万惣商事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
万惣商事株式会社
Manso Trading Co.,ltd.
Manso fruits sudacho 2009.JPG
万惣 神田本店(2009年当時)
種類 株式会社
略称 万惣
本店所在地 日本の旗 日本
101-0041
東京都千代田区神田須田町1-16-1
設立 1846年弘化3年)
業種 小売業
法人番号 6010001029544 ウィキデータを編集
事業内容 青果物の販売、飲食店の運営
テンプレートを表示

万惣商事株式会社(まんそうしょうじ、: Manso Trading Co.,ltd.)は、東京都千代田区神田須田町に本店を置いていた小売業者。果物の販売を行い、喫茶店万惣フルーツパーラーでも知られた。

沿革[編集]

  • 1846年弘化3年)、神田青果市場に近い須田町で開業。当時は水菓子と呼ばれた果物を取り扱った。古典落語「千両蜜柑」のモデルになったのもこの店である。
  • 1905年(明治38年)、三菱財閥岩崎家で栽培されたマスクメロンを日本で初めて販売[1]
  • 1910年(明治43年)には、果物業界で初めて宮内庁御用達となる[2]
  • 1923年(大正12年)の関東大震災を経て再建、1927年(昭和2年)に万惣フルーツパーラーをオープン[3]
  • そごうグループをはじめとした全国の百貨店にフルーツパーラーを出店。
  • 1967年(昭和42年)には地上8階地下1階建ての本店ビルが竣工。
  • 2007年には新丸の内ビルディングのオープンに合わせてフルーツパーラーを出店[4]
  • 2011年、本店のビルが面する中央通りおよび靖国通りが「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」の指定道路となる[5]。耐震診断の結果補強工事では基準を満たすことができず、建て替える資金的な余裕もなかったため2012年3月24日をもって神田本店及び併設のフルーツパーラーを休業[6][7](事実上の閉店)。他の店舗も銀座の松坂屋の店舗が3月4日、新丸の内ビルの店舗が4月15日[8]を以て閉店し、全店舗の営業が終了した。

本店の閉店後、建物はしばらく放置されたのち解体。跡地には地上12階建てビルが建設され[9][10]ドーミーイン[11]セブンイレブン[12]が入居している。

脚注[編集]

  1. ^ 万惣の歴史”. 2012年1月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年3月6日閲覧。
  2. ^ 創業165年「万惣」のフルーツパーラー”. まちブログ. 千代田区観光協会. 2017年10月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年3月6日閲覧。
  3. ^ 万惣本店M2階フルーツパーラー”. 2012年3月7日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年3月7日閲覧。
  4. ^ “「新丸の内ビルディング」商業ゾーン出店店舗について” (プレスリリース), 三菱地所, (2007年1月16日), https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec070116-5.pdf 2020年5月3日閲覧。 
  5. ^ 東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例”. 東京都耐震ポータルサイト. 2020年5月3日閲覧。
  6. ^ 休業のお知らせ” (2012年3月). 2012年6月17日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年4月4日閲覧。
  7. ^ 万惣”. 千代田区観光協会. 2013年10月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年3月6日閲覧。
  8. ^ 万惣本店が閉店へ”. 秋葉原ニュースNet (2012年3月5日). 2016年10月15日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年10月4日閲覧。
  9. ^ (仮称)神田MSビル新築工事”. 建設工事標識設置情報 首都圏版. 建設データバンク. 2020年5月3日閲覧。
  10. ^ ドーミーイン神田Premium”. アトリエ・リガ・テ都市建築計画. 2020年5月3日閲覧。
  11. ^ ドーミーイン PREMIUM神田
  12. ^ セブンイレブン 神田須田町中央通り店

関連項目[編集]

  • 池波正太郎 - 著書「むかしの味」に万惣フルーツパーラーが登場する。

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度41分43.7秒 東経139度46分14.3秒