ヴォルフガング・リーム

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ヴォルフガング・リームWolfgang Rihm, 1952年3月13日 - )は、ドイツカールスルーエ生まれの現代音楽作曲家

略歴[編集]

ケルンにて。2007年撮影

高校を卒業する以前から、地元のカールスルーエ音楽大学オイゲン・ウェルナー・フェルテに作曲と理論を師事。1963年に最初の作曲。この頃から頻繁にダルムシュタット夏季現代音楽講習会ドナウエッシンゲン音楽祭に通うようになる。1973年にはケルン音楽大学カールハインツ・シュトックハウゼンに師事するが一年余りで離れ、1974年からフライブルク音楽大学クラウス・フーバーに師事。

これら師事した作曲家の他に、ヘルムート・ラッヘンマンモートン・フェルドマンルイジ・ノーノなどを手本とし、本人の指向は多種多様である。この頃までに10回余りの作曲コンクールに入賞、程なくして母校のカールスルーエ音楽大学で教え始め、まもなく教授に就任。クラーニヒシュタイン音楽賞ピアノトリオ「見えざる情景」で受賞した後は、ドイツ国内からの委嘱が殺到し、これに全て答えるという離れ業を披露した。

クラウディオ・アバドが第一回ウィーン・モデルンにおいて、ノーノやジェルジ・リゲティと並んでリームをテーマ作曲家の一人に選び、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で新作を初演した。その後、アバドの伝手でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団コンポーザー・イン・レジデンスに就任した。現在はドイツ国内のみならず、世界中の楽団からの委嘱を受けている。創作ペースは若い時ほどではないが、それでもかなりの数が一年に書き下ろされている。

作風[編集]

総論[編集]

多作家[1]。1966年の「ト調の弦楽四重奏曲」[2]から数えて2016年初頭までに383曲[3]+11曲[4]の合計394曲以上とされる。[5]その殆どが楽器や歌と始めとする生楽器のための音楽であり、純粋な電子音楽は存在しない。これは数十分を要する作品も一曲と数えられているため、書かれた楽譜の総ページ数は膨大である。インストラクションを必要とする特殊奏法には殆ど興味を示さないので、使われることは非常に稀である。が、コントラバス・チューバコントラバス・クラリネット[6]などの珍しい楽器を使用したり、非常に珍しい楽器の組み合わせ[7]を用いることもある。

多くの作品は極めて即興的に作られるので早書きになり、最短で一週間に一曲のペースと言われている。1980年代中庸まではほとんど推敲なしに書き上げていた。あまりの多作のためLPのリリースがとても間に合わなかった。さらに、ウニヴェルザール出版社からの楽譜出版を重視する方向であったため、全盛期と称される1980年代中葉に主要音源が入手しにくいという事態に発展した[8]。名声が上がってからは、アンネ・ゾフィ・ムターのような名演奏家にも取り上げられて、人気がさらに向上した。現在は室内楽の国際コンクールの課題曲にも、コンクール向けに難易度を落とすことなく採用されている。

多くの管弦楽曲は金管楽器を増強した編成が膨大である。演奏時間も単一楽章なのに思い切り長く感じられ、スケールの大きさで勝負する作曲家はヨーロッパでも極めて稀な例である。特に管打楽器奏者と声楽家への負担は非常に大きい[9]とされる。リームはその読書経験から、古今の文学への言及もプログラムノートやインタヴューで非常に多く、この姿勢もドイツ語圏の多くの聴衆をひきつける要因になっている。しかし、「ドイツ語圏ならでは」の魅力に訴えるために、ドイツ語圏を離れると賛否がたちまち割れる点はデビュー時から変わっていない。

リームのCDは様々なレーベルから出されているが、特に入念さが伝わるのは独ヘンスラー社・ネオス社である。初期から最近作まで網羅されている。近年は「推敲のたびに進化する」作品も見られる。

1970年代の作風[編集]

1974年ドナウエッシンゲン音楽祭は「弦楽四重奏とオーケストラのためのSektor IV aus Morphonie(1972/1973)」の初演後、阿鼻叫喚の大騒動[10]に発展した。ポスト・セリエルによる抽象性が支配的だったドイツの楽壇から、和声と旋律による具象性を極端に強調した音楽性に、聴衆の多くが反発したのである。デビュー当初は「新ロマン主義」や「新しい単純性」などといわれていたが、結局のところ、彼の作風をカテゴライズすることは、不可能である。「電子音楽オーディオ・アートを一切作らない作曲家」ということしか出来ない。

この当時は調性引用が、頻繁に用いられた。引用の元はベートーヴェンシューベルトのようなものから、マーラーシェーンベルクなどの現代作曲家にまで渡っている。非常に保守的な音の重ね方の中に斬新な側面もあり、一貫して強弱の対比が極端に大きく、その中間のメゾフォルテやメゾピアノは殆ど見られない。交響曲第二番(1975)では、冒頭に古典的なロングトーンを提示したかと思うと、沈黙後にオクターブを含んだ和音で咆哮するという大胆な音響構成が、前衛の常識を全く超えていた。

「弦楽四重奏曲第3番”奥底にて”(1973)」では21歳の若さでベートーヴェンから初期シェーンベルクにいたるイディオムを縦横に組み合わせ、ラストのヴァイオリンソロの旋律がすべてを解決する新ロマン主義ならではの傑作として、再演が重ねられた秀作である。「見えざる風景」でも従来の前衛世代が忌避したピアノ三重奏曲という編成に挑み、古今のドイツ語圏の作曲家のモチーフが混ぜ合わされている。このような混合を後日「意味が無かった」と否定したが、オクターブ協和音程をふんだんに含んだ充実した楽想は、リーム作品の核と言える。

このころはブライトコップフ・ウント・ヘルテル出版社と契約し、作品番号も付されていた。のち、ウニヴェルザール出版社へ移籍したのは前述のとおりである。

1984年以後の作風[編集]

巨大な「弦楽四重奏曲第6番”青色本”(1984)」の完成後、率直な引用や調性を含むパッセージの使用を嫌い、ヘルムート・ラッヘンマンフォルカー・ハインらの試みに似た騒音的効果への執着が顕著になる。弦楽四重奏曲第八番は「紙を破く」、「紙をくしゃくしゃにする」、「全員が弓でパート譜の上にCon Amoreと書く」という指定がなされており、聴衆はその書かれた文字を「音で聴く」。「暗号」と題された一連の連作では、無作為に打たれ続ける単音のみで音楽が演奏され、70年代に目指した具象性からは遠ざかる結果となった。この傾向は音楽劇「メキシコの征服」で頂点を迎える。

1990年代以後はシューマンの後期に見られた過剰な反復を狭い音程内で積極的に導入するようになり、時にはコル・レーニョのように本来散発的に使われるはずの特殊奏法が数分以上続く「弦楽四重奏曲第10番(1993/1997)」のように聞き苦しい結果となる。また、PPに徹し続けた薄い密度が曲全体を覆う、細い単音のみの提示など、ライトな作風も使い分けることができている。「マルシャス」・「名づけざる物IV(2002-2003)」のように従来の作風の延長線上の作品も多いが、年をとってからは全体的にテンションの増減が小さくなりつつある。「細片8」の曲尾や「弦楽四重奏曲第12番」の冒頭で見られる、すすけた渋い音色の引き伸ばしも目立っており、枯れた味わいへの移行も見られる。

2000年代後半以降の作風[編集]

今まで速筆で多作であった彼が、一つの作品に時間を掛けて取り組むことが多くなった。数年以上にまたがって作品が書かれていることもある。静的な佇まいとは言えるものの、叙情性はゼロという晦渋さは放棄しておらず、数十分にわたる持続を書ききる体力は健在である。「セラフィン協奏曲(2008)」も冒頭は比較的2台のピアノから速めの音型が飛び出すものの、中間部は楽器のソロの長い持続で持たせる箇所が急増する。表現主義的なダブルリードのメロディーはそれほど新しくないが、スラップを中心とした衝撃音が毎度絡まっているため、依然として耳への負担は大きい。tacetも目だって増えた。健康の悪化が激しく、2009年のシュトゥットガルトバッハ・アカデミー委嘱作品は入院の為、一回キャンセルされた。

健康状態が回復してからは創作ペースは元に戻っており、2010年にオペラDionysosを完成させるなど、創作意欲は衰えを感じさせない。2013年は彼にしては珍しく旧作の「ヤーコプ・レンツ」が再演された。[11]演奏予定を見ると、旧作の再演出から新作まで幅広く演奏されており、ドイツ語圏以外の上演ももはや珍しくなく国際的な重鎮として2016年のいまもなお健在である。

教育[編集]

1970年代から作曲を教えており、近年は審査員活動や後進への賞の授与などで頻繁に名がみられ、国際的に成功した弟子にはヨルク・ヴィトマンダーフィト・フィリップ・ヘフティマートン・イレシュレベッカ・サンダースらが含まれる。

主要作品[編集]

  • オーケストラのための「離接輪郭」(1974)
  • オーケストラのための「副次輪郭」(1975)
  • ヴァイオリンとオーケストラのための「迫る光(パウル・ツェラン追悼)」(1975/1976)
  • ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロのための「三つの弦楽器の為の音楽」(1977)
  • ソプラノ・バリトン独唱と合唱とオーケストラのための「交響曲第三番」(1977)
  • オペラ「ヤーコプ・レンツ」(1978)
  • 「弦楽四重奏曲第4番」(1981)アルバン・ベルク弦楽四重奏団のための
  • 「弦楽四重奏曲第6番青色本」(1984)メロス弦楽四重奏団のための[12]
  • 独唱者群・少年合唱・語り手・発話合唱・混声合唱・オルガン・大管弦楽の為のオラトリオ「これ」(1984)
  • オペラ「ハムレットマシーネ」(1986)
  • オーケストラのための「音の記述 I‐III」(1987)
  • オペラ「エディプス王」(1987)
  • オペラ「メキシコの征服」(1989)
  • 大アンサンブルのための「狩り立てられた形式」(1995-2002)
  • 室内オペラ「セラフィン」(1996)
  • 声楽とオーケストラのための「ルカ受難曲」(1999/2000)
  • オーケストラのための「大河交響曲へ向かってI-IV」(2000)
  • アコーディオンと弦楽四重奏のための「細片 1-8」(1999-2004)
  • 24人のアンサンブルのための「狩り立てられたものと形作られたもの」(1995-2001/2007/2008)
  • 室内アンサンブルのための「コンチェルト・セラフィン」(2006-2008)
  • ホルンとオーケストラのための「ホルン協奏曲」(2013/2014)
  • ピアノとオーケストラのための「ピアノとともに?もちろんだとも!」(2013/2015)

受賞歴[編集]

  • 1974 Kompositionspreis der Stadt Stuttgart (für Morphonie; zusammen mit Horst Lohse, Ulrich Stranz und Manfred Trojahn)
  • 1976 Förderpreis der Stadt Mannheim (zusammen mit Martin Christoph Redel)
  • 1978 Berliner Kunstpreis-Stipendium; Kranichsteiner Musikpreis; Förderpreis zum Reinhold-Schneider-Preis der Stadt Freiburg
  • 1979 Stipendium der Stadt Hamburg
  • 1979/80 Stipendiat der Villa Massimo in Rom
  • 1981 Beethoven-Preis der Stadt Bonn
  • 1983 Stipendiat der Cité Internationale des Arts Paris
  • 1986 Rolf Liebermann-Preis (für Die Hamletmaschine)
  • 1989 Bundesverdienstkreuz
  • 1991 Festredner bei der Eröffnung der Salzburger Festspiele; Musikpreis der Stadt Duisburg; Mitglied der Bayerischen Akademie der Schönen Künste, der Akademie der Künste (Berlin) und der Freien Akademie der Künste Mannheim
  • 1996 Mitglied der Deutschen Akademie für Sprache und Dichtung Darmstadt; Preis der Christoph-und-Stephan-Kaske-Stiftung (zusammen mit seinen Schülern)
  • 1997 Prix de Composition Musical de la Fondation Prince Pierre de Monaco; Composer in Residence bei den Internationalen Musikfestwochen Luzern und bei den Berliner Philharmonikern
  • 1998 Jacob-Burckhardt-Preis der Johann Wolfgang von Goethe-Stiftung Basel; Ehrendoktorwürde der Freien Universität Berlin
  • 1999 Bach-Preis der Freien und Hansestadt Hamburg
  • 2000 Royal Philharmonic Society Music Award (für Jagden und Formen); Mitglied der Freien Akademie der Künste Hamburg; Ehrensenator der Hochschule für Musik „Hanns Eisler“ Berlin; Composer in residence bei den Salzburger Festspielen und beim Festival Musica in Straßburg
  • 2001 Officier dans l’Ordre des Arts et des Lettres
  • 2003 Ernst von Siemens Musikpreis (verliehen am 22. Mai im Münchner Cuvilliés-Theater)
  • 2003 (7. November) Eintrag ins Goldene Buch der Stadt Karlsruhe
  • 2004 (8. Mai) Verdienstmedaille des Landes Baden-Württemberg
  • 2010 Leone d'oro (Biennale in Venedig)
  • 2011 Großes Bundesverdienstkreuz
  • 2012 Orden Pour le Mérite für Wissenschaften und Künste
  • 2013 Capell-Compositeur der Staatskapelle Dresden
  • 2014 Robert Schumann-Preis für Dichtung und Musik der Akademie der Wissenschaften und der Literatur Mainz
  • 2014 Großes Bundesverdienstkreuz mit Stern
  • 2014 Bayerischer Maximiliansorden für Wissenschaft und Kunst
  • 2015 Grawemeyer Award for music composition

備考[編集]

  • ドイツの同姓の作曲家に、カールスルーエ音楽大学の音楽理論の教授で人智学作曲家ペーター=ミヒャエル・リーム(Peter-Michael Riehm, 1947年 - )とフランクフルト音楽大学で作曲と音楽理論を教えていたロルフ・リームRolf Riehm, 1937年 - )がいる。
  • 現代音楽特有の修練を経ずに演奏しやすいということで、オペラから独奏曲までいくつかの作品はデビュー当時から日本でも演奏されている。日本初紹介は松平頼暁「現代音楽のパサージュ」にピアノ曲第五番「墓」の譜例の掲載。ピアノ曲も全曲の日本初演がすでに済んだ。NHK-FMでも現代音楽枠でもない時間帯に放送されることの多い作曲家である。2012年には東京藝術大学で生誕60周年コンサートが開かれ、いくつかの作品が日本初演された。ただし、本人の来日は作曲の多忙さを反映してか、さほど多くない。
  • 公式サイトには全作品リストが開示されているが、その中からこぼれている習作風の作品群も実はある。2016年までに、開示できるレヴェルの1960年代の作品のみ複数作入手可能になっている。

脚注[編集]

  1. ^ 彼より多作な作曲家は珍しくないが、彼らのほとんどは「未初演」作品ばかりである。初演済み・出版済みの作品がこれだけ並ぶのはたいへんに稀な例。
  2. ^ 初演され、なおかつ出版された作品のなかでは、これが一番最初。
  3. ^ 注:UNIVERSAL EDITION2016年1月調べ
  4. ^ 注:Breitkopf und Haertel2016年1月調べ
  5. ^ ウニヴェルザール出版社はすでに400作を超えたと明言。
  6. ^ Jagden und Formenの編成
  7. ^ コンチェルト・セラフィンの編成
  8. ^ これは1990年代にCD時代になっていくらかは解消した。
  9. ^ シュトックハウゼン音楽論集のココシュカ氏へのインタビューには「書かれた割には聴こえない」とあり
  10. ^ CDレーベル・ヘンスラー社リリースのライナーノーツから
  11. ^ スケジュール
  12. ^ 世界初演はアルディッティ弦楽四重奏団

参考文献[編集]

  • ブライトコプフ出版社のカタログ。
  • ウニヴェルザール出版社のカタログ、ただし、ブライトコップフ時代の作品は未掲載。
  • 公式サイト内の文章。

関連文献[編集]

  • Antonio Baldassarre (Hrsg.): Gegen die diktierte Aktualität – Wolfgang Rihm und die Schweiz. Für Wolfgang Rihm zum 60. Geburtstag. Hollitzer, Wien 2012, ISBN 978-3-99012-081-1.
  • Joachim Brügge: Wolfgang Rihms Streichquartette. Pfau, Saarbrücken 2004 (mit Bibliographie).
  • Nicolas Darbon: Wolfgang Rihm et la Nouvelle Simplicité. Éditions Millénaire III, 2008, ISBN 978-2-911906-17-6.
  • Wolfgang Hofer (Hrsg.): Ausdruck – Zugriff – Differenzen. Der Komponist Wolfgang Rihm. Symposion, 14. und 15. September 2002, Alte Oper Frankfurt am Main. Schott, Mainz 2003, ISBN 3-7957-0483-9 (Edition Neue Zeitschrift für Musik).
  • Beate Kutschke: Wildes Denken in der Neuen Musik. Die Idee vom Ende der Geschichte bei Theodor W. Adorno und Wolfgang Rihm. Königshausen & Neumann, 2002.
  • Dieter Rexroth (Hrsg.): Der Komponist Wolfgang Rihm. Schott, Mainz 1985, ISBN 3-7957-2460-0.
  • Ulrich Tadday (Hrsg.): Musik-Konzepte: Sonderband Wolfgang Rihm (Beiträge von Josef Häusler, Jürg Stenzl, Nike Wagner, Siegfried Mauser, Wilhelm Killmayer, Ulrich Dibelius, Rudolf Frisius, Dieter Rexroth, Thomas Schäfer, Joachim Brügge, Reinhold Brinkmann, Ivanka Stoianova). München 2004, ISBN 3-88377-782-X.
  • Reinhold Urmetzer: Wolfgang Rihm. Patricia Schwarz, Stuttgart 1988, ISBN 3-925911-18-9.
  • Reinhold Brinkmann: Vom Pfeifen und von alten Dampfmaschinen. Aufsätze zur Musik von Beethoven bis Rihm. Paul Zsolnay Verlag, Wien 2006.
  • Achim Heidenreich: Zum Begriff Chaos und Zufall im Musikdenken von Wolfgang Rihm. In: Karl-Josef Müller (Hrsg.): Chaos und Zufall. Mainz 1994, S. 87–99.
  • Ders.: Ein Rhythmus im Alltäglichen. Wolfgang Rihm in Darmstadt. In: Rudolf Stephan, Lothar Knessl, Otto Tomek, Klaus Trapp, Christopher Fox (Hrsg.): Von Kranichstein zur Gegenwart. 50 Jahre Darmstädter Ferien-Kurse für Neue Musik. Darmstadt 1996, S. 487–493.
  • Ulrich Mosch: Das Werk Wolfgang Rihms im Kontext der musikalischen Tradition. In: J. P. Hiekel et al. (Hrsg.): Musik inszeniert. Schott Verlag, Mainz 2006 (Veröffentlichungen des Instituts fur Neue Musik und Musikerziehung Darmstadt, 46), S. 111–125.
  • Carole Nielinger-Vakil: Quiet Revolutions. Hölderlin Fragments by Luigi Nono and Wolfgang Rihm. In: Music & Letters, Vol. 81, 2 (2000), S. 245–274.
  • Dörte Schmidt: Lenz im zeitgenössischen Musiktheater. Literaturoper als kompositorisches Projekt bei Bernd Alois Zimmermann, Friedrich Goldmann, Wolfgang Rihm und Michèle Reverdy. Metzler, Stuttgart und Weimar 1997, ISBN 3-476-00932-7.
  • Alastair Williams: Voices of the Other. Wolfgang Rihm’s Music Drama “Die Eroberung von Mexico”. In: Journal of the Royal Musical Association, 129, 2 (2004), S. 240–271.
  • Wolfgang Rihm: Offene Enden. ハンザー出版社, München und Wien 2002
  • Wolfgang Rihm: Laudatio auf Pierre Boulez. In: Musik-Konzepte 89/90. Hrsg. von Heinz-Klaus Metzger und Rainer Riehn. テクストプラスクリティック出版社. S. 7–15. ISBN 3-88377-506-1

外部リンク[編集]