人の墓に使われている[5]。歴史上の人物・偉人の像の台座や、古くから親しまれている建築建材としても、これまで様々な使われており、永い時を経ても変わらず、風化に強く、気品あふれ、高級感を生み出す石材として、ブランド化されている。

万成石のは、ひとつひとつの玉石の積み重なった山である。大きな物では、2,000トン以上の大きな玉石もあり、様々な需要に応えられ、また、長期に渡る安定供給の歴史、見通しがついている[2]

歴史と現状[編集]

万成石の歴史は、天保年間(1830年 - 1843年)に自家用石材のみの採石として始まったとされている[3]。商業採石が本格化したのは、1888年明治21年)光田石材によるものという[3]昭和末期から平成初期にかけては採石業者が9社11丁場存在したものの、現在も採石している業者は有限会社武田石材と有限会社浮田石材の2社(2丁場)のみとなっている[2]

採掘量は以前と変わらず、年間20,000以上も容易に採掘・出荷でき、採掘元のひとつである武田石材では、2010年4月に[要出典]8m3の石材や挽材・4角以上・10尺以上の長尺物と大材も採れ、安定した供給量が見込めるとしている[2]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b 万成石材採掘販売組合. “特徴・成分”. 2014年5月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 武田石材. “万成石”. 2014年5月12日閲覧。
  3. ^ a b c 万成石材採掘販売組合. “歴史と沿革”. 2014年5月12日閲覧。
  4. ^ 武田石材. “建築石材「万成石」”. 2014年5月12日閲覧。
  5. ^ 万成石材採掘販売組合. “使用例 墓関連”. 2014年5月12日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]