レッドチップ

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レッドチップ(red chip)とは、香港証券取引所に上場している会社の株式銘柄のうち、中国本土の中央政府出資の中央企業もしくは地方政府出資の国有企業経営参加し、かつ出資金の30%以上を出資し、中国本土以外の地(香港マカオ台湾)もしくは外国を登記地としている会社の株式銘柄である。

あくまでも香港証券取引所の株式銘柄であり、上場会社は香港証券取引所の上場基準を満たさなければならない。また上場会社は香港証券取引所規則を遵守しなければならない。登記地の法律会計制度が適用される。取引通貨は香港ドル(一部の銘柄は人民元)である。海外の個人投資家も取引に参加できる。

なお、香港証券取引所の取引銘柄のうち、中国本土を登記地とする会社の株式銘柄をH株と呼んでいる。

上海市場や深圳市場といった本土の株式市場において、海外の個人投資家も取引に参加が可能で米ドル建てで取引されるB株も存在するが、人民元建てで取引されるA株と比べて上場銘柄数がとても少ない。

米国の証券取引所で取引される優良銘柄をブルーチップと呼ぶことをもじり、中国共産党のシンボルカラーが赤であることから、香港証券取引所で取引される銘柄のうち中国中央政府や中国地方政府の影響が強く安全性が高いとされる銘柄をレッドチップと呼ぶようになった。

歴史[編集]

80年代に中国本土の資本による香港企業の買収が活発に行われるようになり、それに連れてレッドチップ株の上場数、時価総額および取引額も上昇した。90年代は情報通信エレクトロニクスの有力企業の上場が相次いだ。2000年代になるとインフラ関連の有力企業が上場するようになる。レッドチップ株銘柄の代表指数であるレッドチップ指数は2000年代に順調に増加し7,000ポイント直前まで上昇したが、2007年のサブプライム住宅ローン危機を発端とする世界金融危機で急激に下降し、その後は4,000ポイント台を挟んで一進一退している。

レッドチップ指数[編集]

レッドチップ指数Hang Seng China-Affiliated Corporations Index、HSCCI恒生香港中資企業指数)は、香港証券取引所に上場するレッドチップ銘柄のうち、流動性の高い25銘柄を採用して計算される株価指数

レッドチップ指数構成銘柄[編集]

以上25社、2017年7月28日現在。